「真言七祖像」は真言宗七祖の肖像画で、各縦約二一三センチメートル、横約一五一センチメートルの絹本着色である。七幅のうち、金剛智・不空・善無畏・一行・恵果の五祖像は唐において八〇五年頃制作され、空海によって請来された。一方、龍猛、龍智の二像は弘仁一二年(八二一)に前五幅にならって日本において補充された。いずれも牀の上にやや斜め向きにすわった図で、上には左右に飛白体を用いた名号等、下には絹を継いでそれぞれの行状文を添えている。空海がこの七祖像に飛白体の書を用いたのは何故か、考察を進めたい。その方法としては、中国における唐時代の遺例との書体比較や、七祖像内の日本と唐の書体比較、また中国における書論に見える記述からの考察、そして梵字書との比較などを試みる。空海が七祖像の飛白体の書によって密教の教えをより広く深く浸透させようとした意図を読み取りたい。空海真言七祖像飛白体
埼玉県越谷市文芸作品は、それぞれの作品がそれぞれ独自の文体を持つ。その文体も、時代により大きく異なる傾向があると思われるが、『源氏物語』のような大作では、五十四帖の一帖一帖の文章に特徴があるはずである...
顧炎武的思想涵蓋面很廣,如果綜合顧氏各方面的思想來看,倘要找一個貫通的脈絡,那麼除了「經世」,恐怕找不到更恰當的主題了。本文擬就顧氏經世思想的淵源及特色略加探討,並以顧氏本人著作為據。顧氏的經世思想由...
専修念仏に対する糾弾の嚆矢たる「興福寺奏状」について、これまでの定説を覆し、停止要請がなされたのは専修念仏それ自体ではなく、専修念仏者の逸脱行為であったとする研究が登場した。専修念仏停止の院宣・宣旨は...
「真言七祖像」は真言宗七祖の肖像画で、各縦約二一三センチメートル、横約一五一センチメートルの絹本着色である。七幅のうち、金剛智・不空・善無畏・一行・恵果の五祖像は唐において八〇五年頃制作され、空海によ...
『源氏物語』において、書道に関する多くの記述がなされている。とりわけ梅枝の巻で、この時代のかな書道批評が、光源氏の言葉を通して語られている。これは、書道に造詣が深い紫式部ならではの書道観として、この時...
『枕草子』において、書に関する多くの記述がなされている。これは、書に造詣が深い清少納言ならではの書道観として、この時代の書風や様子を著しているのである。では、随筆である『枕草子』での書の扱われ方は、実...
清浄華院の僧であった向阿によって著わされた 『帰命本願抄』、『西脇要抄』、『父子相迎』 のいわゆる三部仮名抄は日本の浄土教を代表する仮名法語である。その三部仮名抄には、必ずしも古写本が多くは残されてい...
publisher奈良本稿は私の前稿(山辺郡の中世史概説、『奈良県の地名』、『日本歴史地名大系』30所収、平凡社刊)への検討であるが、一面これまでの東山内についての評価に対するものでもある。南北朝時代...
カギュ派,ニンマ派の学者・行者カルマ・チャクメー(ラーガアスヤ.1612.1678)著『大楽誓願』は,ゲルク派の祖ツォンカパ(1357.1419)著『最上国開門』とともに,チベット仏教におけ最も広く普...
publisher奈良本絵巻は京都島原の角屋に伝来したもので、十二巻からなる。題箋には「行状記」と記されているが、その内容は弘法大師空海の誕生から入定に至るまでの伝記に、その後の事蹟数件を加えたもので...
publisher奈良 本報告は、桑山氏によって築かれた陣屋ならびに陣屋町の形態をみたうえで、桑山氏改易後の史料を検討しながら、永井氏の新庄について検討し、新庄陣屋と「町」の形態について明らかにしてい...
本歌取りを得意としていた藤原定家は、本歌を巧みに想起させるように本歌取りの歌を創作している。一方で本歌との違いを明かにし本歌取りの歌と本歌とが別の歌であることをも示している。それにより、読み手は本歌と...
『大仏供養物語』は、『お伽草子』の中で法然が登場する物語の一つである。本論の骨子は、『大仏供養物語』の伝本である「神宮本」と「赤木本」を中心に検証することで、中世の物語の中でどのような法然思想が形成さ...
天正末年に糠部郡を舞台にして起こった九戸一揆については,これまでも多くの研究が言及しているところであり,その性格もおおむね解明されている。しかしながら,この事件の全容を通史的に叙述した論攷は,1961...
本稿は、高山寺に蔵される『荘子』古写本7巻(甲巻5巻、乙巻2巻)に記入された字音点を対象として、国語学的見地から考察したものである。先行研究ですでに気づかれているとおり、本資料に散見される反切・同音字...
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