リヒターや河角によつて定義されたマグニチュードは地震の規模を表現するためにははなはだ便利な量である.このマグニチュードも終局的には地震波のエネルギーと関連を持つことにその意味があるのであるから,マグニチュード-エネルギー変換において,系統的なひずみを生じないように,マグニチュードという物指自体が均一性を保つていることが望ましい.しかし,地震波のスペクトル構造は一般にはなはだ複雑であり,簡単なマグニチュードの定義からみて,このような均一性が,大地震から微小地震までの広い帯域に対して成り立つているかどうか検討する必要があるように思われる
和歌山微小地震観測所の高感度地震観測網で記録された局地~近地地震の総振動時間F-Pと気象庁決定のマグニチュードMとの関係を調べた結果,同所のF-Pデータを用いて,震央距離1000km以下の浅い地震のM...
彙報第13號第2冊に於て,地表層がある場合の上下層の彈性が著しく異なる場合のRayleigh波に二種類あることを指摘しておいたが,上下層の憚性比がそれ程違はね場合にも二種類あるかどうかを吟味して見たの...
第6章 高橋伏見の方法による地震動の尾部の週期解析.高橋伏見の方法により震央距離の異る9個の地震について尾部の振動の週期解析を行つた結果をのべた.まず始めに高橋伏見の方法により解析を行へば得られる振動...
近地地震波動は一般に極めて複雑であつて,その任意の部分の波としての性質を明らかにするには,これまでの走時解析を用いる位相的な立場からの研究だけでは不充分だと思われる.この論文では,前に著者の一人が微動...
前回の研究結果で,地震動による構造物振動が,構造物内での波動の重複反射の現象にほかならないことと,構造物の振動減衰性は,その内部では無視できるぐらい小さくて,ほとんどの部分が,基礎と土地との境界面で起...
この研究は,表題はちがうが,著者らによる既報「近地地震波動のスペクトル的研究(1)」の続報である.表題をかえた理由は,スペクトル的研究ということばが,地震波の時間的スペクトルのみの研究という意味に誤解...
将来の大地震に対する強震動予測の際には, 地震の相似性が仮定されることが多い. 地震の相似性が成立しているとすると, 短周期震源スペクトル強度は地震モーメントの1/3乗に比例することが期待される. 鳥...
前論文において,地震動スペクトルに関する実験式を,日本とアメリカ合衆国について,別々に求め,それらを,それぞれの国の代表的な破壊的地震にあてはめて最大加速度を計算し,それらの値が,実際に記録された値と...
第IV章に於けると全く同様な方法を用ひて第V章に昭和4年6月2日伊勢灣口に起つた深發地震を定量的に調査した.此の地震に關しては始め鷲坂氏はB-型の地震であるとせられたに對し石本博士はP波初動「押し,引...
地形是影响实际地震记录的一个重要因素,理论计算已证明地形影响地震波的走时、能量、震相、波形等特征,同时地形也是产生尾波信号的重要原因.复杂且具有多尺度成分的地形对地震波传播的影响不仅与地震信号的频率有...
造成地盤は地震に弱いとされている.そこで,東京都多摩ニュ一タウンに実験地をえらび,造成地盤内での地震波の挙動を解明すべく調査を実施した.まず,造成地に3本のボーリングを実施して,PS検層を行ない,地盤...
震央距離10度附近に地震固體波の蔭が出來る事の説明を與へるために,ある深さの地層で波の屈折角が限界になるといふ考方と同じ深さで固體の粘性が少しく高くなるといふ考方との兩方を試みてみた.表面で一度も反射...
Body wave magnitude mpz in EDR (Earthquake Data Report) of USCGS for earthquakes with shallow forcal...
地殻に斷層面があつてその面に摩擦抵抗があるときには,その面の兩側の地殻が完全な彈性體であつくも,地震波の勢力の一部分がこの面で吸収される事を確めたのである.而も最もよく吸収されるのは摩擦抵抗の係數が中...
地表附近の構造は多くの場合に数層からなっている.筆者は,地表近くに少くとも2層ある場合の地震動の性質をしらべておく必要を感じ,前論文の数理的研究では,固体粘性を考慮に入れた解式を求めておいた.本論文で...
和歌山微小地震観測所の高感度地震観測網で記録された局地~近地地震の総振動時間F-Pと気象庁決定のマグニチュードMとの関係を調べた結果,同所のF-Pデータを用いて,震央距離1000km以下の浅い地震のM...
彙報第13號第2冊に於て,地表層がある場合の上下層の彈性が著しく異なる場合のRayleigh波に二種類あることを指摘しておいたが,上下層の憚性比がそれ程違はね場合にも二種類あるかどうかを吟味して見たの...
第6章 高橋伏見の方法による地震動の尾部の週期解析.高橋伏見の方法により震央距離の異る9個の地震について尾部の振動の週期解析を行つた結果をのべた.まず始めに高橋伏見の方法により解析を行へば得られる振動...
近地地震波動は一般に極めて複雑であつて,その任意の部分の波としての性質を明らかにするには,これまでの走時解析を用いる位相的な立場からの研究だけでは不充分だと思われる.この論文では,前に著者の一人が微動...
前回の研究結果で,地震動による構造物振動が,構造物内での波動の重複反射の現象にほかならないことと,構造物の振動減衰性は,その内部では無視できるぐらい小さくて,ほとんどの部分が,基礎と土地との境界面で起...
この研究は,表題はちがうが,著者らによる既報「近地地震波動のスペクトル的研究(1)」の続報である.表題をかえた理由は,スペクトル的研究ということばが,地震波の時間的スペクトルのみの研究という意味に誤解...
将来の大地震に対する強震動予測の際には, 地震の相似性が仮定されることが多い. 地震の相似性が成立しているとすると, 短周期震源スペクトル強度は地震モーメントの1/3乗に比例することが期待される. 鳥...
前論文において,地震動スペクトルに関する実験式を,日本とアメリカ合衆国について,別々に求め,それらを,それぞれの国の代表的な破壊的地震にあてはめて最大加速度を計算し,それらの値が,実際に記録された値と...
第IV章に於けると全く同様な方法を用ひて第V章に昭和4年6月2日伊勢灣口に起つた深發地震を定量的に調査した.此の地震に關しては始め鷲坂氏はB-型の地震であるとせられたに對し石本博士はP波初動「押し,引...
地形是影响实际地震记录的一个重要因素,理论计算已证明地形影响地震波的走时、能量、震相、波形等特征,同时地形也是产生尾波信号的重要原因.复杂且具有多尺度成分的地形对地震波传播的影响不仅与地震信号的频率有...
造成地盤は地震に弱いとされている.そこで,東京都多摩ニュ一タウンに実験地をえらび,造成地盤内での地震波の挙動を解明すべく調査を実施した.まず,造成地に3本のボーリングを実施して,PS検層を行ない,地盤...
震央距離10度附近に地震固體波の蔭が出來る事の説明を與へるために,ある深さの地層で波の屈折角が限界になるといふ考方と同じ深さで固體の粘性が少しく高くなるといふ考方との兩方を試みてみた.表面で一度も反射...
Body wave magnitude mpz in EDR (Earthquake Data Report) of USCGS for earthquakes with shallow forcal...
地殻に斷層面があつてその面に摩擦抵抗があるときには,その面の兩側の地殻が完全な彈性體であつくも,地震波の勢力の一部分がこの面で吸収される事を確めたのである.而も最もよく吸収されるのは摩擦抵抗の係數が中...
地表附近の構造は多くの場合に数層からなっている.筆者は,地表近くに少くとも2層ある場合の地震動の性質をしらべておく必要を感じ,前論文の数理的研究では,固体粘性を考慮に入れた解式を求めておいた.本論文で...
和歌山微小地震観測所の高感度地震観測網で記録された局地~近地地震の総振動時間F-Pと気象庁決定のマグニチュードMとの関係を調べた結果,同所のF-Pデータを用いて,震央距離1000km以下の浅い地震のM...
彙報第13號第2冊に於て,地表層がある場合の上下層の彈性が著しく異なる場合のRayleigh波に二種類あることを指摘しておいたが,上下層の憚性比がそれ程違はね場合にも二種類あるかどうかを吟味して見たの...
第6章 高橋伏見の方法による地震動の尾部の週期解析.高橋伏見の方法により震央距離の異る9個の地震について尾部の振動の週期解析を行つた結果をのべた.まず始めに高橋伏見の方法により解析を行へば得られる振動...