本小論では, 1999年3月に始まり, 現在も継続しているドイツのブロックハウスギムナジウム生徒と大阪教育大学教育学部附属平野中学校生徒の間で行われた, Eメイル交換をとおした異文化間学習(日本‐ドイツ‐Eメイルプロジェクト)の成果と今後の課題を述べる。本プロジェクトの教育学的コンセプトと異文化間学習の手段としてのEメイルの特有性については, 昨年度の紀要に発表した。本小論では, 上記の論文の継続として, 日本‐ドイツ‐Eメイルプロジェクトの3年間の成果と現在なお進行している本プロジェクトの課題について論述する。ここでの論述は, ①異文化間教育と国際理解教育の教育学的コンセプトの相違, ②両国生徒たちのメイル内容の分析, ③異文化間教育実践のさらなる課題を明らかにすることを中心としている。なお最後に, 2001年度の本プロジェクトを担当した, 大阪教育大学教育学部附属平野中学校の英語科教諭納田亨子氏の見解を「付録」として揚げている。In this paper I state results and tasks of Japan and Germany e-mail project that aims at intercultural learning through e-mail exchanges for three years. This project has been implemented by students in Hirano junior high school attached to Osaka Kyoiku University and students in Brockhaus-SchuleGymnagium in Germany from March...
学習者は各自の環境と相互作用を行いながら学んでいるという事実があるのにも関わらず,教師は教室外での学習者と環境の相互作用についてはあまり注意を払ってこなかったことが指摘され(浜田2004b),研究が始...
本稿では、まずポーランドにおける日本語教育の歴史と現状を紹介する。日本学の独自の伝統がある一方で、日本語教育関係機関同士は、地理的その他の要因によってまとまりにくい点があることを指摘する。次に、国際交...
日本とドイツで視覚障害者がガイドヘルプ(移動支援)を受けている実情を調査するために、視覚障害者に対してアンケートを行い、ガイドヘルプを受けたときの良い経験と悪い経験について調査・比較した。アンケートの...
本小論のテーマにある日本の中学生とドイツギムナジウムの生徒間のEメイル交換を中心的活動とするこのプロジェクトは, 異文化間教育と協同学習とメディア教育の接点に存在する。このプロジェクトでは, 異文化間...
学校教育現場のグローバル化、多文化化に対応するため、国際的な視点を持った教員の養成は教員養成大学にとって重要な課題であるが、実際には学生の内向き気質と異文化経験の不足、異文化理解教育の現場体験に対する...
本稿では、異文化交流プログラムを企画し、日本と韓国の学生における国際交流会を開催した成果について報告する。その成果として、次のことがあげられる。①「日本食の試食」「伝統民謡の歌・踊り」等、催し物を通し...
本文将日本跨文化交际研究三十余年的历史划分为四个时期,在总体把握其研究动向、特点及问题的同时,探讨今后研究的课题与可能性。所谓四个时期即引进期、摸索期、发展期和新时期。我们的结论是,日本的跨文化交际研...
日本人または日本人学生と留学生に教育的な交流の場を提供し,参加者相互の異文化理解を促進する教育実践がさまざまな形で行われているが,その意義と効果を明らかにする実証的な研究の蓄積は少ないことが指摘されて...
グローバル人材育成の一環として,日本人大学生の海外留学を促進させるべく多くの留学プログラムが高等教育機関では提供されている。しかし,国内での国際交流も,グローバル人材育成において重要な役割を担っている...
本稿は、2014 年8 月から12 月の間に実施した留学生および日本人学生間の言語交換の実践報告である。言語交換後に提出された感想文およびやり取りの録音データの分析から、言語交換を通して生の言語使用...
日本企業の海外生産で直面する「現地化」問題の範囲は広く,複雑で重層的な構造を持っている。本稿では,進出企業自身にもよく理解されていない「海外拠点現地化」の成功要因・阻害要因を考察し,「真の現地化」を実...
内なる国際化の進む日本において, 国際理解教育は海外の国々の異文化理解だけではなく, 日本に居住する外国人に対する理解を促す教育として, その重要性が増している。本稿は, ドイツで試みられている異文化...
本稿は「大学国際化に寄与する留学生受け入れ」の課題に関する一考察である。留学生関係者の努力にも関わらず、理念上は「大学の活性化に繋がる」として受け入れている留学生の存在が、国際化を促進しているという認...
本研究の目的は,日本に在住する留学生が用いた交渉スタイルと日本人学生が用いた交渉スタイルを比較・分析し,その相違と理由を解明することである。日本のある大学で行われたこの究は,日本人学生,インドネシア人...
在日短期留学生と日本人学生の混合クラスで試みられた、異文化間ソーシャルスキルの学習セッションについて報告する。行動療法の背景的理論である学習理論に基づき、留学生が日本で必要となるソーシャルスキルを、小...
学習者は各自の環境と相互作用を行いながら学んでいるという事実があるのにも関わらず,教師は教室外での学習者と環境の相互作用についてはあまり注意を払ってこなかったことが指摘され(浜田2004b),研究が始...
本稿では、まずポーランドにおける日本語教育の歴史と現状を紹介する。日本学の独自の伝統がある一方で、日本語教育関係機関同士は、地理的その他の要因によってまとまりにくい点があることを指摘する。次に、国際交...
日本とドイツで視覚障害者がガイドヘルプ(移動支援)を受けている実情を調査するために、視覚障害者に対してアンケートを行い、ガイドヘルプを受けたときの良い経験と悪い経験について調査・比較した。アンケートの...
本小論のテーマにある日本の中学生とドイツギムナジウムの生徒間のEメイル交換を中心的活動とするこのプロジェクトは, 異文化間教育と協同学習とメディア教育の接点に存在する。このプロジェクトでは, 異文化間...
学校教育現場のグローバル化、多文化化に対応するため、国際的な視点を持った教員の養成は教員養成大学にとって重要な課題であるが、実際には学生の内向き気質と異文化経験の不足、異文化理解教育の現場体験に対する...
本稿では、異文化交流プログラムを企画し、日本と韓国の学生における国際交流会を開催した成果について報告する。その成果として、次のことがあげられる。①「日本食の試食」「伝統民謡の歌・踊り」等、催し物を通し...
本文将日本跨文化交际研究三十余年的历史划分为四个时期,在总体把握其研究动向、特点及问题的同时,探讨今后研究的课题与可能性。所谓四个时期即引进期、摸索期、发展期和新时期。我们的结论是,日本的跨文化交际研...
日本人または日本人学生と留学生に教育的な交流の場を提供し,参加者相互の異文化理解を促進する教育実践がさまざまな形で行われているが,その意義と効果を明らかにする実証的な研究の蓄積は少ないことが指摘されて...
グローバル人材育成の一環として,日本人大学生の海外留学を促進させるべく多くの留学プログラムが高等教育機関では提供されている。しかし,国内での国際交流も,グローバル人材育成において重要な役割を担っている...
本稿は、2014 年8 月から12 月の間に実施した留学生および日本人学生間の言語交換の実践報告である。言語交換後に提出された感想文およびやり取りの録音データの分析から、言語交換を通して生の言語使用...
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内なる国際化の進む日本において, 国際理解教育は海外の国々の異文化理解だけではなく, 日本に居住する外国人に対する理解を促す教育として, その重要性が増している。本稿は, ドイツで試みられている異文化...
本稿は「大学国際化に寄与する留学生受け入れ」の課題に関する一考察である。留学生関係者の努力にも関わらず、理念上は「大学の活性化に繋がる」として受け入れている留学生の存在が、国際化を促進しているという認...
本研究の目的は,日本に在住する留学生が用いた交渉スタイルと日本人学生が用いた交渉スタイルを比較・分析し,その相違と理由を解明することである。日本のある大学で行われたこの究は,日本人学生,インドネシア人...
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学習者は各自の環境と相互作用を行いながら学んでいるという事実があるのにも関わらず,教師は教室外での学習者と環境の相互作用についてはあまり注意を払ってこなかったことが指摘され(浜田2004b),研究が始...
本稿では、まずポーランドにおける日本語教育の歴史と現状を紹介する。日本学の独自の伝統がある一方で、日本語教育関係機関同士は、地理的その他の要因によってまとまりにくい点があることを指摘する。次に、国際交...
日本とドイツで視覚障害者がガイドヘルプ(移動支援)を受けている実情を調査するために、視覚障害者に対してアンケートを行い、ガイドヘルプを受けたときの良い経験と悪い経験について調査・比較した。アンケートの...