近年、高機能広汎性発達障害児において、思春期・青年期に差し掛かってくると、社会的不適応を引き起こす、2次障害が次々と報告されてきている。その背景に重要な発達的テーマであるアイデンティティ形成の問題が多く潜んでいることが指摘されている。そこでアイデンティティ形成をテーマにして高機能広汎性発達障害児とその親を対象にソーシャルスキルトレーニングを取り入れたグループ活動を開始した。また、グループ活動を行うことで似たような境遇を持つ保護者が集まることによる心理的ストレスの低減や障害受容の過程など、保護者も視野に入れたグループ活動の意義や望ましい親子関係への支援のあり方を模索し、保護者とこどもとのグループ活動の相互作用についての包括的臨床心理学的意義について考察した。In recent years, it is often reported that adolescent clients with High-Functioning Pervasive Developmental Disorders (HFPDD) have some trouble to adjust themselves to their circumstances, which are called "secondary disorders". It is pointed out what disturbs the identity formation of HFPDD, which is important for their development. With the aim of their identity formation, Social Skill Training for the group of H...
大阪教育大学へ教育相談に来られた発達障害の幼児児童生徒16名(幼児4名、小学生11名、中学生1名)の保護者(父親1名、母親15名)を対象に、面接調査を実施した。障害を告知され、保護者(特に母親)が前向...
発達障害児に関する医療は長年「療育」と呼ばれ、一部の特殊な医療施設で行われるのが主であった。一般社会においては当然のことながら、多くの医療従事者にとっても認知度は低く、障害を持つ人々と発達障害児の医療...
本研究の目的は,個別心理療法に過去参加したクライエントとその保護者を対象に質問紙調査を行い,個別面接終結後における適応状況について報告を行うことであった。質問紙調査の結果より,個別心理療法において,ク...
本研究は、高機能広汎性発達障害(以下、HFPDD)児をもつ母親の、診断告知時の感情体験に影響を与える要因を検討することを目的とした。HFPDD児をもつ母親203名を対象に、診断告知時の感情体験、診断対...
本研究では,発達障害児のための集団心理療法「もくもくグループ」に過去参加していた経験者の保護者を対象に追跡調査を行い,集団心理療法の意義と課題について検討した。18名の保護者に対し,半構造化面接調査を...
障害児をもつ母親の各crisis periodsにおける障害受容と影響要因について,特に家族関係とソーシャルサポートを中心に半構成的インタビューを行い,看護の関わりについて検討した.その結果,障害が疑...
近年,発達障害のある子どもへの支援に関しては,本人だけでなく,家族も視野にいれた支援が必要となっている。本研究では,発達障害児を対象としたグループセラピーである「もくもくグループ」の「親の会」の意義と...
障害児をもつ母親の各crisis periodsにおける障害受容と影響要因について,特に家族関係とソーシャルサポートを中心に半構成的インタビューを行い,看護の関わりについて検討した.その結果,障害が疑...
支援を必要とする子どもたちは自分と周りの世界は何故か「かみ合わない」、気がついてみれば失敗しているという意図せざる不本意な結果が生じているという経験に常に曝されている。課題や問題としてネガティブに捉え...
本研究では各教育機関がサポート・協働すべき親の会について、当該保護者たちにとっての親の会の意義やそこで実施されているペアトレの「本質的な」効果に迫る。具体的には関西圏にある親の会においてアンケートおよ...
トータル支援教室の構造、支援の目標、支援の方針、支援計画と評価、支援企画の目的、支援後の振り返り等の「トータル支援」における集団支援の支援構造について整理した。さらにそのトータル支援を学校で実施するた...
本稿は,発達障害者支援法施行後,発達障がい児の家族への地域支援がどのように進んできたのかを明らかにすることを目的としている。各都道府県,指定都市に設置されている発達障害者支援センターを対象に,発達障が...
本研究は,高機能広汎性発達障害児14名を対象として行われた集団指導の内容を評価し,その適合性を,対象児の行動特性との関連で明らかにすることを目的とした。14回の指導についての評価結果を,指導のねらいご...
本研究では,発達障害児のための集団心理療法「もくもくグループ」に過去参加していた経験者を対象に追跡調査を行い,集団心理療法の意義と課題について検討した。15名の集団心理療法経験者に対し,知能検査として...
琉球大学教育学部附属発達支援教育実践センターの、「トータル支援教室」で取り組んできた集団支援(TSG)について自閉症児に焦点を当てて、「他者との共有経験」を基軸とするTSGの支援の目的、支援構造、支援...
大阪教育大学へ教育相談に来られた発達障害の幼児児童生徒16名(幼児4名、小学生11名、中学生1名)の保護者(父親1名、母親15名)を対象に、面接調査を実施した。障害を告知され、保護者(特に母親)が前向...
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本研究の目的は,個別心理療法に過去参加したクライエントとその保護者を対象に質問紙調査を行い,個別面接終結後における適応状況について報告を行うことであった。質問紙調査の結果より,個別心理療法において,ク...
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障害児をもつ母親の各crisis periodsにおける障害受容と影響要因について,特に家族関係とソーシャルサポートを中心に半構成的インタビューを行い,看護の関わりについて検討した.その結果,障害が疑...
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