東京大学北海道演習林地域には上部ジュラー白亜系空知層群および蝦夷層群が分布する。本地域の空知層群は,下位より玄武岩主体の極楽平層,筑紫岳マイクロモンゾナイト,礫岩,砂岩,泥岩からなる布部層,玄武岩主体で珪質泥岩を伴う小黒瀬層,泥岩と珪長質凝灰岩からなる麓郷層に区分される。このうち,筑紫岳マイクロモンゾナイトと布部層は不整合関係にあり,不整合直上の基底礫岩からはウーライト石灰岩のブロックが含まれることが明らかとなった。従来,空知層群は深海底の堆積物と考えられていたが,不整合とウーライト石灰岩の存在は,堆積盆の一部が浅海,陸化していたことを示唆する。The Sorachi Group exposed in Tokyo University Forests in Hokkaido and surrounding area can be divided into the following five formations in ascending order; 1) the Gokurakudaira Formation (aphyric tholeiite with minor high Mg basalt and high Mg andesite), 2) the Chikushidake Micromonzonite (micromonzonite sill), 3) the Nunobe Formation (fining upward sequence from conglomerate to mudstone), 4) the Ogurose Formation (alkali basalt with thin intercalations of siliceous mu...
前回の報告では平野部における放射能探査の有効性と,その結果から得られた上町断層についての新たな見解を述べたが,今回は,放射能探査によって上町台地東縁部の断層構造探査を試みた。その結果,上町台地東縁部に...
本論はテフロクロノロジーの手法に基づき,特異なテクトニクス場にある火山と考えられている愛鷹火山の発達史について述べると共に,富士・箱根などの周辺火山の活動期との関係を検討した.愛鷹火山の活動は,4噴火...
2006年3月31日付けで定年退職するにあたり、「苫小牧研究林409林班を歩き回りながら見たこと」という題で苫小牧研究林に長年通い続けて調査した台風被害跡の天然生落葉広葉樹林での仕事と北海道ライラック...
要旨: 東京大学北海道演習林地域には上部ジュラ-白亜系空知層群および蝦夷層群が分布する。本地域の空知層群は、下位より玄武岩主体の極楽平層、筑紫岳マイクロモンゾナイト、礫岩、砂岩、泥岩からなる布部層、玄...
I.緒言 II.従来の知識 III.地形 IV.地質の概要 V.地質詳論(1)層序と岩石 1.時代未詳層群 A.大河内累層(1)概要(2)千枚岩類および砂岩(3)塩基性火成岩類と緑色および赤褐色千枚岩...
科研費報告書収録論文(課題番号:12304031・基盤研究(A)(1) ・H12~H14/研究代表者:吉田, 武義/東北本州弧下,地殻~マントルの岩石学的構造モデルの構築
富良野盆地東部の東鳥沼と山地の東大演習林上湿原について,年代測定と花粉分析学的研究を行なった。盆地における森林の主構成種は,Abies,Picea,Betula,Juglans(9~8 ky BP)~...
本論文では,アカエゾマツを植栽する上での適地を明らかにするため,地形,特に斜面方位,斜面傾斜角に対する反応性についての解析を行っている.調査地は九州大学北海道演習林内の10,11年生アカエゾマツ人工林...
北海道東部に位置する九州大学北海道演習林内の3地点(拓北,美盛,花輪)の落葉広葉樹林において最長11年間の毎木調査を行い,直径階分布,新規加入率と死亡率,地上部現存量を比較した。拓北および美盛プロット...
九州大学北海道演習林における天然生落葉広葉樹林について,種組成に基づいた群落分類がなされた.代償植生としての植生タイプはシラカンバ―ミズナラ群落,自然植生としてのサワシバ―ミズナラ群集,アサダ―ミズナ...
東京大学北海道演習林の針広混交林に設置された36.25haの大面積プロットにおける5年の間隔をおいた2回の胸高直径測定の結果から樹木の個体数と現存量の変動を解析した。個体数は針葉樹が増加し,広葉樹が減...
著者はこの論文に於て,先に發表した處の下部門ノ澤統と四つ役統との幌内統に對する層位關係を稍々詳しく定め,前二統を村田理學士の川端層と紅葉山中間層とに對比せんとす.而して紅葉山中間と川端層とに對比せらる...
九州大学農学部附属演習林宮崎演習林にはその設立以前から様々な人々が生活の場として活用されてきた歴史があり, 長い時間の中で多くの地名が付されてきた. これらの地名は現在でも教育・研究活動や森林管理業務...
古期御岳火山起源のテフラと上総層群中のテフラの対比を角閃石の化学組成値を用いて検討した.その結果,上総層群中の白尾テフラ(BYK)とKs12テフラが古期御岳火山のHサブステージのYUT4もしくは5と溶...
地球温暖化自体注目され始めたのが1980 年代に入ってからであるため,気候変動の研究に資する長期データは世界的にも限られている。東京大学北海道演習林では1930 年から樹木のフェノロジーを調査してきた...
前回の報告では平野部における放射能探査の有効性と,その結果から得られた上町断層についての新たな見解を述べたが,今回は,放射能探査によって上町台地東縁部の断層構造探査を試みた。その結果,上町台地東縁部に...
本論はテフロクロノロジーの手法に基づき,特異なテクトニクス場にある火山と考えられている愛鷹火山の発達史について述べると共に,富士・箱根などの周辺火山の活動期との関係を検討した.愛鷹火山の活動は,4噴火...
2006年3月31日付けで定年退職するにあたり、「苫小牧研究林409林班を歩き回りながら見たこと」という題で苫小牧研究林に長年通い続けて調査した台風被害跡の天然生落葉広葉樹林での仕事と北海道ライラック...
要旨: 東京大学北海道演習林地域には上部ジュラ-白亜系空知層群および蝦夷層群が分布する。本地域の空知層群は、下位より玄武岩主体の極楽平層、筑紫岳マイクロモンゾナイト、礫岩、砂岩、泥岩からなる布部層、玄...
I.緒言 II.従来の知識 III.地形 IV.地質の概要 V.地質詳論(1)層序と岩石 1.時代未詳層群 A.大河内累層(1)概要(2)千枚岩類および砂岩(3)塩基性火成岩類と緑色および赤褐色千枚岩...
科研費報告書収録論文(課題番号:12304031・基盤研究(A)(1) ・H12~H14/研究代表者:吉田, 武義/東北本州弧下,地殻~マントルの岩石学的構造モデルの構築
富良野盆地東部の東鳥沼と山地の東大演習林上湿原について,年代測定と花粉分析学的研究を行なった。盆地における森林の主構成種は,Abies,Picea,Betula,Juglans(9~8 ky BP)~...
本論文では,アカエゾマツを植栽する上での適地を明らかにするため,地形,特に斜面方位,斜面傾斜角に対する反応性についての解析を行っている.調査地は九州大学北海道演習林内の10,11年生アカエゾマツ人工林...
北海道東部に位置する九州大学北海道演習林内の3地点(拓北,美盛,花輪)の落葉広葉樹林において最長11年間の毎木調査を行い,直径階分布,新規加入率と死亡率,地上部現存量を比較した。拓北および美盛プロット...
九州大学北海道演習林における天然生落葉広葉樹林について,種組成に基づいた群落分類がなされた.代償植生としての植生タイプはシラカンバ―ミズナラ群落,自然植生としてのサワシバ―ミズナラ群集,アサダ―ミズナ...
東京大学北海道演習林の針広混交林に設置された36.25haの大面積プロットにおける5年の間隔をおいた2回の胸高直径測定の結果から樹木の個体数と現存量の変動を解析した。個体数は針葉樹が増加し,広葉樹が減...
著者はこの論文に於て,先に發表した處の下部門ノ澤統と四つ役統との幌内統に對する層位關係を稍々詳しく定め,前二統を村田理學士の川端層と紅葉山中間層とに對比せんとす.而して紅葉山中間と川端層とに對比せらる...
九州大学農学部附属演習林宮崎演習林にはその設立以前から様々な人々が生活の場として活用されてきた歴史があり, 長い時間の中で多くの地名が付されてきた. これらの地名は現在でも教育・研究活動や森林管理業務...
古期御岳火山起源のテフラと上総層群中のテフラの対比を角閃石の化学組成値を用いて検討した.その結果,上総層群中の白尾テフラ(BYK)とKs12テフラが古期御岳火山のHサブステージのYUT4もしくは5と溶...
地球温暖化自体注目され始めたのが1980 年代に入ってからであるため,気候変動の研究に資する長期データは世界的にも限られている。東京大学北海道演習林では1930 年から樹木のフェノロジーを調査してきた...
前回の報告では平野部における放射能探査の有効性と,その結果から得られた上町断層についての新たな見解を述べたが,今回は,放射能探査によって上町台地東縁部の断層構造探査を試みた。その結果,上町台地東縁部に...
本論はテフロクロノロジーの手法に基づき,特異なテクトニクス場にある火山と考えられている愛鷹火山の発達史について述べると共に,富士・箱根などの周辺火山の活動期との関係を検討した.愛鷹火山の活動は,4噴火...
2006年3月31日付けで定年退職するにあたり、「苫小牧研究林409林班を歩き回りながら見たこと」という題で苫小牧研究林に長年通い続けて調査した台風被害跡の天然生落葉広葉樹林での仕事と北海道ライラック...