1990年7月16日午後4時26分頃(現地時間)フィリピン共和国ルソン島に震源をもつM:7.8の(巨)大地震が発生した。この報告は,日本建築学会第2次地震被害調査団(団長西川孝夫都立大教授,総数22名)の一員として,主として震度分布調査を担当した筆者の調査記録である。約2万枚のクエスチョンネアーによる震度調査は,ルソン島北部の5つのプロビンスとマニラ(ごく一部)で実施した。だが,その回答は現在,フィリピンの研究者や行政担当者(主として教育関係者)により収集されつつあり,その成果の発表は,後日にゆずる。この報告の内容であるさまざまな地震事象・被害・震度などは,筆者が現地で見,聞き,そして地震の体験とも照らし合わせ,科学的と判断できるものに限定した。当然,個人的な見解も含まれるが,それとても,何らかの傍証ないしそれ以上の裏付けをもつものであり,十分な注意を払ったうえでの解釈である。なお,社会・経済的な問題にも若干触れるが,それは流言なども含まれる。地震事象・被害面からの大きな結論と教訓は次の5つである。I. フィリピン断層はルソン島北部で3つに分岐するが,この地震で活動したのは西側のリンガエン湾に沿う部分と考えてよい。それは,アゴーやアリンガイなどの震度がI_は5の中程度である。被害は鉄筋コンクリート(RC)造建物に集中したが,それは,もろい石灰岩溶解土層上に, くいもなく,地中梁(柱の基礎同士を緊結する梁)もない最高10階建てにも達する建物を設置してきたのだから,地盤沈下や崖くずれ,地すべりにともない重量建物の被害が多発したのは,当然である。一方,振動被害は軽微である。よって,パギオ近くの断層活動は,少なくとも著しいものではなかったと考える。III. このフィリピン地震は,我国...
This article evolved from a research project called “Responding for/to the Multiple Problems in the...
Recent years have seen the emergence of leftist governments in not a few countries in Latin America...
The current situation of the business cycle is one of the most important factors for economic policy...
電磁超音波共鳴法(EMAR法)は,非接触で超音波を送受信できる電磁超音波探触子(EMAT)に超音波共鳴法を適用した方法で,接触に関するエネルギー損失がないので,材料の高精度の超音波減衰係数測定が可能で...
1999年8月17日、トルコ共和国西部のコジャエリ県ギョルジュク付近を震源とする大地震が発生し、イズミット市などトルコ西部地域に甚大な被害をもたらした。筆者は日本建築学会調査団の一員として主に建物被害...
戦後日本における原子力発電を中心とする原子力「平和利用」に関する朝日新聞と読売新聞の社説を時期を区分して分析し、両紙の論調の推移の考察と比較を行った。6 つの時期に区分される戦後日本の原子力開発利用史...
Recent research has focused on the contribution of interoception - which refers to one’s sense of in...
フッ素論争とは,フッ素の歯科応用の是非につき行われている論争をいう。フッ素応用の代表的な方法は,1ppm程度のフッ素(主にフッ化ナトリウム)を飲料水に添加して,住民に無差別に飲用せしめる所謂『上水道フ...
森林未利用資源の一つである樹皮を成型燃料として活用するために、三重大学農学部附属演習林における低質広葉樹林の林分構造と現存量および広葉樹樹皮の諸性質に関する一連の基礎研究を実施した。 1 低質広葉樹林...
1946年南海地震の被害追跡調査結果に基づき,和歌山県新宮市の延焼火災被災地区における人的被害と避難等の人間行動について検討を加えた。新宮市では出火点がーヵ所であり,同時多発火災のような混乱が生じなか...
昭和基地の建物周辺と除雪した道路のスノウドリフトを少なくし,ひいては第53 次日本南極地域観測隊による越冬中の除雪作業を軽減するため,次に挙げるいくつかのスノウコントロールを実施した.まず,汚水処理棟...
日本の稼動可能な原発50基は全国13道県に立地しており、そこでは県紙とブロック紙計17紙が発行されている。これら原発立地県の地方紙は、東日本大震災によって東京電力福島第一原子力発電所で起きた事故や、地...
南極昭和基地で約29年間使用された第10居住棟から採取された鋼材および塗装亜鉛めっき鋼板の経年変化を調査した結果、以下のようなことが把握された。 鋼材の腐食生成物は一般的な大気中で生じるα型とγ型のオ...
平成11年(1999年)9月21日午前1時47分に台湾中部南投鯨集集付近を震源とする大規模な地震が発生した。この地震により震源に近い台湾中部の台中懸、南投懸付近を中心として、死傷者約10,000人、建...
本稿の目的はコンヴァージョン、生き方や考え方の根源的な変化のプロセスの研究に「共創」の可能性があることを提示することである。特に日本社会において一般的にイメージが芳しくないイスラームへのコンヴァージョ...
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