本研究は、文章を読むとともに文章の要点を図として示す要点関係図作成活動を行う状況を設定し、どのような図を作成すれば理解が促進されるか、L2日本語読解力と学習者の作成した図に含まれる要点の関係の観点から検証した。協力者は、L2日本語上級学習者18名と中級学習者18名の36名である。学習者は因果型の説明文を読んで、要点関係図作成活動を行った。その後、筆記再生課題を行った。筆記再生課題は要点理解、詳細理解、要点と詳細の重要度の把握、推論生成の観点から分析した。結果は、L2日本語読解力にかかわらず、要点を因果関係で関係づけた図を作成した学習者が要点理解と要点と詳細の重要度の把握を促進させていたことが示唆された。以上より、因果型説明文では要点を因果関係で関係づけた図を作成することが理解を促進させることが明らかにされた。This study investigated what kind of graphic organizers facilitate comprehension. A total of 36 Chinese Japanese language learners, 18 intermediate-level and 18 advanced-level, participated in this study. The participants were required to read an expository text and to construct graphic organizers. After this activity, a recall test was conducted. The recall test was analyzed in terms of ...
日々の授業実践において課題だと感じていることは,生徒に何が重要かを認識できるカを身に付けさせることである。この課題を克服するために必要なことは,生徒がもつメタ言語能力を活性化することだと考えられる。メ...
日本語学習者の読解過程の研究はこれまで発話思考法を使って母語話者対学習者、言語能力の異なる学習者という対比で語られることが多かった。そこでは母語話者あるいは言語能力上位者は自らの既有知識を使ったトップ...
現在日本語教育からもコミュニケーション能力の育成に目が向けられ始めている。特に論理的な文章を書くことが主眼とされている。そして, 正確, 的確な, 適切な文章を書くことが目標とされている。しかし, も...
本研究旨在探討字彙圖教學對台灣國中生英文單字學習之成效,以及此教學方式對學生英文單字學習態度的影響。研究對象為六十三位來自中台灣某國中兩班三年級的學生,隨機指派一班為實驗組,而另一班為對照組。實驗組實...
お茶の水女子大学人間文化創成科学研究科博士(人文科学)学位論文・平成26年3月24日授与(甲第103号)人文科学博士Ochanomizu University (お茶の水女子大学)博士(人文科学)お茶...
中国語を母語とする大学院生が学術論文を読むときの読解過程を、読みながら理解した内容を母語で話してもらう方法で調査した。その結果、語の認識や文の構造を正しく把握し、語の辞書的な意味を正しく理解しても、当...
読解評価のひとつの方法である再生には、再生言語に被験者の母語を用いるか、目標言語を用いるかという大きな問題がある。本稿では母語と目標言語による再生数を比較し、さらに読解前のコンテントスキーマ活性化の情...
講義時にその講義内容の構造に則したノートを取ることが有効であることを示した研究がある。では読解時にその材料の構造に則したノートを取ることは講義時と同様にその文章理解を促進するのだろうか。本研究は参加者...
テキストを読む前にスキーマを活性化することは、理解を促進するといわれている。本稿ではコンテントスキーマを活性化することが、読後の再生にどのような影響を及ぼすかを実験、検証し、フォーマルスキーマを活性化...
大学生を被験者として、漢字の読みの記憶における認知スタイルの影響を検討した。認知スタイルは、漢字の読みに深く関係していると思われる、Richardson(1977)において提案された言語型-視覚型を取...
小学校国語科における説明的文章読解指導に関する実践的方法の開発はさまざまあるが,言語の特質・機能に裏打ちされた教科内容の体系については,未だ定見を見ない。そのような状況を踏まえ,植山は,説明的文章教材...
本研究は、漢字圏で日本語学習者が多い国である中国・韓国、そしてタイ、インドネシア、スウェーデン等漢字圏ではない国の中上級レベルの日本語学習者を対象に共通の課題を与え、それに対する意見を書かせた作文を収...
2014年度教育学部日本語教育コース2年生(10名)を対象にした『日本語表現』クラスに対面および、moodleによる非対面の推敲を取り入れたブレンディッド型の教室活動を実施した。その結果、対面・非対面...
文章を読む際の視野の概念にvisual spanがある。その大きさは,目を動かさずに高い正確さで認知できる文字の数と定義される。Visual Spanの大きさは読みの速さを制限する視覚的要因であると考...
近年高等学校においても特別支援教育が推進されつつある。発達障害のある児童生徒への課題として学習上の困難の大きいことが指摘されている。高等学校の特に進路多様校においてはLD等の診断はないものの、読み書き...
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