淺い地震を稍々遠い所で觀測した結果に基いて震源の深さを求めようとする場合,表面の低速度層の影響が大きいということを考察した.次に發震時を用いて最小自乘法によつて震央の決定を行つた.第一の地震についてはP*波とS波との發震時を用いて別々に震央を定めたが,よく一致する結果が得られた,その震央位置は落合村長畑附近となつた.第二震はこれより北北西約5kmで,今市町の西端の邊りになる.深さは正確には定め得ないが第一震は15km位,第二震はそれより4~5km淺いということを,走時曲線の震央における時間差から求めた.所謂花崗岩層の厚さは17km前後と考えられる.花崗岩層及び玄武岩層における縦波,横波の傳播速度は次の樣に求められた.(單位はkm/s).P:5.05; S:3.12; P*:6.00; S*:3.69
昭和14年5刃月1日午後2時58分頃に秋田縣男鹿半島に大きな地震が發生し相當の被害を生じた.尚此の地震には驗潮儀の記錄によつて知り得る程度の小津浪が伴つたのである.筆者等は日本海に面せる回鰺ケ澤,能代...
地震予知との関連で,近年,古地震研究の重要性が広く世界的に認められるようになってきた.わが国では古地震史料の収集・整理,それに基く研究の歴史は古く,その成果は輝かしいものである.それはほとんど日本語で...
兵庫県南部地震は地震工学者のみならず地震学者にも強烈な衝撃を与えた. それはこの地震を予知出来なかったという敗北感にとどまらない地震学研究者の存在意義を自らに深く問いかけるものであった. 短期地震予知...
昭和24年12月26日朝8h 16m及8h 25mに栃木縣上都賀郡今市町附近を中心とする小區城破壊的地震が起り,死者8,行方不明2,全潰住家299戸半潰住家618戸の被害を生じた.此の地震の震央附近の...
前記共同觀測の後をうけて,筆者等は今市,日光,落合の三觀測所を3月下旬まで維持したが,その結果によると,餘震は依然,共同觀測期間中と同一の地域内に發生している模様である.觀測所のうち,今市のそれは引続...
今回の地震被害は,比較的に柔構造の木造住家等に小さく,比較的に剛構造の石造及び貼石木構造の藏等に大きい傾向を明かに示していた.この現象は,地震の規模が小さく,激震地域が震源に近いために,地震動の周期が...
1949年12月26日の今市地震後,1950年1月15日より約7ケ月間,その震央附近の鶏鳴鉱山において水品管土地仲縮計および水管傾斜計による觀測を行つた.測定器類は油壼,松山および福井地震の際坂東島に...
今市地震の余震の加速度及び変位とその余震による種々の建物の歪とを觀測し,後にこれらの建物について人工的振動試験を行つた結果,次の事柄がわかつた.即ち,貼石木構造の藏のような比較的に剛構造物の地震動によ...
昭和24年12月26日の今市地震に際して調べた同地方の地質の概要を述べた.地變の重要な原因の一つとなつた同地方に特有な洪積期浮石質堆積物の性質と地變の記述は第2報にゆづる
通过对2014年8月3日云南鲁甸6.5级地震震害开展实地调查,对灾区破坏情况进行总体介绍,并就各烈度区特征和建筑物震害、地震地质灾害、工程结构震害进行分析,初步得出本次地震的一些震害特点.一是灾区人口...
1952~1956年4回にわたつて実施した和歌山附近局地地震群の臨時精密観測につづいて, 1957~1962年にわたつて.紀伊半島全体に観測網をひろげ,高感度地震計の依託観測により経常的に微小地震活動...
地震動の卓越周期は,工学的に問題になるMが6ぐらいより大きい地震については,各土地で固有の値となり,その値は,各土地の常時微動の頻度曲線の山になる周期と一致し,その地盤の固有周期にほぼ等しい.地震動の...
昭和39年6月16日の新潟地震の余震観測のため,北海道大学,東北大学,地震研究所,気象庁より,それぞれ,2乃至4の臨時観測班が送られた.これらの観測班により得られた観測資料を総合して,震源の決定が行わ...
関東地方の地震活動を気象要覧(1924~1950),地震月報(1951~1956)を用いて局発地震のAnnual numberの変動によつて調べた.これらの資料に地震があつたとよく報告される地名を代表...
1968年5月,三陸沖の微小地震活動を調べる目的をもつて三陸沖にて海底地震観測を行つていたところ,偶々1968年十勝沖地震(M=7.9)と称せられる地震が発生し,海底地震計はその本震の前数日間の前震現...
昭和14年5刃月1日午後2時58分頃に秋田縣男鹿半島に大きな地震が發生し相當の被害を生じた.尚此の地震には驗潮儀の記錄によつて知り得る程度の小津浪が伴つたのである.筆者等は日本海に面せる回鰺ケ澤,能代...
地震予知との関連で,近年,古地震研究の重要性が広く世界的に認められるようになってきた.わが国では古地震史料の収集・整理,それに基く研究の歴史は古く,その成果は輝かしいものである.それはほとんど日本語で...
兵庫県南部地震は地震工学者のみならず地震学者にも強烈な衝撃を与えた. それはこの地震を予知出来なかったという敗北感にとどまらない地震学研究者の存在意義を自らに深く問いかけるものであった. 短期地震予知...
昭和24年12月26日朝8h 16m及8h 25mに栃木縣上都賀郡今市町附近を中心とする小區城破壊的地震が起り,死者8,行方不明2,全潰住家299戸半潰住家618戸の被害を生じた.此の地震の震央附近の...
前記共同觀測の後をうけて,筆者等は今市,日光,落合の三觀測所を3月下旬まで維持したが,その結果によると,餘震は依然,共同觀測期間中と同一の地域内に發生している模様である.觀測所のうち,今市のそれは引続...
今回の地震被害は,比較的に柔構造の木造住家等に小さく,比較的に剛構造の石造及び貼石木構造の藏等に大きい傾向を明かに示していた.この現象は,地震の規模が小さく,激震地域が震源に近いために,地震動の周期が...
1949年12月26日の今市地震後,1950年1月15日より約7ケ月間,その震央附近の鶏鳴鉱山において水品管土地仲縮計および水管傾斜計による觀測を行つた.測定器類は油壼,松山および福井地震の際坂東島に...
今市地震の余震の加速度及び変位とその余震による種々の建物の歪とを觀測し,後にこれらの建物について人工的振動試験を行つた結果,次の事柄がわかつた.即ち,貼石木構造の藏のような比較的に剛構造物の地震動によ...
昭和24年12月26日の今市地震に際して調べた同地方の地質の概要を述べた.地變の重要な原因の一つとなつた同地方に特有な洪積期浮石質堆積物の性質と地變の記述は第2報にゆづる
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1952~1956年4回にわたつて実施した和歌山附近局地地震群の臨時精密観測につづいて, 1957~1962年にわたつて.紀伊半島全体に観測網をひろげ,高感度地震計の依託観測により経常的に微小地震活動...
地震動の卓越周期は,工学的に問題になるMが6ぐらいより大きい地震については,各土地で固有の値となり,その値は,各土地の常時微動の頻度曲線の山になる周期と一致し,その地盤の固有周期にほぼ等しい.地震動の...
昭和39年6月16日の新潟地震の余震観測のため,北海道大学,東北大学,地震研究所,気象庁より,それぞれ,2乃至4の臨時観測班が送られた.これらの観測班により得られた観測資料を総合して,震源の決定が行わ...
関東地方の地震活動を気象要覧(1924~1950),地震月報(1951~1956)を用いて局発地震のAnnual numberの変動によつて調べた.これらの資料に地震があつたとよく報告される地名を代表...
1968年5月,三陸沖の微小地震活動を調べる目的をもつて三陸沖にて海底地震観測を行つていたところ,偶々1968年十勝沖地震(M=7.9)と称せられる地震が発生し,海底地震計はその本震の前数日間の前震現...
昭和14年5刃月1日午後2時58分頃に秋田縣男鹿半島に大きな地震が發生し相當の被害を生じた.尚此の地震には驗潮儀の記錄によつて知り得る程度の小津浪が伴つたのである.筆者等は日本海に面せる回鰺ケ澤,能代...
地震予知との関連で,近年,古地震研究の重要性が広く世界的に認められるようになってきた.わが国では古地震史料の収集・整理,それに基く研究の歴史は古く,その成果は輝かしいものである.それはほとんど日本語で...
兵庫県南部地震は地震工学者のみならず地震学者にも強烈な衝撃を与えた. それはこの地震を予知出来なかったという敗北感にとどまらない地震学研究者の存在意義を自らに深く問いかけるものであった. 短期地震予知...