現代の日本は“超高齢化社会”と呼ばれ、介護・ 介助に関するリテラシーは不可欠でそれを避けて 通れない状況がある。その中で一方的な思い込み だけの非科学的な介護が、思い掛けない苦痛や身 体的な負担等々の悲劇につながりかねない。これ からの時代はそうならないために、介助者と被介 助者の両者が介護の動作の力学的意味を充分に知 ることが重要と考えた。そこで、介護・介助と物 理学的理解を結びつけた手法を確立することが必 要であると考え、研究を始めている。 まず、筆者らの実践した“介護物理”の講義を 受けた生徒が、どのような反応をして、介護に対 してどのような意識を持ったかを調べ分析するこ とにした。 分析した結果、学部・男女によって介護に対す る捉え方や理解度が違うことが分かった。文系で は原理に対する理解度は低いものの、介護に対し て意欲的な学生が比較的多いことが分かった。理 系では、原理に対する理解度が高く、理論的に捉 える学生が多いということが分かった。また、全 体的には介助に関して重要な科学的キーワードで ある“重心線”に対する理解度が低いということ と、介護の経験が少なく、イメージのわかない学 生が多いことも分かった。 今後“介護物理”を研究していく上で、その準 備段階として学生の反応を分析し、社会の実態に 合った手法確立の手立ての一端を探ることができ たことはとても有意義であった。本研究では、“介 護物理”の必要性を広く伝えていくために、準備 段階の研究を紹介することにした
離島複式学級における体育授業の特徴を理解する基礎資料を得るため、複式学級の3・4年生の児童を対象に、体格・体力を測定すると共に各児童の体育授業の運動量を把握した。さらに、1年後、4・5年生になった同じ...
論説(Article)今、日本の衣の自給率はほぼ0%である。食とともに人間が生きる上で必要不可欠なものでありながら、だ。自らの手で衣を一からつくることは想像すらできないであろう。本稿では、危機的社会と...
近年のテクノロジーの進歩に伴って、学校教育におけるICT機器の活用は急速に進められている。これからの学校教員はICT機器の活用に関してこれまでのように一部の専門家に頼るのではなく、教員が自分自身で活用...
1960年代以降、環境問題の顕在化と深刻化により、その対応策として環境政策が展開されてきた。環境政策を進めるために、直接規制、経済的手法、普及・啓発が代表的な手法としてとられてきたが、直接規制や経済的...
本研究では、教師におけるテレビ会議システムの教育利用について取りあげて、その普及を推進したり阻害したりする諸要因について、特に心理学的側面から検討した。調査(質問紙形式)は2007年に鹿児島県内の小学...
本稿では、日本語能力を育成する1つの方策として実践したプレゼンテーション活動の遂行過程で学習者(留学生)がどのような学習を行ったかに着目し、日本語学習に果たした役割を考察した。特に教室外でどのような作...
本稿では、新潟産業大学の学生による「柏崎野菜」マコモタケのPR活動である「柏崎野菜応援プロジェクト」の事例紹介を通じて、今日、大学における新たな役割としてその重要性が注目されている、学生による大学地域...
[出版社版]家庭科教育では、保育の授業に関する数多くの蓄積がある。とくに、中学校技術・家庭(女子向き)・高等学校家庭一般(女子のみ必修)の時代には、保育は母性の育成と強く結びついた学習として広く実践さ...
書写が、国語科の[言語事項]において、文字を、正しく整えて、読みやすく、早く書くことを目指して行う分野であることは、言うまでもない。しかし、新学習指導要領の実施に伴い、国語科の配当時間が削減された。同...
本研究の目的は、異なる大学、異なる学習歴を持つ学習者が、協働してICTを活用した学びの実践を通して得られる効果を検討することである。筆者らは、主に2014年度から、教員や保育士の養成の高度化を目指して...
[出版社版]発達障害生徒の支援に関する特別支援教育巡回相談を実施した。ここにおいて中学校教師が、生徒への具体的な支援方法を検討するプロセスの促進を目的に、以下の諸点において学校コンサルテーション(以下...
本稿の目的は、初等中等教育のキャリア教育を対象として、キャリア形成型コンピテンシーの育成を図るために用いるキャリア・ポートフォリオ(以下、ポートフォリオと記す)の構成要素としての「学びの評価」を明らか...
高齢社会と看護教育の大学化が進む中で、本論では老年期にある人々への看護を理解し探求するために学課程でおさえなければならない、普遍的で基本的な内容を抽出し、教育方法を検討することを目的としている。 本...
本研究では、協同的な学習の理念に基づいて実践した活動型の授業のグループ活動において、学生がどのような相互交流を行ったかを明らかにする。グループ活動において、学習効果を促進するには、相互交流の質を高める...
これから求められる「新しい教育の在り方(21世紀型教育)」を創造・開発、実践する鍵として、アクティブ・ラーニングとカリキュラム・マネジメントが提言されている。アクティブ・ラーニングにおける課題発見・問...
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