大学における日本語教育の役割の一つは学部留学生が専門教育を無理なく受講できるようにすることであり、日本語教育と専門教育をいかに橋渡しするかが検討課題となる。本稿では、日本語科目と専門科目をつなぐ橋渡し科目として開講された「留学生教養」の成果と課題を、受講生へのインタビュー調査を通して明らかにし、橋渡しプログラムに求められる役割について考察した。「留学生教養」については、専門科目の理解度の促進や受講生のモチベーション向上などに有効である一方、授業運営方法などの違いから、受講生が専門科目との間に難易度の乖離を感じていることが分かった。その上で、橋渡しプログラムの役割を、専門日本語教育と初年次教育の両立、講義理解力の養成、自律性の涵養という三つの観点から論じた。One of the main goals of Japanese language education at universities is to enable international undergraduate students to take specialized courses without difficulty. Therefore, we need to examine how to bridge Japanese language courses and specialized courses. In this paper, we first clarify the effects and problems of the subject “Liberal Arts for International Students (LAIS), ” offered as a bridge between Japan...
平成12年の「日本語教育のための教員養成について」への対応を巡り、国内における日本語教員養成は大きな転換を迫られている。本論では、この新たな教育内容を基に独自に作成した調査用紙を用いて、全国の教員養成...
本稿では, 全国大学国語教育学会誌『国語科教育』に掲載された1998年から2002年までの論文を中心として, 国語教育学の研究動向を把握し, 研究の展望を行った。研究動向の特徴としては, 1)国語教育...
平成12年の「日本語教育のための教員養成について」への対応を巡り、国内における日本語教員養成は大きな転換を迫られている。本論では、この新たな教育内容を基に独自に作成した調査用紙を用いて、全国の教員養成...
東京都世田谷区と新潟県新発田市の公立小中学校では、構造改革特区認定による自治体独自の教科「日本語」が全児童生徒への必修科目となっている。一方、日本語教育では、非母語話者だけではなく、母語話者に対する関...
近年、ビジネス日本語学習者が増えているにもかかわらず、彼らを対象とした調査研究は非常に少ない。とりわけ、どのような研究が行われてきたかの総括はほとんど見当たらない。そこで、本稿では、ビジネス関係者を対...
京都大学の学部留学生プログラムKyoto iUPの春期講習で実施した講座「理系日本語」の報告を行う。本プログラムにおける日本語教育の最終目標の一つにプログラムの留学生が日本語による専門授業を理解できる...
本稿の目的は、日本の一大学の英語の授業において、プロジェクト主導型CALL を取り入れた際にみられる特徴を、アクションリサーチの手法を用いて調べ、教育上の示唆を加えることである。英語の熟達度が初歩的段...
学習者は各自の環境と相互作用を行いながら学んでいるという事実があるのにも関わらず,教師は教室外での学習者と環境の相互作用についてはあまり注意を払ってこなかったことが指摘され(浜田2004b),研究が始...
日本語教育におけるカリキュラム・デザインの一例として、日本語能力試験の旧1 級合格者に相当する「超上級」の日本語学習者を対象としたカリキュラムを紹介する。これは、筆者が同志社大学日本語日本文化教育セン...
海外から帰国した子どもたちの中には、書くことに問題を抱える生徒が多い。本稿では日本語指導を必要とする帰国生を対象に、社会科と日本語教育を統合した内容重視のアプローチを試みた。具体的には、家庭学習用に学...
近年岡山大学の全学日本語コースでは,従来の研究生や大学院生に加え,短期留学生の数が増加し,受講生の多様化が進んでいる。本コースでは毎年カリキュラムの見直しを行ってきたが,この度,受講生の多様なニーズ...
英語教育学という考え方が提唱されたのは1960年代である。初期の段階での研究はもっぱら欧米における応用言語学の研究を参考に, その研究内容や研究方法を追従するものが主流であった。 そのため, 比較的...
英語教育学という考え方が提唱されたのは1960年代である。初期の段階での研究はもっぱら欧米における応用言語学の研究を参考に, その研究内容や研究方法を追従するものが主流であった。 そのため, 比較的...
2007年10月22日より11月16日の4週間、モンゴルからの短期日本語留学生4名に対する日本語補講を高知女子大学の日本語教育実習生によって行った。通常の授業では15コマしかないため、時間枠を増やし、...
グリム童話の『赤頭巾』は,多分に教訓的な物語である。その価値観は,高校生の価値観の深層に刷り込まれている。高校生がこの既知のテクストを再読することは,自己の価値観を見つめ直すことにつながる。グリム童話...
平成12年の「日本語教育のための教員養成について」への対応を巡り、国内における日本語教員養成は大きな転換を迫られている。本論では、この新たな教育内容を基に独自に作成した調査用紙を用いて、全国の教員養成...
本稿では, 全国大学国語教育学会誌『国語科教育』に掲載された1998年から2002年までの論文を中心として, 国語教育学の研究動向を把握し, 研究の展望を行った。研究動向の特徴としては, 1)国語教育...
平成12年の「日本語教育のための教員養成について」への対応を巡り、国内における日本語教員養成は大きな転換を迫られている。本論では、この新たな教育内容を基に独自に作成した調査用紙を用いて、全国の教員養成...
東京都世田谷区と新潟県新発田市の公立小中学校では、構造改革特区認定による自治体独自の教科「日本語」が全児童生徒への必修科目となっている。一方、日本語教育では、非母語話者だけではなく、母語話者に対する関...
近年、ビジネス日本語学習者が増えているにもかかわらず、彼らを対象とした調査研究は非常に少ない。とりわけ、どのような研究が行われてきたかの総括はほとんど見当たらない。そこで、本稿では、ビジネス関係者を対...
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本稿の目的は、日本の一大学の英語の授業において、プロジェクト主導型CALL を取り入れた際にみられる特徴を、アクションリサーチの手法を用いて調べ、教育上の示唆を加えることである。英語の熟達度が初歩的段...
学習者は各自の環境と相互作用を行いながら学んでいるという事実があるのにも関わらず,教師は教室外での学習者と環境の相互作用についてはあまり注意を払ってこなかったことが指摘され(浜田2004b),研究が始...
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海外から帰国した子どもたちの中には、書くことに問題を抱える生徒が多い。本稿では日本語指導を必要とする帰国生を対象に、社会科と日本語教育を統合した内容重視のアプローチを試みた。具体的には、家庭学習用に学...
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グリム童話の『赤頭巾』は,多分に教訓的な物語である。その価値観は,高校生の価値観の深層に刷り込まれている。高校生がこの既知のテクストを再読することは,自己の価値観を見つめ直すことにつながる。グリム童話...
平成12年の「日本語教育のための教員養成について」への対応を巡り、国内における日本語教員養成は大きな転換を迫られている。本論では、この新たな教育内容を基に独自に作成した調査用紙を用いて、全国の教員養成...
本稿では, 全国大学国語教育学会誌『国語科教育』に掲載された1998年から2002年までの論文を中心として, 国語教育学の研究動向を把握し, 研究の展望を行った。研究動向の特徴としては, 1)国語教育...
平成12年の「日本語教育のための教員養成について」への対応を巡り、国内における日本語教員養成は大きな転換を迫られている。本論では、この新たな教育内容を基に独自に作成した調査用紙を用いて、全国の教員養成...