教職課程学生のグローバルな問題やグローバル教育実践に関する意識についての研究 : 初等教育課程と中等教育課程（英語科）の学生への調査を基に

論文ARTICLE本研究では、教職課程の学生を対象にグローバルな問題やグローバル教育に対する意識調査を行い、 これからの時代に学校教育でグローバル教育を導入する可能性や条件について検討した。調査内容及 び項目は、グローバルな問題に対する意識については、Parker ら（1997）が行った調査項目 12 問を 用い、グローバル教育に対する意識については、重要性及び授業実践に関する項目 8 問を関連法令等 に基づき作成した。調査参加者は、115 名（初等教育課程学生 35 名・中等教育課程学生（英語科）80 名） であった。その結果、(1) グローバルな問題に対する意識の評定平均値は中程度であり、Parker ら (1997) の結果と同様であった。また、(2) 調査参加学生の多くは、グローバル教育の重要性を認識していたが、 各校種や科目に応じた授業実践のイメージを抱くことが困難である傾向がデータから伺えた