前記共同觀測の後をうけて,筆者等は今市,日光,落合の三觀測所を3月下旬まで維持したが,その結果によると,餘震は依然,共同觀測期間中と同一の地域内に發生している模様である.觀測所のうち,今市のそれは引続き現在まで觀測を行つており,餘震活動が次第に減衰してゆく状況を見ることができる.なお,報告中,落合で得られた資料につき,統計現象論的な立場から簡單な考察を行つて見たが,その結果では,餘震の發生の仕方に若干續發的な傾向が認められた
9月9日の岐阜地震は犬山地震観測所の北方約50kmに発生し,数多くの余震が観測された.震源の精度をあげるため予備観測および郡上郡奥明方村奥住小学校における10日間の余震観測を追加した.犬山観測網のDa...
1961年8月19日岐阜,福井,石川3県境界付近に発生した北美浜地震にともなう余震群を,本震震央南南西30kmの岐阜県郡上郡八幡町において8月27日より約1ケ月間磁気テープ記録による多成分観測装置によ...
関東地方の地震活動を気象要覧(1924~1950),地震月報(1951~1956)を用いて局発地震のAnnual numberの変動によつて調べた.これらの資料に地震があつたとよく報告される地名を代表...
今回の地震被害は,比較的に柔構造の木造住家等に小さく,比較的に剛構造の石造及び貼石木構造の藏等に大きい傾向を明かに示していた.この現象は,地震の規模が小さく,激震地域が震源に近いために,地震動の周期が...
昭和24年12月26日朝8h 16m及8h 25mに栃木縣上都賀郡今市町附近を中心とする小區城破壊的地震が起り,死者8,行方不明2,全潰住家299戸半潰住家618戸の被害を生じた.此の地震の震央附近の...
淺い地震を稍々遠い所で觀測した結果に基いて震源の深さを求めようとする場合,表面の低速度層の影響が大きいということを考察した.次に發震時を用いて最小自乘法によつて震央の決定を行つた.第一の地震については...
1949年12月26日の今市地震後,1950年1月15日より約7ケ月間,その震央附近の鶏鳴鉱山において水品管土地仲縮計および水管傾斜計による觀測を行つた.測定器類は油壼,松山および福井地震の際坂東島に...
昭和24年12月26日の今市地震に際して調べた同地方の地質の概要を述べた.地變の重要な原因の一つとなつた同地方に特有な洪積期浮石質堆積物の性質と地變の記述は第2報にゆづる
今市地震の余震の加速度及び変位とその余震による種々の建物の歪とを觀測し,後にこれらの建物について人工的振動試験を行つた結果,次の事柄がわかつた.即ち,貼石木構造の藏のような比較的に剛構造物の地震動によ...
栃木縣上都賀郡落合村大字長畑の森東にある木曾山に今市地震によつて起された長さ50m巾40mの余り大きくない地辷りを,一端にらせんばねをつけた鋼線を二地點間にはりその線の動きと變えて記録した.その結果は...
昭和14年5刃月1日午後2時58分頃に秋田縣男鹿半島に大きな地震が發生し相當の被害を生じた.尚此の地震には驗潮儀の記錄によつて知り得る程度の小津浪が伴つたのである.筆者等は日本海に面せる回鰺ケ澤,能代...
昭和18年9月10日夕刻鳥取市及びその附近に大きな災害をもたらした大地震に際しては顕著な地震断層が発現したのでこの断層の追跡,断層面の動きについての精密測定,地電流変化の測定,精密水準測量等興味ある観...
今市地震発生直後より約2週間に亘り,同地方において餘震の出張觀測が行われた.觀測貼には船生,今市,鹿沼,日光及び西大芦が選ばれ,研究室單位に各々一點の業務を擔當したが,こゝに報告するのはその一般的な結...
昭和39年6月16日の新潟地震の余震観測のため,北海道大学,東北大学,地震研究所,気象庁より,それぞれ,2乃至4の臨時観測班が送られた.これらの観測班により得られた観測資料を総合して,震源の決定が行わ...
本論文には印度大地震の踏査報告に加へて本邦最近の地震學より此の地震を見て思ひ浮んだ事を記載した.殊に今囘の地震の原因に就いては世上に信じられてゐるヒマラヤ南麓の大断層の活動とのみ簡單に断定し得られざる...
9月9日の岐阜地震は犬山地震観測所の北方約50kmに発生し,数多くの余震が観測された.震源の精度をあげるため予備観測および郡上郡奥明方村奥住小学校における10日間の余震観測を追加した.犬山観測網のDa...
1961年8月19日岐阜,福井,石川3県境界付近に発生した北美浜地震にともなう余震群を,本震震央南南西30kmの岐阜県郡上郡八幡町において8月27日より約1ケ月間磁気テープ記録による多成分観測装置によ...
関東地方の地震活動を気象要覧(1924~1950),地震月報(1951~1956)を用いて局発地震のAnnual numberの変動によつて調べた.これらの資料に地震があつたとよく報告される地名を代表...
今回の地震被害は,比較的に柔構造の木造住家等に小さく,比較的に剛構造の石造及び貼石木構造の藏等に大きい傾向を明かに示していた.この現象は,地震の規模が小さく,激震地域が震源に近いために,地震動の周期が...
昭和24年12月26日朝8h 16m及8h 25mに栃木縣上都賀郡今市町附近を中心とする小區城破壊的地震が起り,死者8,行方不明2,全潰住家299戸半潰住家618戸の被害を生じた.此の地震の震央附近の...
淺い地震を稍々遠い所で觀測した結果に基いて震源の深さを求めようとする場合,表面の低速度層の影響が大きいということを考察した.次に發震時を用いて最小自乘法によつて震央の決定を行つた.第一の地震については...
1949年12月26日の今市地震後,1950年1月15日より約7ケ月間,その震央附近の鶏鳴鉱山において水品管土地仲縮計および水管傾斜計による觀測を行つた.測定器類は油壼,松山および福井地震の際坂東島に...
昭和24年12月26日の今市地震に際して調べた同地方の地質の概要を述べた.地變の重要な原因の一つとなつた同地方に特有な洪積期浮石質堆積物の性質と地變の記述は第2報にゆづる
今市地震の余震の加速度及び変位とその余震による種々の建物の歪とを觀測し,後にこれらの建物について人工的振動試験を行つた結果,次の事柄がわかつた.即ち,貼石木構造の藏のような比較的に剛構造物の地震動によ...
栃木縣上都賀郡落合村大字長畑の森東にある木曾山に今市地震によつて起された長さ50m巾40mの余り大きくない地辷りを,一端にらせんばねをつけた鋼線を二地點間にはりその線の動きと變えて記録した.その結果は...
昭和14年5刃月1日午後2時58分頃に秋田縣男鹿半島に大きな地震が發生し相當の被害を生じた.尚此の地震には驗潮儀の記錄によつて知り得る程度の小津浪が伴つたのである.筆者等は日本海に面せる回鰺ケ澤,能代...
昭和18年9月10日夕刻鳥取市及びその附近に大きな災害をもたらした大地震に際しては顕著な地震断層が発現したのでこの断層の追跡,断層面の動きについての精密測定,地電流変化の測定,精密水準測量等興味ある観...
今市地震発生直後より約2週間に亘り,同地方において餘震の出張觀測が行われた.觀測貼には船生,今市,鹿沼,日光及び西大芦が選ばれ,研究室單位に各々一點の業務を擔當したが,こゝに報告するのはその一般的な結...
昭和39年6月16日の新潟地震の余震観測のため,北海道大学,東北大学,地震研究所,気象庁より,それぞれ,2乃至4の臨時観測班が送られた.これらの観測班により得られた観測資料を総合して,震源の決定が行わ...
本論文には印度大地震の踏査報告に加へて本邦最近の地震學より此の地震を見て思ひ浮んだ事を記載した.殊に今囘の地震の原因に就いては世上に信じられてゐるヒマラヤ南麓の大断層の活動とのみ簡單に断定し得られざる...
9月9日の岐阜地震は犬山地震観測所の北方約50kmに発生し,数多くの余震が観測された.震源の精度をあげるため予備観測および郡上郡奥明方村奥住小学校における10日間の余震観測を追加した.犬山観測網のDa...
1961年8月19日岐阜,福井,石川3県境界付近に発生した北美浜地震にともなう余震群を,本震震央南南西30kmの岐阜県郡上郡八幡町において8月27日より約1ケ月間磁気テープ記録による多成分観測装置によ...
関東地方の地震活動を気象要覧(1924~1950),地震月報(1951~1956)を用いて局発地震のAnnual numberの変動によつて調べた.これらの資料に地震があつたとよく報告される地名を代表...