本稿は,既に発表した拙稿『フランクフルト学派に関する一考察〔Ⅰ〕―M.ホルクハイマーの「批判的理論」を中心として―』(1986年12月発表)の続篇として企画されたものである。前稿では,フランクフルト学派の今日に到るまでの研究成果は極めて多岐にわたり豊富であるなかで,まず当学派の中心をなすホルクハイマーの1930年代―ファシズム台頭の時代―の思想の中核をなす「批判的理論」を中心に一定の論考を加えた。本稿では,それ以後の世界史の動向,ファシズムの権力掌握,第二次世界大戦の展開,その結果としての人類のかつて経験したことのない悲惨の極致,こうした歴史過程において,彼の「批判的理論」が「道具的理性」批判へと、自らの思想の一層の深化発展してゆく過程に新たな論考を加えたい。この一年以内の我国に係わる歴史事象の一つを取りあげただけでも,「昭和」は「平成」へと代った。昭和史を自分なりに総括することは,ここでは場ちがいのことではあるが,その細やかな一端としての作業から始めたい。Der Autor betrachtet die Entstehung der Kritischen Theorie von M.Horkheimer in der letzten Abhandlung,d.h.,,Uber die Frankfurter Schule(Ⅰ);Die kritische Theorie von M.Horkheimer”.In dieser abhandlung foltlaufend denkt der Autor die Entwicklung der kritischen Theorie,den Begriff der instrumentellen Vernunft als die...
所属は追加(74巻2号p.298)による近年の近世ドイツ国制史研究において顕著な動向のひとつとして、連邦的体制としての帝国(神聖ローマ帝国) 国制の重視、を指摘することができる。本稿の取り扱う帝国クラ...
[[abstract]]本論文旨在探討傳記文學的翻譯策略,以德國作家英格.柏德森(IngkeBrodersen)與卡蘿拉.史坦(Carola Stern)編著的《希特勒草莓》(EineErdbeere...
本研究の目的は、中京大学体育学部の教育実習の状況を、実習生のアンケート調査から分析しようとするものである。研究課題の主たるものは、次の3項目である。(1) 実習生の保健と体育の授業担当数や参観授業の有...
筆者は今迄,西洋現代ドイツ史の特にヴァイマル共和制期からナチスの時代に到る間の社会・経済・政治史に重点をおいて若干の考察を払ってきた。しかしその間,常に関心の根底にあったのは,人間存在の自覚的根拠をな...
我が国においては,昭和22年に社会科が発足し,社会科学領域にかかわる多様な内容は社会科において総合的に扱われることになった。一方,小学校低学年における社会科と理科の廃止にともなって新設された低学年の生...
本稿は,筆者のフランクフルト学派の学問業績に関する考察の第三篇をなすものである。既に発表した,第一,第二篇においては,M.ホルクハイマーの「批判的理論」を中心として,M.ホルクハイマーの「道具的理性」...
教科や領域の研究と子どもの実態の把握と教師の力量形成があいまって授業が成立する。その包括的力量と子どものニーズに応じて授業形態も変化してくる。養護学校においては特に,授業形態は,子どもの志向・動きにあ...
個人情報保護のため削除部分ありドイツにおいては第二帝政期に、急速な工業化によって、労働者層の住環境が社会問題として認識された。この問題に対して、一方で住宅を建設し性状を改善する方法が採られた。これはや...
本報告は1),ドイツ教授学論争の論証を歴史的に検討する継続論文の第Ⅷ報であり2),エーリッヒ・ヴェニガー(1894-1961)の教授学考察の第1報である。1976-77年文部省在外研究(長期)の際,ベ...
第二次世界大戦後,数年の間にヴォルフガング・ボルヒェルト(Wolfgang Borchert)やハインリッヒ・ベル(Heinrich Böll)を中心とする作家達によって生み出された断片的な形式の散文...
公物法理論への国庫理論の影響が,しばしば,指摘されている。公物法理論への国庫理論の影響は,単に,公物に私法上の所有権が存在することが認められ,あるいは,公物をめぐる法関係に公法上の法関係と私法上の法関...
『クルツゲシヒテ』に関して,これまで,第Ⅰ報1)ではジャンルの成立過程を辿り,そして第Ⅱ報2)では主として,このジャンルに於ける1950年代までの研究報を整理した訳であるが,これらの成果は,拙他編の『...
インド史の研究に際し、インド古代文献の史料的価値の評価の如何によって、大きな過誤を犯す危険が多分にある。その原因として、インド古代文献の多くが一般社会とほとんど没交渉な世界の産物であること、また文献の...
本論文は,16世紀ルネサンス以来抬頭し始めた絶対主義が,一方では中世的普遍秩序および教会による規範の独占に対抗し,他方ではゲルマン的封建国家観に対抗して,近代国家の統一を形成して行く闘争の過程をつくり...
個人情報保護のため削除部分あり騎士団領プロイセンにおいては一四〇〇年までに約一四〇〇のフーフェ賃租村落と九三の都帯が建設された。村落建設の最古のハントフェステは十二八二年のものであるが、農民の移植は個...
所属は追加(74巻2号p.298)による近年の近世ドイツ国制史研究において顕著な動向のひとつとして、連邦的体制としての帝国(神聖ローマ帝国) 国制の重視、を指摘することができる。本稿の取り扱う帝国クラ...
[[abstract]]本論文旨在探討傳記文學的翻譯策略,以德國作家英格.柏德森(IngkeBrodersen)與卡蘿拉.史坦(Carola Stern)編著的《希特勒草莓》(EineErdbeere...
本研究の目的は、中京大学体育学部の教育実習の状況を、実習生のアンケート調査から分析しようとするものである。研究課題の主たるものは、次の3項目である。(1) 実習生の保健と体育の授業担当数や参観授業の有...
筆者は今迄,西洋現代ドイツ史の特にヴァイマル共和制期からナチスの時代に到る間の社会・経済・政治史に重点をおいて若干の考察を払ってきた。しかしその間,常に関心の根底にあったのは,人間存在の自覚的根拠をな...
我が国においては,昭和22年に社会科が発足し,社会科学領域にかかわる多様な内容は社会科において総合的に扱われることになった。一方,小学校低学年における社会科と理科の廃止にともなって新設された低学年の生...
本稿は,筆者のフランクフルト学派の学問業績に関する考察の第三篇をなすものである。既に発表した,第一,第二篇においては,M.ホルクハイマーの「批判的理論」を中心として,M.ホルクハイマーの「道具的理性」...
教科や領域の研究と子どもの実態の把握と教師の力量形成があいまって授業が成立する。その包括的力量と子どものニーズに応じて授業形態も変化してくる。養護学校においては特に,授業形態は,子どもの志向・動きにあ...
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公物法理論への国庫理論の影響が,しばしば,指摘されている。公物法理論への国庫理論の影響は,単に,公物に私法上の所有権が存在することが認められ,あるいは,公物をめぐる法関係に公法上の法関係と私法上の法関...
『クルツゲシヒテ』に関して,これまで,第Ⅰ報1)ではジャンルの成立過程を辿り,そして第Ⅱ報2)では主として,このジャンルに於ける1950年代までの研究報を整理した訳であるが,これらの成果は,拙他編の『...
インド史の研究に際し、インド古代文献の史料的価値の評価の如何によって、大きな過誤を犯す危険が多分にある。その原因として、インド古代文献の多くが一般社会とほとんど没交渉な世界の産物であること、また文献の...
本論文は,16世紀ルネサンス以来抬頭し始めた絶対主義が,一方では中世的普遍秩序および教会による規範の独占に対抗し,他方ではゲルマン的封建国家観に対抗して,近代国家の統一を形成して行く闘争の過程をつくり...
個人情報保護のため削除部分あり騎士団領プロイセンにおいては一四〇〇年までに約一四〇〇のフーフェ賃租村落と九三の都帯が建設された。村落建設の最古のハントフェステは十二八二年のものであるが、農民の移植は個...
所属は追加(74巻2号p.298)による近年の近世ドイツ国制史研究において顕著な動向のひとつとして、連邦的体制としての帝国(神聖ローマ帝国) 国制の重視、を指摘することができる。本稿の取り扱う帝国クラ...
[[abstract]]本論文旨在探討傳記文學的翻譯策略,以德國作家英格.柏德森(IngkeBrodersen)與卡蘿拉.史坦(Carola Stern)編著的《希特勒草莓》(EineErdbeere...
本研究の目的は、中京大学体育学部の教育実習の状況を、実習生のアンケート調査から分析しようとするものである。研究課題の主たるものは、次の3項目である。(1) 実習生の保健と体育の授業担当数や参観授業の有...