本研究では,発達障害児のための集団心理療法「もくもくグループ」に過去参加していた経験者を対象に追跡調査を行い,集団心理療法の意義と課題について検討した。15名の集団心理療法経験者に対し,知能検査としてWISC”EまたはWAIS-IIIを実施し他者評価による適応状態の評定及び半構造化面接による聞き取りを行った。結果,青年期においても,認知的発達の偏りや対人関係の問題などの特徴が見られた。しかし職場・学校での適応は良好であり,グループセラピーの体験が影響していることが考えられた。面接調査からは,グループの場が参加者の心理的な居場所として機能しており,経験を重ねる中で集団心理療法の目的や意義が自然と自覚される可能性が示された。対象者の他児への意識性についてはばらつきが大きく,グループ中のプロセスも踏まえ詳細な検討を重ねる必要が有ることが示された。A follow-up study was conducted on young adults who previously participated in the group psychotherapy for children with developmental difficulties, \u22Moku-moku group\u22. 15 young adults were assessed levels of intellectual development by WISC-III or WAIS-III, levels of adaptation by others evaluation scales, and they were interviewed using semi-structured questions. As...
近年、高機能広汎性発達障害児において、思春期・青年期に差し掛かってくると、社会的不適応を引き起こす、2次障害が次々と報告されてきている。その背景に重要な発達的テーマであるアイデンティティ形成の問題が多...
本研究は,発達心理学の方法論上の問題を解明するために,心身障害児の問題をいかに発達心理学に位置づけるかを問題にした。まず最初に,彼らが成長する存在として発達心理学の対象となりうるか否かを検討したが,彼...
本研究は,高機能広汎性発達障害児14名を対象として行われた集団指導の内容を評価し,その適合性を,対象児の行動特性との関連で明らかにすることを目的とした。14回の指導についての評価結果を,指導のねらいご...
本研究では,発達障害児のための集団心理療法「もくもくグループ」に過去参加していた経験者の保護者を対象に追跡調査を行い,集団心理療法の意義と課題について検討した。18名の保護者に対し,半構造化面接調査を...
本研究では,集団心理療法「もくもくグループ」における臨床的意義と課題を検討するために,グループに継続して参加した児童・生徒の行動特徴・認知的特徴の発達について, CBCL・WISC Eを用い縦断的検討...
本研究では,過去に集団心理療法活動に参加していた対象児・者に対して追跡調査を行い,現在の友人関係と社会的スキル・適応状況・精神的な健康度・保護者による子どもの社会的能力及び問題行動との関連を検討した。...
近年,発達障害のある子どもへの支援に関しては,本人だけでなく,家族も視野にいれた支援が必要となっている。本研究では,発達障害児を対象としたグループセラピーである「もくもくグループ」の「親の会」の意義と...
要約 1.想定されるグループの特徴 2.プログラム各論 4.プログラム立案の視点の総括本論文では,青年期の発達障害の子どもたちに対して行ったグループセラビーについて報告する。子どもたちが自ら遊びを企画...
支援を必要とする子どもたちは自分と周りの世界は何故か「かみ合わない」、気がついてみれば失敗しているという意図せざる不本意な結果が生じているという経験に常に曝されている。課題や問題としてネガティブに捉え...
発達障害児・者は生涯にわたり専門的な支援が必要であると言われるが,発達障害の理解と早期支援により適応状態は変化する可能性がある。本稿では,児童期に集団心理療法を経験した青年16名(平均17.50歳)に...
琉球大学教育学部附属発達支援教育実践センターの、「トータル支援教室」で取り組んできた集団支援(TSG)について自閉症児に焦点を当てて、「他者との共有経験」を基軸とするTSGの支援の目的、支援構造、支援...
トータル支援教室の構造、支援の目標、支援の方針、支援計画と評価、支援企画の目的、支援後の振り返り等の「トータル支援」における集団支援の支援構造について整理した。さらにそのトータル支援を学校で実施するた...
本研究では、発達障害のある児童を対象としたグループプレイセラピーにおいてこれまでも課題とされてきたアセスメントについて検討を行った。発達障害児の適応行動のアセスメントが近年注目を集めているが、その中で...
本研究の目的は,個別心理療法に過去参加したクライエントとその保護者を対象に質問紙調査を行い,個別面接終結後における適応状況について報告を行うことであった。質問紙調査の結果より,個別心理療法において,ク...
大阪教育大学へ教育相談に来られた発達障害の幼児児童生徒16名(幼児4名、小学生11名、中学生1名)の保護者(父親1名、母親15名)を対象に、面接調査を実施した。障害を告知され、保護者(特に母親)が前向...
近年、高機能広汎性発達障害児において、思春期・青年期に差し掛かってくると、社会的不適応を引き起こす、2次障害が次々と報告されてきている。その背景に重要な発達的テーマであるアイデンティティ形成の問題が多...
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