本研究では、日本人56名に音節の知覚実験を行い、以下の結果を得た。 (1) 音節の安定度は、長音/R/>促音/Q/>撥音/N/>副音/J/の順で高い。 (2) 特殊拍が隣接する「グリーン」の「リーン」などは-音節と捉えられやすい。 (3) 音節は、全く同じ構造を持つ音節との間にしか互換性がなく、これを自立拍二つに換えたものの近似性の評定値は、非常に低くなる。つまり、特殊拍と自立拍とは日本人の知覚面において大きく異なる。このことは、日本語に音節という単位を設定することを論じる上での例証となりうる
本論文では, 日本語の音声認識技術を利用し, 外国人が発話した単語の発音上の誤りを発見し, 矯正するシステムについて述べる.調査の結果, 外国人の日本語発音上の誤りは3つに分けられた.(1)日本語音韻...
中国語北方方言を母語とする日本語学習者を対象に、母音の持続時間を目安とした長音の知覚判断の特徴を調査した。母音の持続時間が異なる刺激音声を用いて知覚実験を行った結果、学習者は日本語母語話者より短い持続...
埼玉県越谷市日本語話者が英語を話すとき、子音結合において母音挿入する傾向がある。これは基本的に子音が連続することがない日本語に起因すると考えられてきた。一方で、無声子音―無声子音の結合では母音挿入され...
音声上の外国人なまりについて、分節音素については明らかにされつつあるが、超分節音素についての研究は途上段階にある (杉藤 : 1989)。また、そのなまりを一般の日本人がどのように評価するのかについて...
本研究では、日本語母語話者・韓国人日本語学習者・韓国語母語話者を対象として、三者の不満表明における特徴を探るため談話完成テストによる調査を行った。三者の不満表明ストラテジーの使用と言語形式に見られる間...
母語話者の談話には、丁寧体と普通体の混在が見られることが指摘されている。しかし、スピーチレベルシフトの生起は、複雑な要因が絡み合い、学習者に習得しにくい項目と言われている。本稿は、母語話者1名が4名の...
本稿では、従来の日本語教科書におけるプロソディーの諸要素の表示方法を調査し、それらの問題点を踏まえて改良した新教材、「プロソディーグラフ」を提案する。これは、音声分析機器を用いて日本語話者の発話のF0...
神奈川県茅ヶ崎市 中国大陸から漢字・漢文が日本に渡来してきたことは、わが言語・文学・思想などにはかりしれないほどの影響を与えた。西欧文化の洗礼を受ける以前のわが国の精神生活・社会生活を考えるうえに漢籍...
中国語雲南方言の単一話者による日本語音声を分析し、その全体像を把握した。日本人が聞いて不自然でかつ学習効果が少ないと思われる問題点は「子音の強さ」、濁音が清音になる、および「ら行」の音であった。これら...
本研究の目的は、日本人が何を手がかりにどのように間接的断りを理解しているのかを談話レベルで探ることである。依頼に対する応答の会話3例を談話の展開によって数段階に区切り、そのテープを日本人31名に聞かせ...
朗読音声表現における、「朗読者の意図」と、「聞き手の評価」を、イントネーションを軸に対比した。「朗読者の意図」が変わることでイントネーションが変わり、イントネーションの変化は「聞き手の評価」に影響を及...
単語のアクセント核が本来とは異なる位置に置かれて発話されることが、発話文聴取における句知覚に及ぼす影響を、単純疑問文と疑問詞疑問文の音調的相違を利用した音声聴取実験を通して観察した。実験からは、句音調...
日本人が外国人の日本語音声を評価する際、どの韻律的要素がその評価に大きな影響を与えるかを明らかにするために合成音声を作成し、日本人を対象に聴取実験を行った。また単音と韻律の影響力の比較も行った。その結...
本稿は日本語母語話者及び非母語話者がどのようなストラテジーを用いて留守番電話にメッセージを残すタスクを行っているかを検証した。分析に用いたのは複数の家庭の留守番電話に残された38のメッセージである。そ...
発音矯正の際、学習者は教師の発音をどのように聞き取り、発音しているのか、その実態を韓国人日本語学習者を対象に調査を行なった。その結果、学習者は教師が繰り返すモデル発音と反復している自分自身の発音が同じ...
本論文では, 日本語の音声認識技術を利用し, 外国人が発話した単語の発音上の誤りを発見し, 矯正するシステムについて述べる.調査の結果, 外国人の日本語発音上の誤りは3つに分けられた.(1)日本語音韻...
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