北海道東部に位置する九州大学北海道演習林内の3地点(拓北,美盛,花輪)の落葉広葉樹林において最長11年間の毎木調査を行い,直径階分布,新規加入率と死亡率,地上部現存量を比較した。拓北および美盛プロットではリタートラップにより落葉落枝・落下種子のサンプリングを行った。2015年時点では拓北プロットに32樹種481個体が確認され,L 字型の直径階分布を示した。美盛および花輪プロットではそれぞれ17 樹種428個体,20樹種510個体が存在し,いずれも一山型の直径階分布を示した。花輪プロットは新規加入率と死亡率が拓北や美盛プロットに比べて高かった。2015年の地上部現存量は拓北と美盛プロットがそれぞれ94.9t/ha,92.8t/ha に対し花輪プロットは49.2t/ha と少なかった。拓北および美盛プロットの落葉落枝・落下種子量には年変動があったが両プロット間での明瞭な同調性は認められなかった。Three plots in deciduous broad-leaved forest (Takuhoku, Bisei, Hanawa) have been surveyed for long-term ecological research in the Ashoro research forest, Kyushu University. All tree trunks whose girth at breast height (1.3m height from grand level) are larger than 15cm, were identified and the diameter of breast height (DBH) were measured for tre...
1 本調査は, 現存の広葉樹林分の林分構成状態を調べ, 今後の広葉樹林分の施業の資料とするためにおこなわれた。2 林分上層木の樹種は28種で, 主要木はイタジイであって, 本数で全体の45%, 材積で...
中川研究林では、2006年10月に「ミズナラ林の育成」というテーマで育林技術に関する現地検討会を実施した。本林におけるミズナラ林の造成は、古くは1960年代から始まったが、特に90年代から積極的に植栽...
1.イヌブナ(Fagus japonica MAXIM)実生の更新実態を明らかにする目的で,秩父山地のイヌブナ天然林2ケ所に設けた調査区(Fj-1,Fj-2)において,1988年から3年間にわたって堅...
九州大学北海道演習林における天然生落葉広葉樹林について,種組成に基づいた群落分類がなされた.代償植生としての植生タイプはシラカンバ―ミズナラ群落,自然植生としてのサワシバ―ミズナラ群集,アサダ―ミズナ...
82年以前になんらかの攪乱があった後に成立したと推定される落葉広葉樹二次林の発達を階層構造,樹種構造,齢構成,直径成長等の面から解明した.この林分は階層構造的には明らかに高木層,亜高木層,低木層に区分...
東京大学北海道演習林の針広混交林に設置された36.25haの大面積プロットにおける5年の間隔をおいた2回の胸高直径測定の結果から樹木の個体数と現存量の変動を解析した。個体数は針葉樹が増加し,広葉樹が減...
本論文では,アカエゾマツを植栽する上での適地を明らかにするため,地形,特に斜面方位,斜面傾斜角に対する反応性についての解析を行っている.調査地は九州大学北海道演習林内の10,11年生アカエゾマツ人工林...
天塩研究林は2001年から(独)国立環境研究所、ならびに(株)北海道電力と共同で「カラマツ林の炭素循環機能に関する観測研究」を行っている。このプロジェクト研究の目的は、カラマツ若齢林の育林過程における...
天然林の成長動態の解析は、天然林資源を管理する上で不可欠である。 北海道有林北見経営区内に天然林を対象に設定した固定標準地を40年ぶりに調査を実行し、針広混交天然林の成長動態を解析した。解析の結果、樹...
京都大学北海道演習林白糠区固定プロット14箇所計2.8haについて、1976年の設定時から1997年の第5回測定時にかけての21年間の成長率の平均と分布を検討した。その結果、haあたり平均蓄積は261...
2006年3月31日付けで定年退職するにあたり、「苫小牧研究林409林班を歩き回りながら見たこと」という題で苫小牧研究林に長年通い続けて調査した台風被害跡の天然生落葉広葉樹林での仕事と北海道ライラック...
九州大学農学部附属演習林宮崎演習林では,3ヵ所(合戦原,丸十,広野)に森林動態モニタリングプロット1ha(100m×100 m)が設定され,100年を超える長期的な計画のもと,胸高周囲長が15cm 以...
本報告は東京大学北海道演習林山部樹木園(標高230m,43°13′N,142°23′E)において1953年以来約35年間実施されてきた北海道産広葉樹の実生育苗の実践を整理し,各樹種の育苗要点を述べた。...
福岡演習林の天然生林のなかで特徴的な林分を保護し,その林分構造を把握することを目的として,つる性木本植物(1林班),モミ・コバノミツバツツジ(4林班),ネズミサシ(8林班),リュウキュウマメガキ(15...
地球温暖化自体注目され始めたのが1980 年代に入ってからであるため,気候変動の研究に資する長期データは世界的にも限られている。東京大学北海道演習林では1930 年から樹木のフェノロジーを調査してきた...
1 本調査は, 現存の広葉樹林分の林分構成状態を調べ, 今後の広葉樹林分の施業の資料とするためにおこなわれた。2 林分上層木の樹種は28種で, 主要木はイタジイであって, 本数で全体の45%, 材積で...
中川研究林では、2006年10月に「ミズナラ林の育成」というテーマで育林技術に関する現地検討会を実施した。本林におけるミズナラ林の造成は、古くは1960年代から始まったが、特に90年代から積極的に植栽...
1.イヌブナ(Fagus japonica MAXIM)実生の更新実態を明らかにする目的で,秩父山地のイヌブナ天然林2ケ所に設けた調査区(Fj-1,Fj-2)において,1988年から3年間にわたって堅...
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82年以前になんらかの攪乱があった後に成立したと推定される落葉広葉樹二次林の発達を階層構造,樹種構造,齢構成,直径成長等の面から解明した.この林分は階層構造的には明らかに高木層,亜高木層,低木層に区分...
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2006年3月31日付けで定年退職するにあたり、「苫小牧研究林409林班を歩き回りながら見たこと」という題で苫小牧研究林に長年通い続けて調査した台風被害跡の天然生落葉広葉樹林での仕事と北海道ライラック...
九州大学農学部附属演習林宮崎演習林では,3ヵ所(合戦原,丸十,広野)に森林動態モニタリングプロット1ha(100m×100 m)が設定され,100年を超える長期的な計画のもと,胸高周囲長が15cm 以...
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1 本調査は, 現存の広葉樹林分の林分構成状態を調べ, 今後の広葉樹林分の施業の資料とするためにおこなわれた。2 林分上層木の樹種は28種で, 主要木はイタジイであって, 本数で全体の45%, 材積で...
中川研究林では、2006年10月に「ミズナラ林の育成」というテーマで育林技術に関する現地検討会を実施した。本林におけるミズナラ林の造成は、古くは1960年代から始まったが、特に90年代から積極的に植栽...
1.イヌブナ(Fagus japonica MAXIM)実生の更新実態を明らかにする目的で,秩父山地のイヌブナ天然林2ケ所に設けた調査区(Fj-1,Fj-2)において,1988年から3年間にわたって堅...