1976年8月17日および9月1日に南極昭和基地から打ち上げられた観測ロケット,S-210JA-24および25号機に3成分フラックスケート型磁力計が搭載され,電離層磁場観測が行われた.その結果,オーロラ出現中の電離層には,いくつかの電流層が存在し,電流の大きさは強くしかも局所的に存在している.24号機においては,上昇時92-100kmに大規模な水平電流層と113km付近の局所的な層が観測され,電流方向は西向きであった.25号機においては,いずれも小規模な層が,上昇時約123km,下降特約117kmに存在しており,さらに88-108kmにかけて大きな磁場変動が観測された.Geomagnetic field variations in the ionosphere were measured by the three axial fluxgate magnetometers on board the two sounding rockets, S-210JA-24 and 25,which were launched on August 17 and September 1, 1976 at Syowa Station, Antarctica, respectively. From the measured magnetic field data, It is found that there are a large-scale horizontal current layer at 92-100 km and a local current layer at 113 km during the ascent of the S-210JA-24 rocket. Two small...
飛しょう体からパラメーターのはっきりした電子ビームを放出し,それによる発光現象を観測することは,オーロラ研究の今後の一つの方向を示している.我々はロケットによる実験技術を確立し,基礎的な情報を得ると共...
南極昭和基地におけるロケット実験の将来計画を立てるにあたり,すでに一部実施され,また,一部実験実施が残っている昭和基地のIMSロケットプロジェクトについて十分検討し,反省すべきところは反省しなければな...
第22次南極地域観測隊夏隊による砕氷船「ふじ」船上での海上重力測定は, 1980年11月25日の東京出港から1981年4月20日の帰港までの全航海を通じ, 実施することができた。途中, オーストラリア...
南極ロケットに地磁気姿勢計を搭載し,ロケットの飛しょう中の姿勢を測定する実験は,最初のロケット実験以来続けられてきた.ロケット実験も一段落したこの時期に,これまでの成果をここにまとめてみる姿勢測定はS...
南極昭和基地で打ち上げられた,S-210JA-24および25号機に搭載された磁力計により磁場測定が行われた.両ロケットともオーロラ出現時に打ち上げられ,電流にともなう磁場変動を検出した.搭載されたフラ...
ライダーによる南極の中層大気圏の探査を提案する.これはYAGレーザーおよびYAGレーザー励起色素レーザーをライダー送信系に用いて,成層圏のエアロゾル,オゾンや中間圏,下部熱圏のアルカリ金属原子,エアロ...
1976年1月からの1年間に,オーロラ電子検出器搭載の観測ロケット5台が,昭和基地から打ち上げられた.うち1台は静穏日に,残り4台はオーロラ活動時に行われた.電子検出器は,比例計数管とプラスチックシン...
南極・昭和基地のいろいろな観測点の位置や標高は, それぞれ異なる値が使われている。近年, 測地衛星を用いた測位システムが発達し, 南極でも用いられている。将来の混乱を防ぐため, 昭和基地のいろいろな点...
2000年2月17日に「南極海での地球科学的研究の将来計画」に関する研究小集会を行った。本研究小集会は, 南極海での固体地球科学の分野での現在の様々な問題点を明確にし, 国内外の観測船の動向を把握する...
日本南極観測隊の通信部門では, 内陸調査旅行の際にブリザードなどの影響により深刻な雪雑音通信障害に遭遇してきた。その主たる原因は, バーチカルホイップアンテナの尖端で生じるコロナ放電と考えられてきた。...
最近の新しいロケット,人工衛星,レーダーなどの技術発達により,極域電場・電流,および極光・極光粒子分布・変動に関する理解が一段と深まった.本論文は,これら広範な分野のここ数年間の研究の主な結果をまとめ...
昭和基地およびみずほ観測拠点における降雪および飛雪と,内陸トラバースルートに沿った地点での雪,2mピットの雪について,酸素同位体組成を測定し,それが何により規制されているか検討した.昭和基地における雪...
カナタ,マニトハ州において,IMS観測の一環として実施した,極光帯からプラスマポーズにかけての地磁気脈動の観測結果から,次の事柄が知られた.昼間帯の地磁気脈動は,がいして広範囲にわたってよい相関を示し...
第15次南極地域観測隊に参加して,みずほ観測拠点において地吹雪量測定を行った,引出し箱型地吹雪計を改良した結果,サイクロン型地吹雪計とほぼ同じ捕捉率(⫩0.55)をもつことがわかったので,...
この10年間に, 磁気経度110°線に沿って南極のpolar cap領域を通る無人観測網の観測が成功した。1978-1979年の南極夏季に収録された地磁気変化に関する初期解析結果が得られた。その結果,...
飛しょう体からパラメーターのはっきりした電子ビームを放出し,それによる発光現象を観測することは,オーロラ研究の今後の一つの方向を示している.我々はロケットによる実験技術を確立し,基礎的な情報を得ると共...
南極昭和基地におけるロケット実験の将来計画を立てるにあたり,すでに一部実施され,また,一部実験実施が残っている昭和基地のIMSロケットプロジェクトについて十分検討し,反省すべきところは反省しなければな...
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