単語のアクセント核が本来とは異なる位置に置かれて発話されることが、発話文聴取における句知覚に及ぼす影響を、単純疑問文と疑問詞疑問文の音調的相違を利用した音声聴取実験を通して観察した。実験からは、句音調の知覚は、単語のアクセント核が既定の位置に置かれているかどうかに左右されることなく行われる可能性があることを示唆する結果が得られた
平成18~20年度科学研究費補助金(基盤研究(C))研究成果報告書日本語・北京語・上海語・韓国語について、MRIやEGGなどの分析尺度で、東アジア言語の破裂音の相互類似性について分析した。MRIの結果...
中国語雲南方言の単一話者による日本語音声を分析し、その全体像を把握した。日本人が聞いて不自然でかつ学習効果が少ないと思われる問題点は「子音の強さ」、濁音が清音になる、および「ら行」の音であった。これら...
Kubozono (2007), 窪薗 (2006) などでは,鹿児島方言の若年層話者たちが,音調の選択において従来型の鹿児島方言音調ではなく,標準語の音調型と一致する有核(起伏式)/無核(平板式)音...
日本人が外国人の日本語音声を評価する際、どの韻律的要素がその評価に大きな影響を与えるかを明らかにするために合成音声を作成し、日本人を対象に聴取実験を行った。また単音と韻律の影響力の比較も行った。その結...
本稿では、イントネーションを決定する要因と実際の音調との対応関係を通し、従来繰り返して言われてきた無型アクセント方言のいわゆる平坦な音調について考察を行った。その結果、無型アクセント方言では語アクセン...
発音矯正の際、学習者は教師の発音をどのように聞き取り、発音しているのか、その実態を韓国人日本語学習者を対象に調査を行なった。その結果、学習者は教師が繰り返すモデル発音と反復している自分自身の発音が同じ...
音声上の外国人なまりについて、分節音素については明らかにされつつあるが、超分節音素についての研究は途上段階にある (杉藤 : 1989)。また、そのなまりを一般の日本人がどのように評価するのかについて...
本研究では、日本人56名に音節の知覚実験を行い、以下の結果を得た。 (1) 音節の安定度は、長音/R/>促音/Q/>撥音/N/>副音/J/の順で高い。 (2) 特殊拍が隣接する「グリーン」の「リーン」...
本研究は、ブルガリアの大学で学ぶ日本語専攻生を対象に行ったパイロット・スタディーにおいて、産出データを取ったサンプル中から聞き取り能力が最も高い者と最も低い者の結果を取り上げ、聞き取りと産出の傾向を調...
国外の日本語学習者を対象として、多変量解析の手法により、学習者の発音学習動機と発音学習ストラテジーを分類し、学習者の発音能力との関係について検討した。その結果、発音学習ストラテジーの中でもモデル発音や...
古典語の係助詞〈こそ〉は,こんにちの方言にどう息づいているだろうか。本稿は,その一端として,三重県伊勢地方に特徴的な〈しか〉に相当する〈コソ〉を中心に取り上げる。すなわち,一地の方言について,〈コソ〉...
埼玉県越谷市日本語話者が英語を話すとき、子音結合において母音挿入する傾向がある。これは基本的に子音が連続することがない日本語に起因すると考えられてきた。一方で、無声子音―無声子音の結合では母音挿入され...
本稿では、日本語と米語のそれぞれの母語話者より採取した音声サンプルを音響分析することにより、日本語と米語の語頭破裂音/p/と/b/において、その判別に関係するとされてきた、VOTとF1-transit...
辞書の記載による外来語のアクセント型を拍数別に調査し, その特徴を明らかにした。2・3拍語では原則からはずれた例は少なく, 頭高型が大部分をしめている。4拍以上の語には, -3拍目に特殊拍やアクセント...
中国語北方方言を母語とする日本語学習者を対象に、母音の持続時間を目安とした長音の知覚判断の特徴を調査した。母音の持続時間が異なる刺激音声を用いて知覚実験を行った結果、学習者は日本語母語話者より短い持続...
平成18~20年度科学研究費補助金(基盤研究(C))研究成果報告書日本語・北京語・上海語・韓国語について、MRIやEGGなどの分析尺度で、東アジア言語の破裂音の相互類似性について分析した。MRIの結果...
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Kubozono (2007), 窪薗 (2006) などでは,鹿児島方言の若年層話者たちが,音調の選択において従来型の鹿児島方言音調ではなく,標準語の音調型と一致する有核(起伏式)/無核(平板式)音...
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