両卵寄生蜂とも単為生殖を行ないうるが,このような場合には雄ばかりのprogenyを産出する(第1表及び第2表).しかし野外自然状態下ではかかる単為生殖は極めて稀な場合にしか起らず,野外で採集,あるいは目撃される雄のほとんどは交尾した雌の不授精卵が発育したものと考えられる.卵寄生蜂の分布地域として,両卵寄生蜂の棲息する山形県庄内地方,ムライクロタマゴバチだけ発見された新潟県高田市附近(第2報参照)のほか,新たに著者の調査により,両卯寄生蜂が山形県新庄市,秋田県鹿角郡花輪町附近に,またツルオカクロタマコバチが岩手県盛岡市附近にも分布することが確認された.なお,両卵寄生蜂とも第1令幼虫で越冬するが,生活環については詳しく後報する予定である
【摘要】この報告は,甘果オウトウ種子の発芽に関する基礎資料を得るため,果実の発育にともなう核(内果皮)の発育の過程および完熟した核の組織構造を組織学的に観察し,種子発芽との関係について若干の考察を行っ...
摘要 シャリンドウ属(Dracocephalum)は約70 種が知られており,主にユーラシア大陸に,そして,北アフリカと北アメリカにそれぞれ1 種が分布している(Budantsev 2004)。日本で...
We report the karyotypes of the following six species of Japanese Lamium : L. album var. barbatum (2...
【摘要】 両卵寄生蜂に関するこれまでの研究は,主として蜂の利用を目的として研究がおしすすめられたが,同時にScelio属すべてに未知だった問題についても解決されるところが少くなかった.この継続した研究...
1) 両卵寄生峰の産卵能力は主として温度条件に左右され(関係湿度70%以上において),適温下では能力の増強が認められる.交尾,未交尾の雌の聞には産卵能力に著しい差異は認められない.また,両卵寄生蜂とも...
1) 両卵寄生蜂は1958年現在著者によって,本州,四国及び九州の一部府県にその分布が確認されたにすぎない.しかし,両卵寄生峰の活動,習性から判断して,何れの寄生蜂も新農薬の水田への多量投入以前におい...
1)両卵寄生峰ともイナゴ(Genus Oxya)の卵にのみ首尾よく寄生し,他のバッタ属卵には全く注意を払わない.これは寄主卵をつつむ卵塊構造の物理,化学的な差異にもとづくもののようである.また,両卵寄...
摘要 ヒトツバヨモギ(Artemisia monophylla),タカネヨモギ(A. sinanensis),それにシロヨモギ(A. stelleriana)の3 種について核型の観察を行った。ヒトツ...
【摘要】1984年,鶴岡市周辺の日枝,民団,小真木原および高坂の各地区で軟腐病に罹病した15種の野菜類から, 262系統の病原菌を分離した.これらのうち,各野菜から分離した52系統について同定試験を行...
【摘要】一般にアスパラガス(Asparagus officinalis L.)では雄株の方が雌株より生産性が良いことが知られている.このことは同じ雌雄異株植物である山菜のシオデ(Smilax old ...
【抄録】山形大学農学部附属農場のハクサイ連作圃場から採取した土壌を120℃,2時間蒸気殺菌後18号素焼鉢に充填し,同農場の圃場に埋設した.直ちにハクサイ(松島交配新6号)を播種し微生物の増殖,軟腐病の...
摘要 サトイモ科ミズバショウ亜科ミズバショウ連は,ミズバショウ属,ザゼンソウ属およびOrontium 属の3属からなる。染色体基本数は,Orontium 属がx=13,ミズバショウ属はx=14,ザゼン...
スイバの染色体構造変化個体は, 日本では Yamamoto (1935, 1937, 1938), Kurita and Kuroki (1971),Kuroki (1994) により,イギリスではW...
【適要】山形県各地の普通畑,転換畑,牧草地,野草地よりトウモロコシ,ダイズ,オーチヤードグラス,ギシギシを採取し, VA菌根菌の感染状態と感染に影響を及ぼす要因について調査した.調査した土壌は砂丘未熟...
わが国におけるサルモネラの事情は,戦後各国軍隊の駐留,邦人の外地よりの引き揚げ,アメリカからの各種食品の輸入などによって大いに変化していることは推測出来る.1949年から1963年に至る15年間当セン...
【摘要】この報告は,甘果オウトウ種子の発芽に関する基礎資料を得るため,果実の発育にともなう核(内果皮)の発育の過程および完熟した核の組織構造を組織学的に観察し,種子発芽との関係について若干の考察を行っ...
摘要 シャリンドウ属(Dracocephalum)は約70 種が知られており,主にユーラシア大陸に,そして,北アフリカと北アメリカにそれぞれ1 種が分布している(Budantsev 2004)。日本で...
We report the karyotypes of the following six species of Japanese Lamium : L. album var. barbatum (2...
【摘要】 両卵寄生蜂に関するこれまでの研究は,主として蜂の利用を目的として研究がおしすすめられたが,同時にScelio属すべてに未知だった問題についても解決されるところが少くなかった.この継続した研究...
1) 両卵寄生峰の産卵能力は主として温度条件に左右され(関係湿度70%以上において),適温下では能力の増強が認められる.交尾,未交尾の雌の聞には産卵能力に著しい差異は認められない.また,両卵寄生蜂とも...
1) 両卵寄生蜂は1958年現在著者によって,本州,四国及び九州の一部府県にその分布が確認されたにすぎない.しかし,両卵寄生峰の活動,習性から判断して,何れの寄生蜂も新農薬の水田への多量投入以前におい...
1)両卵寄生峰ともイナゴ(Genus Oxya)の卵にのみ首尾よく寄生し,他のバッタ属卵には全く注意を払わない.これは寄主卵をつつむ卵塊構造の物理,化学的な差異にもとづくもののようである.また,両卵寄...
摘要 ヒトツバヨモギ(Artemisia monophylla),タカネヨモギ(A. sinanensis),それにシロヨモギ(A. stelleriana)の3 種について核型の観察を行った。ヒトツ...
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摘要 サトイモ科ミズバショウ亜科ミズバショウ連は,ミズバショウ属,ザゼンソウ属およびOrontium 属の3属からなる。染色体基本数は,Orontium 属がx=13,ミズバショウ属はx=14,ザゼン...
スイバの染色体構造変化個体は, 日本では Yamamoto (1935, 1937, 1938), Kurita and Kuroki (1971),Kuroki (1994) により,イギリスではW...
【適要】山形県各地の普通畑,転換畑,牧草地,野草地よりトウモロコシ,ダイズ,オーチヤードグラス,ギシギシを採取し, VA菌根菌の感染状態と感染に影響を及ぼす要因について調査した.調査した土壌は砂丘未熟...
わが国におけるサルモネラの事情は,戦後各国軍隊の駐留,邦人の外地よりの引き揚げ,アメリカからの各種食品の輸入などによって大いに変化していることは推測出来る.1949年から1963年に至る15年間当セン...
【摘要】この報告は,甘果オウトウ種子の発芽に関する基礎資料を得るため,果実の発育にともなう核(内果皮)の発育の過程および完熟した核の組織構造を組織学的に観察し,種子発芽との関係について若干の考察を行っ...
摘要 シャリンドウ属(Dracocephalum)は約70 種が知られており,主にユーラシア大陸に,そして,北アフリカと北アメリカにそれぞれ1 種が分布している(Budantsev 2004)。日本で...
We report the karyotypes of the following six species of Japanese Lamium : L. album var. barbatum (2...