本論文では, 日本を代表する映画評論家のひとりである今村太平(1911-86)が, 映画を中心としたメディアを論じることで, いかに社会秩序を模索したかを考察する。今村は, 日本映画評論史において独自の存在として位置づけられている。普遍的な「映画理論」の構築を試みたその生涯は, 彼自身の癖のある性格も手伝って, 評伝などにおいては, 孤高の人物として描かれる傾向にある。しかし, 今村の言説は, 映画理論の世界にとどまらない社会史的・思想史的意義を具えたものであることも見落とせない。なぜならば, 彼は, アジア太平洋戦争期において, 映画評論を通して「東亜共栄圏」論を展開し, メディアについて語ることで, ありうべき社会秩序の姿を構想しようとしていたからである。本論文は, このような今村の言説の分析を通して, 帝国日本をメディア論が内破し得た歴史的可能性の一端を析出するものである。In this paper, we are to examine how Imamura Taihei (1911-86), one of Japan's leading film critics, tried to explore the concept of social order through the arguments on media mainly of movies. Imamura was a unique writer in the history of Japanese film criticism. His life was devoted to build up the universal "movie theory" and has been depicted by his...
神奈川県茅ヶ崎市 日本料理における「あえもの」について,これまでに明治初期から現代に至る学校教育の場でどのように扱われていたかを家事教科書を中心に検討し,次に社会教育の場で用いられている文献・資料を通...
第一次山本権兵衛内閣 (一九一三〜一四) は、その形式上薩閥と政友会の野合した政権であり、藩閥と政党の妥協の一歩前進であり、長閥に代る薩閥の政権であると評価される。したがってその政策も、民衆の革命化防...
本稿は、高山寺に蔵される『荘子』古写本7巻(甲巻5巻、乙巻2巻)に記入された字音点を対象として、国語学的見地から考察したものである。先行研究ですでに気づかれているとおり、本資料に散見される反切・同音字...
지난 수십 년 동안 일본 내에서의 매스커뮤니케이션에 대한 학술 연구는 끊임없이 그 본류를 망각하고 있었다. 현재 일본 매스커뮤니케이션 학계는 그러한 주장이 진정으로 의미하는 바가 ...
奈良の言語研究者宮武正道は、従来マレー語の専門家と考えられていたが、残された旧蔵資料を見ると、彼がマレー語に至るまでに辿った「語学道楽」の跡が明らかになった。中学校時代、切手蒐集の延長として始めたエス...
publisher奈良近代社会は労働と生産、それに分配を基調に自律運動をしているといわれる。そして、その社会には、その自律運動の方向づけをする支配権力が生れる。この支配権力は社会を動かす行動様式として...
従来の討幕派についての見解は、いわゆる長州藩『正義派』についての奈良本辰也氏の規定である郷士=中農層論を中心に論議が進められている。この奈良本理論には多くの批判がよせられているが、その基本点は必ずしも...
個人情報保護のため削除部分あり/ 正誤表あり(57巻3号p.489)周礼に定められている施舎制度は、特別な人には力役を免除するものであるが、この恩典にあずかるものに賢者がある。この賢者は何かと言えば、...
[[abstract]]日本的平面媒體報導的特徵,據說有客觀報導的理念與論述兩點。本論文擬從修辭的觀點,考察使用於平面媒體上的手法。本論文理論上將依據木下是雄的「意見表達」和「事實陳述」、中村明的「論...
自古以來,八咫鏡、草薙劍、八坂瓊勾玉之三種神器被視為日本王權的象徵。在日本文學中,關於三種神器的描述也不少。其實,關於鏡、劍、玉的記載在中國文學中早已出現,鏡、劍、玉各自背後皆有其涵義。另根據儒教...
個人情報保護のため削除部分あり近世日本の朝鮮観については、主に朝鮮から江戸幕府に派遣された朝鮮通信使を通して論じられてきたが、その総体を把握するためには当時の社会における朝鮮に関する知識の多様な要素を...
『実学報』は『時務報』の次に日本の新聞記事を訳出・掲載した中国語新聞である。当時は翻訳者の人材育成がまだ不十分であったので,日本人漢学者の古城貞吉が『時務報』の東文翻訳を担当したのに対し,『実学報』は...
2007年度~2009年度科学研究費補助金(若手研究(B))研究成果報告書研究概要(和文):本研究では、明治維新直後に誕生した日本の新聞が、公開の言論による政治空間を形成した過程について、近隣諸国との...
前期的商業資本とともに「資本の洪水前的形態」(antediluvianische Formen des Kapitals)に属する高利貸付資本は,商品取引と貨幣の一定の発展以外に,自己の実存に必要な条...
本稿の目的は、天正十年(一五八二) 六月から同十二年七月までの間の羽柴秀吉と徳川家康の関係に留意する形で、秀吉の東国政策の内容や、それを規定した背景を明らかにしようとすることにある。 検討の結果、(1...
神奈川県茅ヶ崎市 日本料理における「あえもの」について,これまでに明治初期から現代に至る学校教育の場でどのように扱われていたかを家事教科書を中心に検討し,次に社会教育の場で用いられている文献・資料を通...
第一次山本権兵衛内閣 (一九一三〜一四) は、その形式上薩閥と政友会の野合した政権であり、藩閥と政党の妥協の一歩前進であり、長閥に代る薩閥の政権であると評価される。したがってその政策も、民衆の革命化防...
本稿は、高山寺に蔵される『荘子』古写本7巻(甲巻5巻、乙巻2巻)に記入された字音点を対象として、国語学的見地から考察したものである。先行研究ですでに気づかれているとおり、本資料に散見される反切・同音字...
지난 수십 년 동안 일본 내에서의 매스커뮤니케이션에 대한 학술 연구는 끊임없이 그 본류를 망각하고 있었다. 현재 일본 매스커뮤니케이션 학계는 그러한 주장이 진정으로 의미하는 바가 ...
奈良の言語研究者宮武正道は、従来マレー語の専門家と考えられていたが、残された旧蔵資料を見ると、彼がマレー語に至るまでに辿った「語学道楽」の跡が明らかになった。中学校時代、切手蒐集の延長として始めたエス...
publisher奈良近代社会は労働と生産、それに分配を基調に自律運動をしているといわれる。そして、その社会には、その自律運動の方向づけをする支配権力が生れる。この支配権力は社会を動かす行動様式として...
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[[abstract]]日本的平面媒體報導的特徵,據說有客觀報導的理念與論述兩點。本論文擬從修辭的觀點,考察使用於平面媒體上的手法。本論文理論上將依據木下是雄的「意見表達」和「事實陳述」、中村明的「論...
自古以來,八咫鏡、草薙劍、八坂瓊勾玉之三種神器被視為日本王權的象徵。在日本文學中,關於三種神器的描述也不少。其實,關於鏡、劍、玉的記載在中國文學中早已出現,鏡、劍、玉各自背後皆有其涵義。另根據儒教...
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『実学報』は『時務報』の次に日本の新聞記事を訳出・掲載した中国語新聞である。当時は翻訳者の人材育成がまだ不十分であったので,日本人漢学者の古城貞吉が『時務報』の東文翻訳を担当したのに対し,『実学報』は...
2007年度~2009年度科学研究費補助金(若手研究(B))研究成果報告書研究概要(和文):本研究では、明治維新直後に誕生した日本の新聞が、公開の言論による政治空間を形成した過程について、近隣諸国との...
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第一次山本権兵衛内閣 (一九一三〜一四) は、その形式上薩閥と政友会の野合した政権であり、藩閥と政党の妥協の一歩前進であり、長閥に代る薩閥の政権であると評価される。したがってその政策も、民衆の革命化防...
本稿は、高山寺に蔵される『荘子』古写本7巻(甲巻5巻、乙巻2巻)に記入された字音点を対象として、国語学的見地から考察したものである。先行研究ですでに気づかれているとおり、本資料に散見される反切・同音字...