わが国の小学校教員に対する意識調査において、6割以上の教員が、自身の観察実験に対する知識・技術に不安を抱えていることが判明した。特に、採用5年未満の若手教員に限ると、その割合は9割近くになる。一方、小中学生の実験観察に対する知識・技術に対する調査では、メスシリンダーを用いた体積測定などに対して、技能に関する知識はあっても、実際に技能を使えない場合があることも判明した。そこで、本研究では、小中学生の実験観察に対する知識・技術の課題に対して指導できる教員の養成を目指し、小学校教員養成課程の学生を対象に、学生の実験技術の向上を目的に、水とエタノールの密度を測定するマイクロスケール実験の授業実践を行い、その有効性を検証した。結果は、多くの学生が、密度測定の実験の体験がないにもかかわらず、すべての学生が、授業内で密度測定を手早く行えるようになり、自身の実験指導力向上に効果があると感じたことが明らかになった。これより、本研究は、小学校教員を志望する学生の実験に対する知識・技術の向上に資すると判断できる。In Japan, over 60% of primary school teachers are not confident in the knowledge and skills of science experiments. In particular, this tendency is remarkable amongst young teachers. Meanwhile, it is revealed that elementary and junior high school students have some knowledge about the experiments...
沖縄県の子ども遠の理科の学力向上や理科の教師教育の充実に資する基礎資料として,ある公立小学校の理科授業を「児童がつまずいている場面」や「教師が何度も児童に対して支援していた場面」を見いだす形で分析した...
小学校第4学年の「季節と生き物の移り変わり」の全単元23時間の授業研究を行った。授業を行うに当たり実験クラスを2つ設けた。一つは学校の校地内を自由に探索し見つけた生き物を記録する「場所自由クラス」であ...
学童期は咀嚼機能の発達に重要な時期であり,咀嚼に着目した指導が必要とされ,様々な取 組みが行われている.しかし,教育現場における実践が十分に推進されているとは言い難い. そこで本研究は,我々が作成した...
わが国の小学校教員に対する意識調査において、6割以上の教員が、自身の観察実験に対する知識・技術に不安を抱えていることが判明した。特に、採用5年未満の若手教員に限ると、その割合は9割近くになる。一方、小...
本研究では,新教育課程における中学校理科第1学年の植物分野の7項目の観察と5項目の実験に関わる実態調査を行い,以下の観点に注目して分析を行った。つまり地域,教員の得意領域と不得意領域の組み合わせ, 教...
ルシャトリエの原理(平衡移動の原理)は、高校化学で取り扱われる。東海林と萩野は、3枚の12穴セルプレートを用いて、ルシャトリエの原理に関するマイクロスケール実験教材を開発した。本研究では東海林らの方法...
第一部 論考I Articles本研究の目的は、プレFD科目におけるマイクロティーチングを評価するためのルーブリックを開発し、その信頼性と妥当性を検討することである。先行研究を参考にして、ルーブリック...
本研究では,将来,子どもたちが自分の力で科学的な学びを創造していくことを見据え,第4学年において「子どもが自分で見つけた疑問を,クラスの仲間と話し合いながら科学的な方法で解決していく」ことを目標として...
本研究では, 中学校理科における「身の回りの物質」と「化学変化と原子・分子」をつなぐ小単元を開発・実践し, 粒子概念の育成と深化を図る学習指導のあり方について検討することを目的とした。気体による現象や...
「探究学習」の意義や必要性について論じられるようになって久しいが、小中学校では、十分な展開が見られていない。地域により、また校種や学校規模によりその原因となっているものは異なる。はっきり言えることは、...
生徒が科学的に探究するために必要な指導の工夫や授業づくりの考案につなげるために,沖縄島中南部に所在するA中学校に2019 年度(平成31・令和元年度)に在籍していた生徒の科学的に探究する能力に関する実...
中国の小学校理科の授業では教科書を主体とする学校が一般的で、観察や実験はほとんど行われていない。生物分野の授業で「動物の体のつくり」の学習の中で血流や心臓を観察することは、児童に関心をもたせるだけでな...
本研究では,中学校技術科に新領域として導入されようとしている「情報基礎(仮称)」教育に向けての指導内容とその方法を考察した。具体的には,まず,生徒たちに簡単なグラフィックスのプログラミングに関する基礎...
複式学級の理科授業で一つの学年を直接指導し、もう一方の学年が間接指導となる時、間接指導の学年では、危険性のある実験内容は行えない。また理科授業の導入部は直接指導する必要があるので、間接指導になる学年は...
本研究の目的は,子どもの学び合いの姿を明らかにするとともに,アクティブ・ラーニングの実質化のための示唆を得ることである。その目的の達成に向けて,自然事象と子どもの素朴概念とのギャップが子どもに意識でき...
沖縄県の子ども遠の理科の学力向上や理科の教師教育の充実に資する基礎資料として,ある公立小学校の理科授業を「児童がつまずいている場面」や「教師が何度も児童に対して支援していた場面」を見いだす形で分析した...
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学童期は咀嚼機能の発達に重要な時期であり,咀嚼に着目した指導が必要とされ,様々な取 組みが行われている.しかし,教育現場における実践が十分に推進されているとは言い難い. そこで本研究は,我々が作成した...
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学童期は咀嚼機能の発達に重要な時期であり,咀嚼に着目した指導が必要とされ,様々な取 組みが行われている.しかし,教育現場における実践が十分に推進されているとは言い難い. そこで本研究は,我々が作成した...