本研究では, 我が国の小学校音楽科教科書『小学生の音楽』の題材構成と, 教育内容の系統性を明らかにすることを目的とした。その結果, 以下のことが明らかとなった。第1学年ではリズムの学習が, 第2学年ではリズムの学習に加えて音高感の学習が, 第3学年と第4学年では旋律の学習が中心となっている。第5学年では, 旋律の重なりや和音の教育内容が加わる。第6学年では, 楽譜の知識や音楽の知識に関する教育内容が中心となっているが, 他の学年よりは少ない。合唱や合奏の表現の工夫が多くなるためである。つまり, 低・中学年では, 教育内容の系統性が見られ, 教育内容に合わせた教材が配置されているが, 高学年では, 教育内容が先行するのではなく, 表現のための教材が中心となっているのである。全学年を通して重視されている「曲の様子」「曲の気分」「曲想」を, 「思い浮かべる」「味わう」「感じ取る」ことによって表現の工夫へ結びつけることは難しい。第2・3・4学年の教育内容であったリズムや旋律の特徴を確実に把握することを繰り返しフィードバックしない限り, 第5・6学年の教材の表現の工夫をすることは難しいであろう
音楽科授業においては, 「わかる」(認知)「できる」(スキル)「感じる」(情意)ことによって学習が成り立っている。本研究では, 対照的な3つの授業を取り上げ, 「わかる」「できる」「感じる」がどのよう...
本研究は, 小学校の児童が, どの程度サイレント・シンギングの能力を有しているのかを明らかにすることを目的とした。サイレント・シンギングとは, 声を出さずに心のなかで歌う能力のことである。この能力は,...
言葉だけでは表現しつくせないものを表現できるものが音楽である,という概念は多くの人が有していることであろう.平成20年3月に告示された新学習指導要領では,言語活動の充実が掲げられ,音楽科においてもその...
本研究では, 我が国の小学校音楽科教科書『小学生の音楽』の題材構成と, 教育内容の系統性を明らかにすることを目的とした。その結果, 以下のことが明らかとなった。第1学年ではリズムの学習が, 第2学年で...
音楽科授業における音楽活動を可能にするものは, 様々な音楽的能力である。音楽的能力のうち, 特にその基礎となるものが音楽リテラシーである。本研究では, 音楽リテラシーの中でも聴唱力に着目し, 小学校3...
P(論文)"音楽教育はともすると技術の習練一返倒になりやすく,習いだした技術のみを進歩,向上させる事がその教肯の主目的とたる傾向が強い。教員養成大学および小学校などにおける音楽教育は,専門家をつくる場...
現行の学習指導要領の中で, 「確かな学力」の育成ということが掲げられているが, 実社会・実生活に「生きる力としての確かな学力の育成」にまで到達していないことが課題としてあげられている。つまり, 各教科...
音楽科では, 今後, 日本音楽を学習内容としてとりあげていくことに改善の余地がありそうだ。また, 昨年度までの研究成果として, 「異校種異学年交流」の学習によって, 他者を意識する思いが培われ, それ...
本研究では, 音楽科の学力向上を目指し, 学習者の自己評価・相互評価による音楽科授業の改善を試みた。第1の実践では, アルトリコーダーの指導に自己評価表・相互評価表を取り入れ, 器楽の基礎練習に有効で...
本研究では, 斉唱時における子どもの歌唱実態に着目し, 異なる伴奏条件でどのように子どもの歌唱が変化するのか, また自分の声をイヤホンでモニターするのとしないのではどう違うのかについて明らかにすること...
本研究では,中学校1年生を対象として,14の評価語を含む単極評定法を用いた印象評価によって音楽を感受する能力を試行的に測定した。研究の目的は,音楽的内容の異なる楽曲を聴いて,生徒がどのような印象を感受...
P(論文)"音楽的感覚は幼児期から児童期にかけて顕著に発達するため,その時期の音楽教育は重要である。それにもかかわらず,音楽教育に対して多大な関心が寄せられている今日,充分な指導技術や指導力を持たない...
本論文では、横断研究として行われた「音楽専攻学生のモチベーションとビリーフ研究」のビリーフに関するセクションを報告する。第二言語・外国語習得において、学習者のビリーフは重要な役割を果たし、ビリーフが「...
情報化時代といわれる現在、児童をとりまく音楽的環境は、マスコミを通してあらゆる種類の音楽で満ちている。また、両親の音楽的関心も高まりつつあるし学校における音楽科教育も、戦後急速に進歩し、児童の音楽性も...
本研究は, 一斉歌唱時の子どもの歌唱能力の実態と発達の様相に着目し, 伴奏の有無や, イヤホンで自分の声を聴きながら歌うか否かなど, 伴奏やフィードバックの条件を変えて斉唱することによって, 子どもの...
音楽科授業においては, 「わかる」(認知)「できる」(スキル)「感じる」(情意)ことによって学習が成り立っている。本研究では, 対照的な3つの授業を取り上げ, 「わかる」「できる」「感じる」がどのよう...
本研究は, 小学校の児童が, どの程度サイレント・シンギングの能力を有しているのかを明らかにすることを目的とした。サイレント・シンギングとは, 声を出さずに心のなかで歌う能力のことである。この能力は,...
言葉だけでは表現しつくせないものを表現できるものが音楽である,という概念は多くの人が有していることであろう.平成20年3月に告示された新学習指導要領では,言語活動の充実が掲げられ,音楽科においてもその...
本研究では, 我が国の小学校音楽科教科書『小学生の音楽』の題材構成と, 教育内容の系統性を明らかにすることを目的とした。その結果, 以下のことが明らかとなった。第1学年ではリズムの学習が, 第2学年で...
音楽科授業における音楽活動を可能にするものは, 様々な音楽的能力である。音楽的能力のうち, 特にその基礎となるものが音楽リテラシーである。本研究では, 音楽リテラシーの中でも聴唱力に着目し, 小学校3...
P(論文)"音楽教育はともすると技術の習練一返倒になりやすく,習いだした技術のみを進歩,向上させる事がその教肯の主目的とたる傾向が強い。教員養成大学および小学校などにおける音楽教育は,専門家をつくる場...
現行の学習指導要領の中で, 「確かな学力」の育成ということが掲げられているが, 実社会・実生活に「生きる力としての確かな学力の育成」にまで到達していないことが課題としてあげられている。つまり, 各教科...
音楽科では, 今後, 日本音楽を学習内容としてとりあげていくことに改善の余地がありそうだ。また, 昨年度までの研究成果として, 「異校種異学年交流」の学習によって, 他者を意識する思いが培われ, それ...
本研究では, 音楽科の学力向上を目指し, 学習者の自己評価・相互評価による音楽科授業の改善を試みた。第1の実践では, アルトリコーダーの指導に自己評価表・相互評価表を取り入れ, 器楽の基礎練習に有効で...
本研究では, 斉唱時における子どもの歌唱実態に着目し, 異なる伴奏条件でどのように子どもの歌唱が変化するのか, また自分の声をイヤホンでモニターするのとしないのではどう違うのかについて明らかにすること...
本研究では,中学校1年生を対象として,14の評価語を含む単極評定法を用いた印象評価によって音楽を感受する能力を試行的に測定した。研究の目的は,音楽的内容の異なる楽曲を聴いて,生徒がどのような印象を感受...
P(論文)"音楽的感覚は幼児期から児童期にかけて顕著に発達するため,その時期の音楽教育は重要である。それにもかかわらず,音楽教育に対して多大な関心が寄せられている今日,充分な指導技術や指導力を持たない...
本論文では、横断研究として行われた「音楽専攻学生のモチベーションとビリーフ研究」のビリーフに関するセクションを報告する。第二言語・外国語習得において、学習者のビリーフは重要な役割を果たし、ビリーフが「...
情報化時代といわれる現在、児童をとりまく音楽的環境は、マスコミを通してあらゆる種類の音楽で満ちている。また、両親の音楽的関心も高まりつつあるし学校における音楽科教育も、戦後急速に進歩し、児童の音楽性も...
本研究は, 一斉歌唱時の子どもの歌唱能力の実態と発達の様相に着目し, 伴奏の有無や, イヤホンで自分の声を聴きながら歌うか否かなど, 伴奏やフィードバックの条件を変えて斉唱することによって, 子どもの...
音楽科授業においては, 「わかる」(認知)「できる」(スキル)「感じる」(情意)ことによって学習が成り立っている。本研究では, 対照的な3つの授業を取り上げ, 「わかる」「できる」「感じる」がどのよう...
本研究は, 小学校の児童が, どの程度サイレント・シンギングの能力を有しているのかを明らかにすることを目的とした。サイレント・シンギングとは, 声を出さずに心のなかで歌う能力のことである。この能力は,...
言葉だけでは表現しつくせないものを表現できるものが音楽である,という概念は多くの人が有していることであろう.平成20年3月に告示された新学習指導要領では,言語活動の充実が掲げられ,音楽科においてもその...