本稿では, 全国大学国語教育学会誌『国語科教育』に掲載された1998年から2002年までの論文を中心として, 国語教育学の研究動向を把握し, 研究の展望を行った。研究動向の特徴としては, 1)国語教育史の研究においてリテラシー形成過程の史的研究の蓄積が見られること, 2)比較国語教育学において記述研究だけでなく「比較」研究への足がかりが認められること, 3)授業研究・教師研究・学習者研究・発達研究それぞれについて実証的な研究方法の開拓がおこなわれたこと, 4)国語科における教材価値についての吟味・検討が進められたこと, 5)リテラシーを育む足場として国語科カリキュラムの構成原理を追及する研究が進められたこと, 等をあげることができる。蓄積された研究成果を国語科の教員養成・教師教育カリキュラムに反映させることと, カリキュラム研究としてリテラシー教育の再構築をめざす研究を進めていくことが大きな課題である。With this report, I grasped a study trend of Japanese language education studies mainly on articles from "Kokugo-ka-Kyouiku (Japanese Language and Literatue in Education)" carried 1998 to 2002 and surveyed a study. Characteristics of researches was found as follows, 1) Accumulation of a study of the history of a literacy formation process b...
東京都世田谷区と新潟県新発田市の公立小中学校では、構造改革特区認定による自治体独自の教科「日本語」が全児童生徒への必修科目となっている。一方、日本語教育では、非母語話者だけではなく、母語話者に対する関...
本論文は、様々な社会的要要素と複雑な関係性を持つ言語政策・計画を、研究分野の発展に注目し考察することを目的とする。時系列的に代表的研究例を挙げながら言語政策・計画研究分野の発展を概観する。また、日本に...
本稿は,米国の大学で日本語を教えている筆者が数年前から行っている日本語教育刷新のための試みについて記述した。特に,上級日本語を学習する米国人学生が受講するコンテントコースとしての「現代日本文化」講座に...
英語教育学という考え方が提唱されたのは1960年代である。初期の段階での研究はもっぱら欧米における応用言語学の研究を参考に, その研究内容や研究方法を追従するものが主流であった。 そのため, 比較的...
英語教育学という考え方が提唱されたのは1960年代である。初期の段階での研究はもっぱら欧米における応用言語学の研究を参考に, その研究内容や研究方法を追従するものが主流であった。 そのため, 比較的...
1983年度から2000年度に至る広島大学大学院教育学研究科教科教育学専攻及び教科教育科学専攻における国語教育学関係の64の修士論文の内容を検討し, そこに見られる研究の展開の道筋をたどることによって...
1983年度から2000年度に至る広島大学大学院教育学研究科教科教育学専攻及び教科教育科学専攻における国語教育学関係の64の修士論文の内容を検討し, そこに見られる研究の展開の道筋をたどることによって...
本研究の目的は, 社会システム論や社会文化進化論の立場から日本の教育研究の問題性を明らかにする事である。その上で, 研究方法を議論したい。議論の前提として, 人間が生まれて発達してやがて死を迎えるよう...
平成12年の「日本語教育のための教員養成について」への対応を巡り、国内における日本語教員養成は大きな転換を迫られている。本論では、この新たな教育内容を基に独自に作成した調査用紙を用いて、全国の教員養成...
本研究の目的は, 社会システム論や社会文化進化論の立場から日本の教育研究の問題性を明らかにする事である。その上で, 研究方法を議論したい。議論の前提として, 人間が生まれて発達してやがて死を迎えるよう...
平成12年の「日本語教育のための教員養成について」への対応を巡り、国内における日本語教員養成は大きな転換を迫られている。本論では、この新たな教育内容を基に独自に作成した調査用紙を用いて、全国の教員養成...
本稿では2017年度に遂行されたカリキュラム改編後の、4学期間の、日本語科目履修者の履修データを分析することを通して、学習レベル、履修者の身分並びに学習技能に着目しながら、大学における日本語学習者のニ...
近年、ビジネス日本語学習者が増えているにもかかわらず、彼らを対象とした調査研究は非常に少ない。とりわけ、どのような研究が行われてきたかの総括はほとんど見当たらない。そこで、本稿では、ビジネス関係者を対...
岡山大学の全学日本語コースでは毎年カリキュラムの見直しを行ってきたが,受講生の 多様なニーズに対応するために大規模なカリキュラムの改編を行い,2013 年度前期から新 カリキュラムで授業を展開するこ...
学習者は各自の環境と相互作用を行いながら学んでいるという事実があるのにも関わらず,教師は教室外での学習者と環境の相互作用についてはあまり注意を払ってこなかったことが指摘され(浜田2004b),研究が始...
東京都世田谷区と新潟県新発田市の公立小中学校では、構造改革特区認定による自治体独自の教科「日本語」が全児童生徒への必修科目となっている。一方、日本語教育では、非母語話者だけではなく、母語話者に対する関...
本論文は、様々な社会的要要素と複雑な関係性を持つ言語政策・計画を、研究分野の発展に注目し考察することを目的とする。時系列的に代表的研究例を挙げながら言語政策・計画研究分野の発展を概観する。また、日本に...
本稿は,米国の大学で日本語を教えている筆者が数年前から行っている日本語教育刷新のための試みについて記述した。特に,上級日本語を学習する米国人学生が受講するコンテントコースとしての「現代日本文化」講座に...
英語教育学という考え方が提唱されたのは1960年代である。初期の段階での研究はもっぱら欧米における応用言語学の研究を参考に, その研究内容や研究方法を追従するものが主流であった。 そのため, 比較的...
英語教育学という考え方が提唱されたのは1960年代である。初期の段階での研究はもっぱら欧米における応用言語学の研究を参考に, その研究内容や研究方法を追従するものが主流であった。 そのため, 比較的...
1983年度から2000年度に至る広島大学大学院教育学研究科教科教育学専攻及び教科教育科学専攻における国語教育学関係の64の修士論文の内容を検討し, そこに見られる研究の展開の道筋をたどることによって...
1983年度から2000年度に至る広島大学大学院教育学研究科教科教育学専攻及び教科教育科学専攻における国語教育学関係の64の修士論文の内容を検討し, そこに見られる研究の展開の道筋をたどることによって...
本研究の目的は, 社会システム論や社会文化進化論の立場から日本の教育研究の問題性を明らかにする事である。その上で, 研究方法を議論したい。議論の前提として, 人間が生まれて発達してやがて死を迎えるよう...
平成12年の「日本語教育のための教員養成について」への対応を巡り、国内における日本語教員養成は大きな転換を迫られている。本論では、この新たな教育内容を基に独自に作成した調査用紙を用いて、全国の教員養成...
本研究の目的は, 社会システム論や社会文化進化論の立場から日本の教育研究の問題性を明らかにする事である。その上で, 研究方法を議論したい。議論の前提として, 人間が生まれて発達してやがて死を迎えるよう...
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本論文は、様々な社会的要要素と複雑な関係性を持つ言語政策・計画を、研究分野の発展に注目し考察することを目的とする。時系列的に代表的研究例を挙げながら言語政策・計画研究分野の発展を概観する。また、日本に...
本稿は,米国の大学で日本語を教えている筆者が数年前から行っている日本語教育刷新のための試みについて記述した。特に,上級日本語を学習する米国人学生が受講するコンテントコースとしての「現代日本文化」講座に...