昭和39年6月16日の新潟地震の余震観測のため,北海道大学,東北大学,地震研究所,気象庁より,それぞれ,2乃至4の臨時観測班が送られた.これらの観測班により得られた観測資料を総合して,震源の決定が行われた.P波の到達時刻のみを用いるときは,適当な解が得られないか,または誤差が著るしく大きくなる場合が少くないので,P波及びS波の到達時刻を併用して,約400個の余震の震源が求められた.半数は,誤差が,発震時で0.4秒,震央位置で約2km,深さで3.5km以内である.余震域は,N30E-S30W方向に長軸をもち,長径約100km,短径約50kmの楕円形の地域で,本震はほぼその中央に位置する.震源の深さは,大部分10~22kmの範囲に集中している.P波の速度,P波とS波との速度比も求められた.この地域で,平均して,P波の速度は5.8km/s,P波とS波との速度比は1.70である
地震予知との関連で,近年,古地震研究の重要性が広く世界的に認められるようになってきた.わが国では古地震史料の収集・整理,それに基く研究の歴史は古く,その成果は輝かしいものである.それはほとんど日本語で...
Local migration of the seismic activity before and after the great Sanriku earthquake of March 3, 19...
A precise level net covering the folded area of about 10×20 km2 near Ojiya, Niigata Prefecture, Nort...
1964年6月の新潟地震の余震の震源決定を扱った前論文〔KAYANO(1968)〕において,1)P波の発現時刻のみを用いて,2)P波およびS波の発現時刻を用いて,発震時,震央位置および震源の深さ等の決...
1.関東大地震のときに東京近在の20箇所の験潮記録を用いて,三宅坂の水準原点が約90mm下つたことを結論した.その値は翌月陸地測量部から発表された86mmとよく一致した.そのときと同様の方法で震源から...
昭和18年9月10日夕刻鳥取市及びその附近に大きな災害をもたらした大地震に際しては顕著な地震断層が発現したのでこの断層の追跡,断層面の動きについての精密測定,地電流変化の測定,精密水準測量等興味ある観...
1968年5月,三陸沖の微小地震活動を調べる目的をもつて三陸沖にて海底地震観測を行つていたところ,偶々1968年十勝沖地震(M=7.9)と称せられる地震が発生し,海底地震計はその本震の前数日間の前震現...
近年本邦およびその附近に発生した主な地震に伴つた余震の頻度曲線,とくに頻度の時間的減哀の度合についてやや統一的に調べた.まず本震後1日から約100日までの期間の頻度曲線については,顕著な余震群35のう...
日本海側に発生した元禄7年(1694)能代地震・宝永元年(1704)岩館地震・寛政4年(1793)鯵ケ沢地震および文化7年(1810)男鹿地震について,新史料を加えた震度分布図を示し,地震の規模を検討...
淺い地震を稍々遠い所で觀測した結果に基いて震源の深さを求めようとする場合,表面の低速度層の影響が大きいということを考察した.次に發震時を用いて最小自乘法によつて震央の決定を行つた.第一の地震については...
前記共同觀測の後をうけて,筆者等は今市,日光,落合の三觀測所を3月下旬まで維持したが,その結果によると,餘震は依然,共同觀測期間中と同一の地域内に發生している模様である.觀測所のうち,今市のそれは引続...
1961年8月19日岐阜,福井,石川3県境界付近に発生した北美浜地震にともなう余震群を,本震震央南南西30kmの岐阜県郡上郡八幡町において8月27日より約1ケ月間磁気テープ記録による多成分観測装置によ...
Old seismological data were used to re-evaluate the Great Kanto Earthquake of September 1, 1923. On ...
海底変動によつて発生する津波の振幅は,海底変動の垂直変位と,変動の速度に依存する.若し変動速度に対する振幅応答の特性が異つた場所があるならば,変動模型を仮定した数値実験の結果と,実際の観測値とを比較す...
1949年12月26日の今市地震後,1950年1月15日より約7ケ月間,その震央附近の鶏鳴鉱山において水品管土地仲縮計および水管傾斜計による觀測を行つた.測定器類は油壼,松山および福井地震の際坂東島に...
地震予知との関連で,近年,古地震研究の重要性が広く世界的に認められるようになってきた.わが国では古地震史料の収集・整理,それに基く研究の歴史は古く,その成果は輝かしいものである.それはほとんど日本語で...
Local migration of the seismic activity before and after the great Sanriku earthquake of March 3, 19...
A precise level net covering the folded area of about 10×20 km2 near Ojiya, Niigata Prefecture, Nort...
1964年6月の新潟地震の余震の震源決定を扱った前論文〔KAYANO(1968)〕において,1)P波の発現時刻のみを用いて,2)P波およびS波の発現時刻を用いて,発震時,震央位置および震源の深さ等の決...
1.関東大地震のときに東京近在の20箇所の験潮記録を用いて,三宅坂の水準原点が約90mm下つたことを結論した.その値は翌月陸地測量部から発表された86mmとよく一致した.そのときと同様の方法で震源から...
昭和18年9月10日夕刻鳥取市及びその附近に大きな災害をもたらした大地震に際しては顕著な地震断層が発現したのでこの断層の追跡,断層面の動きについての精密測定,地電流変化の測定,精密水準測量等興味ある観...
1968年5月,三陸沖の微小地震活動を調べる目的をもつて三陸沖にて海底地震観測を行つていたところ,偶々1968年十勝沖地震(M=7.9)と称せられる地震が発生し,海底地震計はその本震の前数日間の前震現...
近年本邦およびその附近に発生した主な地震に伴つた余震の頻度曲線,とくに頻度の時間的減哀の度合についてやや統一的に調べた.まず本震後1日から約100日までの期間の頻度曲線については,顕著な余震群35のう...
日本海側に発生した元禄7年(1694)能代地震・宝永元年(1704)岩館地震・寛政4年(1793)鯵ケ沢地震および文化7年(1810)男鹿地震について,新史料を加えた震度分布図を示し,地震の規模を検討...
淺い地震を稍々遠い所で觀測した結果に基いて震源の深さを求めようとする場合,表面の低速度層の影響が大きいということを考察した.次に發震時を用いて最小自乘法によつて震央の決定を行つた.第一の地震については...
前記共同觀測の後をうけて,筆者等は今市,日光,落合の三觀測所を3月下旬まで維持したが,その結果によると,餘震は依然,共同觀測期間中と同一の地域内に發生している模様である.觀測所のうち,今市のそれは引続...
1961年8月19日岐阜,福井,石川3県境界付近に発生した北美浜地震にともなう余震群を,本震震央南南西30kmの岐阜県郡上郡八幡町において8月27日より約1ケ月間磁気テープ記録による多成分観測装置によ...
Old seismological data were used to re-evaluate the Great Kanto Earthquake of September 1, 1923. On ...
海底変動によつて発生する津波の振幅は,海底変動の垂直変位と,変動の速度に依存する.若し変動速度に対する振幅応答の特性が異つた場所があるならば,変動模型を仮定した数値実験の結果と,実際の観測値とを比較す...
1949年12月26日の今市地震後,1950年1月15日より約7ケ月間,その震央附近の鶏鳴鉱山において水品管土地仲縮計および水管傾斜計による觀測を行つた.測定器類は油壼,松山および福井地震の際坂東島に...
地震予知との関連で,近年,古地震研究の重要性が広く世界的に認められるようになってきた.わが国では古地震史料の収集・整理,それに基く研究の歴史は古く,その成果は輝かしいものである.それはほとんど日本語で...
Local migration of the seismic activity before and after the great Sanriku earthquake of March 3, 19...
A precise level net covering the folded area of about 10×20 km2 near Ojiya, Niigata Prefecture, Nort...