ライダーによる南極の中層大気圏の探査を提案する.これはYAGレーザーおよびYAGレーザー励起色素レーザーをライダー送信系に用いて,成層圏のエアロゾル,オゾンや中間圏,下部熱圏のアルカリ金属原子,エアロゾル等の微量成分と,大気分子個数密度の高度分布およびその時間的変動を精密に測定しようとするものである.南極のライダー観測は,中層大気圏の組成的,力学的構造のグローバルな理解のためにきわめて重要であり,また,オーロラなどの極域電離圏における電磁気的じょう乱に対する中層大気の応答を調べる上できわめて有意義である.Lidar observations of the middle atmosphere in the Antarctic are proposed. Vertical profiles and their time variabilities of air molecules and minor constituents of the atmosphere, such as aerosols and ozone in the stratosphere and alkali metal atoms and aerosols in the mesosphere and the lower thermosphere, will be measured accurately by using a lidar system, the transmitter of which consists of a YAG laser and a dye laser pumped by the YAG laser. The lidar observations in the Antarctic ar...
南緯45度以南の南極域のフリーエア異常および地形の最新のデータを用いてブーゲー異常分布を求め, 大陸域およびそれと隣接する海域の地下構造に関して重力異常の立場から考察を行った。大陸域は全体が負の異常を...
第15次南極地域観測隊に参加して,みずほ観測拠点において地吹雪量測定を行った,引出し箱型地吹雪計を改良した結果,サイクロン型地吹雪計とほぼ同じ捕捉率(⫩0.55)をもつことがわかったので,...
南極プレート内部, 特に南極大陸では地震活動度が低いことが知られている。今回, その原因を世界中の海洋プレート内地震のデータをもとに考察する。海洋プレート内地震の単位面積当たりの発生頻度は, 高緯度地...
1976年8月17日および9月1日に南極昭和基地から打ち上げられた観測ロケット,S-210JA-24および25号機に3成分フラックスケート型磁力計が搭載され,電離層磁場観測が行われた.その結果,オーロ...
南極の火山の分布は,後期新生代に関して,いわゆる造山帯の傾向あるいは歴史と同様な特徴をもっている.南極のマリー.バードランドとビクトリアランド地域はアルカリ岩系の岩石区の特徴をもって,さまざまな変化を...
昭和基地およびみずほ観測拠点における降雪および飛雪と,内陸トラバースルートに沿った地点での雪,2mピットの雪について,酸素同位体組成を測定し,それが何により規制されているか検討した.昭和基地における雪...
血中コルチゾールの日内リズムの変化を,昭和基地に居住する隊員について調査した.年4回(3月,6月,9月,12月),昼夜時間の異なる時期を選び,1日4回(8時,12時,18時,22時)採血し,血中コルチ...
1976年1月からの1年間に,オーロラ電子検出器搭載の観測ロケット5台が,昭和基地から打ち上げられた.うち1台は静穏日に,残り4台はオーロラ活動時に行われた.電子検出器は,比例計数管とプラスチックシン...
2000年2月17日に「南極海での地球科学的研究の将来計画」に関する研究小集会を行った。本研究小集会は, 南極海での固体地球科学の分野での現在の様々な問題点を明確にし, 国内外の観測船の動向を把握する...
南極・昭和基地のいろいろな観測点の位置や標高は, それぞれ異なる値が使われている。近年, 測地衛星を用いた測位システムが発達し, 南極でも用いられている。将来の混乱を防ぐため, 昭和基地のいろいろな点...
日本南極観測隊の通信部門では, 内陸調査旅行の際にブリザードなどの影響により深刻な雪雑音通信障害に遭遇してきた。その主たる原因は, バーチカルホイップアンテナの尖端で生じるコロナ放電と考えられてきた。...
第2回南極地球化学シンポジウムに際して,地球科学の隣接分野からの地球化学的研究への提言として,次のコメントを行った.まず,南極氷床の発達と変動に関係すると考えられる諸事象を,時間的尺度を基準にして区分...
南極地域における環境放射線測定の目的と意義について考察し,昭和基地ならびにその周辺環境-大気中,地中,雪水中-での自然放射線測定の具体案についで述べる.とくに,この種の放射線・放射能観測が,資源探査へ...
南極ロケットに地磁気姿勢計を搭載し,ロケットの飛しょう中の姿勢を測定する実験は,最初のロケット実験以来続けられてきた.ロケット実験も一段落したこの時期に,これまでの成果をここにまとめてみる姿勢測定はS...
アイスドームの製作技術と時間によるその変形を研究するために, アイスドームの建設が試みられた。直径10mの膜を送風機で膨らませ, 水と雪をこの上にかけた。約13tの水を使って厚さ7cm, 高さ3mのも...
南緯45度以南の南極域のフリーエア異常および地形の最新のデータを用いてブーゲー異常分布を求め, 大陸域およびそれと隣接する海域の地下構造に関して重力異常の立場から考察を行った。大陸域は全体が負の異常を...
第15次南極地域観測隊に参加して,みずほ観測拠点において地吹雪量測定を行った,引出し箱型地吹雪計を改良した結果,サイクロン型地吹雪計とほぼ同じ捕捉率(⫩0.55)をもつことがわかったので,...
南極プレート内部, 特に南極大陸では地震活動度が低いことが知られている。今回, その原因を世界中の海洋プレート内地震のデータをもとに考察する。海洋プレート内地震の単位面積当たりの発生頻度は, 高緯度地...
1976年8月17日および9月1日に南極昭和基地から打ち上げられた観測ロケット,S-210JA-24および25号機に3成分フラックスケート型磁力計が搭載され,電離層磁場観測が行われた.その結果,オーロ...
南極の火山の分布は,後期新生代に関して,いわゆる造山帯の傾向あるいは歴史と同様な特徴をもっている.南極のマリー.バードランドとビクトリアランド地域はアルカリ岩系の岩石区の特徴をもって,さまざまな変化を...
昭和基地およびみずほ観測拠点における降雪および飛雪と,内陸トラバースルートに沿った地点での雪,2mピットの雪について,酸素同位体組成を測定し,それが何により規制されているか検討した.昭和基地における雪...
血中コルチゾールの日内リズムの変化を,昭和基地に居住する隊員について調査した.年4回(3月,6月,9月,12月),昼夜時間の異なる時期を選び,1日4回(8時,12時,18時,22時)採血し,血中コルチ...
1976年1月からの1年間に,オーロラ電子検出器搭載の観測ロケット5台が,昭和基地から打ち上げられた.うち1台は静穏日に,残り4台はオーロラ活動時に行われた.電子検出器は,比例計数管とプラスチックシン...
2000年2月17日に「南極海での地球科学的研究の将来計画」に関する研究小集会を行った。本研究小集会は, 南極海での固体地球科学の分野での現在の様々な問題点を明確にし, 国内外の観測船の動向を把握する...
南極・昭和基地のいろいろな観測点の位置や標高は, それぞれ異なる値が使われている。近年, 測地衛星を用いた測位システムが発達し, 南極でも用いられている。将来の混乱を防ぐため, 昭和基地のいろいろな点...
日本南極観測隊の通信部門では, 内陸調査旅行の際にブリザードなどの影響により深刻な雪雑音通信障害に遭遇してきた。その主たる原因は, バーチカルホイップアンテナの尖端で生じるコロナ放電と考えられてきた。...
第2回南極地球化学シンポジウムに際して,地球科学の隣接分野からの地球化学的研究への提言として,次のコメントを行った.まず,南極氷床の発達と変動に関係すると考えられる諸事象を,時間的尺度を基準にして区分...
南極地域における環境放射線測定の目的と意義について考察し,昭和基地ならびにその周辺環境-大気中,地中,雪水中-での自然放射線測定の具体案についで述べる.とくに,この種の放射線・放射能観測が,資源探査へ...
南極ロケットに地磁気姿勢計を搭載し,ロケットの飛しょう中の姿勢を測定する実験は,最初のロケット実験以来続けられてきた.ロケット実験も一段落したこの時期に,これまでの成果をここにまとめてみる姿勢測定はS...
アイスドームの製作技術と時間によるその変形を研究するために, アイスドームの建設が試みられた。直径10mの膜を送風機で膨らませ, 水と雪をこの上にかけた。約13tの水を使って厚さ7cm, 高さ3mのも...
南緯45度以南の南極域のフリーエア異常および地形の最新のデータを用いてブーゲー異常分布を求め, 大陸域およびそれと隣接する海域の地下構造に関して重力異常の立場から考察を行った。大陸域は全体が負の異常を...
第15次南極地域観測隊に参加して,みずほ観測拠点において地吹雪量測定を行った,引出し箱型地吹雪計を改良した結果,サイクロン型地吹雪計とほぼ同じ捕捉率(⫩0.55)をもつことがわかったので,...
南極プレート内部, 特に南極大陸では地震活動度が低いことが知られている。今回, その原因を世界中の海洋プレート内地震のデータをもとに考察する。海洋プレート内地震の単位面積当たりの発生頻度は, 高緯度地...