将来の大地震に対する強震動予測の際には, 地震の相似性が仮定されることが多い. 地震の相似性が成立しているとすると, 短周期震源スペクトル強度は地震モーメントの1/3乗に比例することが期待される. 鳥取県西部地域, 鹿児島県北西部地域, および宮城県北部地域で発生した地震について, K-NETとKiK-netの強震記録を解析して, 短周期震源スペクトル強度と地震モーメントの関係について調べた. その結果, これらの地震群については地震の相似性が厳密には成立していないことが明らかになった. 規模の大きい地震の方が, 単位モーメント当り, 応力降下量一定のω2モデルから期待されるよりも多くの短周期波動エネルギーを放出している
1963年8月岐阜県根尾谷をかこんで微小地震の協同観側がおこなわれた.われわれは岐阜県八幡町において無終端磁気テープを利用した磁気記録装置をもちい,多点配流式地震計(Seismometer Array...
北美濃地震(1961年8月19日14時33分)の余震の2ヵ所3組における同時比較観測の結果,山地においても,また,卓越周期の長い地盤ほど,最大変位は明かに大きく,逆に,最大加速度はやや小さいことがわか...
To study the process of occurrence of shallow earthquakes in and near Japan, the space and the time ...
近地地震波動は一般に極めて複雑であつて,その任意の部分の波としての性質を明らかにするには,これまでの走時解析を用いる位相的な立場からの研究だけでは不充分だと思われる.この論文では,前に著者の一人が微動...
地震予知との関連で,近年,古地震研究の重要性が広く世界的に認められるようになってきた.わが国では古地震史料の収集・整理,それに基く研究の歴史は古く,その成果は輝かしいものである.それはほとんど日本語で...
震害と地盤に密接な関係のある事は既に古くから知られて居り,最近施行された我国の建築基準法にも設計基準震度は地盤により異つた指定がなされ,地盤調査が必要となつて来た.又更に最近では耐震構造の合理的経済的...
リヒターや河角によつて定義されたマグニチュードは地震の規模を表現するためにははなはだ便利な量である.このマグニチュードも終局的には地震波のエネルギーと関連を持つことにその意味があるのであるから,マグニ...
兵庫県南部地震は地震工学者のみならず地震学者にも強烈な衝撃を与えた. それはこの地震を予知出来なかったという敗北感にとどまらない地震学研究者の存在意義を自らに深く問いかけるものであった. 短期地震予知...
The three-dimensional seismic attenuation structure beneath the Japanese Islands is determined from ...
The three-dimensional seismic attenuation structure beneath the Japanese Islands is determined from ...
この研究は,表題はちがうが,著者らによる既報「近地地震波動のスペクトル的研究(1)」の続報である.表題をかえた理由は,スペクトル的研究ということばが,地震波の時間的スペクトルのみの研究という意味に誤解...
強震動予測において,震源パラメータの不確実性を考慮して予測結果のばらつきを提示することが強く意識されるようになってきた.本研究では,震源特性のばらつきに注目し,気仙沼沖で約15年の平均繰り返し間隔で発...
1991年10月17日,第6次地震予知計画に基づき,人工震源を用いた深部構造調査が行われた.即線は群馬県吾妻郡吾妻町から石川県金沢市に至る全長約180kmで,爆破点はこの両端及び長野県長野市と富山県上...
地震予知計画における中部地方での一連の実験のひとつとして,人工地震による地下構造調査が,1983年11月,山梨県櫛形町と静岡県清水市を結ぶ約60kmの測線上で行われた.爆破点は,この測線上に5点および...
昭和5年に頻發した伊東附近の地震は,2月14日乃至4月10日と5月1日乃至5月31日の2群に分けることが出來,その地震頻數が,潮汐と密接な關係のあることが,從來指摘されてゐる.又,別の地震群について,...
1963年8月岐阜県根尾谷をかこんで微小地震の協同観側がおこなわれた.われわれは岐阜県八幡町において無終端磁気テープを利用した磁気記録装置をもちい,多点配流式地震計(Seismometer Array...
北美濃地震(1961年8月19日14時33分)の余震の2ヵ所3組における同時比較観測の結果,山地においても,また,卓越周期の長い地盤ほど,最大変位は明かに大きく,逆に,最大加速度はやや小さいことがわか...
To study the process of occurrence of shallow earthquakes in and near Japan, the space and the time ...
近地地震波動は一般に極めて複雑であつて,その任意の部分の波としての性質を明らかにするには,これまでの走時解析を用いる位相的な立場からの研究だけでは不充分だと思われる.この論文では,前に著者の一人が微動...
地震予知との関連で,近年,古地震研究の重要性が広く世界的に認められるようになってきた.わが国では古地震史料の収集・整理,それに基く研究の歴史は古く,その成果は輝かしいものである.それはほとんど日本語で...
震害と地盤に密接な関係のある事は既に古くから知られて居り,最近施行された我国の建築基準法にも設計基準震度は地盤により異つた指定がなされ,地盤調査が必要となつて来た.又更に最近では耐震構造の合理的経済的...
リヒターや河角によつて定義されたマグニチュードは地震の規模を表現するためにははなはだ便利な量である.このマグニチュードも終局的には地震波のエネルギーと関連を持つことにその意味があるのであるから,マグニ...
兵庫県南部地震は地震工学者のみならず地震学者にも強烈な衝撃を与えた. それはこの地震を予知出来なかったという敗北感にとどまらない地震学研究者の存在意義を自らに深く問いかけるものであった. 短期地震予知...
The three-dimensional seismic attenuation structure beneath the Japanese Islands is determined from ...
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この研究は,表題はちがうが,著者らによる既報「近地地震波動のスペクトル的研究(1)」の続報である.表題をかえた理由は,スペクトル的研究ということばが,地震波の時間的スペクトルのみの研究という意味に誤解...
強震動予測において,震源パラメータの不確実性を考慮して予測結果のばらつきを提示することが強く意識されるようになってきた.本研究では,震源特性のばらつきに注目し,気仙沼沖で約15年の平均繰り返し間隔で発...
1991年10月17日,第6次地震予知計画に基づき,人工震源を用いた深部構造調査が行われた.即線は群馬県吾妻郡吾妻町から石川県金沢市に至る全長約180kmで,爆破点はこの両端及び長野県長野市と富山県上...
地震予知計画における中部地方での一連の実験のひとつとして,人工地震による地下構造調査が,1983年11月,山梨県櫛形町と静岡県清水市を結ぶ約60kmの測線上で行われた.爆破点は,この測線上に5点および...
昭和5年に頻發した伊東附近の地震は,2月14日乃至4月10日と5月1日乃至5月31日の2群に分けることが出來,その地震頻數が,潮汐と密接な關係のあることが,從來指摘されてゐる.又,別の地震群について,...
1963年8月岐阜県根尾谷をかこんで微小地震の協同観側がおこなわれた.われわれは岐阜県八幡町において無終端磁気テープを利用した磁気記録装置をもちい,多点配流式地震計(Seismometer Array...
北美濃地震(1961年8月19日14時33分)の余震の2ヵ所3組における同時比較観測の結果,山地においても,また,卓越周期の長い地盤ほど,最大変位は明かに大きく,逆に,最大加速度はやや小さいことがわか...
To study the process of occurrence of shallow earthquakes in and near Japan, the space and the time ...