1951年, 石川県石川郡白峯村大道谷において, 前田四郎教授は上部白亜紀植物化石を採集された。その材料は遠藤誠道・天野昌久両教授によって函渕植物群に匹敵する新期白亜紀植物群であると報告された(1952年)。このたび, 小林貞一・前田四郎両教授の御好意によって大道谷産の材料を見せて戴く機会に恵まれたので, 今までに谷峠および福井県勝山市谷町御所ケ原で採集した植物化石をも含めて報告する。大道谷植物群は毬果植物に富む植相をしめすが, 採集した個体数ではHemitrapaが圧倒的に多い。堆積層は湖成相をしめし, 最大層厚150m位で, 面谷流紋岩類の間に存在する。この特徴ある新期白亜紀酸性岩類を伴なっている足羽植物群に比較すると, 大道谷植物群の層準は上位であるが, 領石統のNilssonia densinerveを産出する。しかし, 本邦では第三紀的要素であるPseudotsuga, Pinus等を産出する特徴を持っている
長野県中部松本盆地の南縁部には,梨ノ木礫層と呼ばれる陸成堆積物が分布している.梨ノ木礫層は盆地内部を埋積した最初の堆積物とされ,その堆積年代は松本盆地の形成過程を検討する上で注目されてきたが,確定して...
陸上構造物の耐震的見地から試みられたその振動の研究は無數にあつて只今では餘り新しい問題であるとは考へられない.しかしいつまでもその重要性があるにも拘らず,今迄の研究はその行方が大體に於て局限されてしま...
筆者らは三重県に分布する中新統一志層群の上部について浮遊性有孔虫・珪藻化石層序を検討した.大井層三ヶ野部層上部と片田層茶屋部層から得られた浮遊性有孔虫化石群集は亜熱帯的な性質を持ち,それらは今回調査し...
このヤシ科の葉片は, 1963年4月, 松尾が金沢大学学生をつれて, 茨城大学斎藤登志雄助教授の案内で, 大山が報告した大洗植物群の産出地を見学した際に, 学生の一人である石田財司が現場の転石中に発見...
長崎港外高島炭田端島坑の海面下970mにある三ツ瀬探鉱坑道において1963年暮に採集したSalviniaの新種記載である。探鉱坑道に露出している三ツ瀬層は日隈四郎(1963)によると, 紫色の頁岩層が...
石川県手取川(テドリガワ)流域の手取統岩層群を研究中の大村が1965年夏, 石川県尾口村鴇ケ谷地区で採集したTaeniopteris 2種を報告する。その中のT. vittataは本邦のJurasso...
筆者等はこのたび,球磨地域に分布する上部ジュラ系坂本層および箙瀬層中の鳥巣石灰岩産出腔腸動物化石を研究した結果,Table 1にしめしたように,六射珊瑚類を主体とし,床板珊瑚類,層孔虫類およびスポンジ...
標題地域に分布する毛田層について記載を行い,その地質学的意義について考察した.毛田層は,泥岩・砂岩を主とし,ごく少量の酸性凝灰岩を伴う.異質岩塊は全く含まない.本層は,砂岩が卓越する下部層と泥岩が卓越...
На основании исследования фораминифер, установления их родственных связей на протяжении апта, альба,...
足弱植物群 (上部白黒系) からハスの葉片Nelumbo orientalic (新種) を発見し, 記載を試みた.産出地は福井県合立郡上池田村皿尾.この新種は東亜最古の記載種てあると思はれると同時に...
関東山地の山中地溝帯には東西約40km、南北数kmの幅で汽水性から浅海性の白亜紀の堆積物が分 布し、秩父帯中軸部に位置づけられる。この白亜系は下位から白井層、石堂層、瀬林層及び三山層に 区分される。国...
最近市原ら(1984)によって提唱された大阪府岸和田市津田川流域に分布する大阪層群における最下位の海成粘土層すなわちMa-1層層準およびその下位層から産する珪藻群集を検討した。その結果,Ma-1層から...
福井県小浜市下加斗片地域に露出している丹波帯と超丹波帯のナップ境界断層帯の内部構造と浸透率構造を調べた.その結果,(1)両地質体は約3 mのカタクレーサイト帯を介して完全に固着して接しており,変形は幅...
I.緒言 II.従来の知識 III.地形 IV.地質の概要 V.地質詳論(1)層序と岩石 1.時代未詳層群 A.大河内累層(1)概要(2)千枚岩類および砂岩(3)塩基性火成岩類と緑色および赤褐色千枚岩...
Из нижнемелового местонахождения Шестаково 1 (Кемеровская обл., Россия) описаны остатки (фрагменты з...
長野県中部松本盆地の南縁部には,梨ノ木礫層と呼ばれる陸成堆積物が分布している.梨ノ木礫層は盆地内部を埋積した最初の堆積物とされ,その堆積年代は松本盆地の形成過程を検討する上で注目されてきたが,確定して...
陸上構造物の耐震的見地から試みられたその振動の研究は無數にあつて只今では餘り新しい問題であるとは考へられない.しかしいつまでもその重要性があるにも拘らず,今迄の研究はその行方が大體に於て局限されてしま...
筆者らは三重県に分布する中新統一志層群の上部について浮遊性有孔虫・珪藻化石層序を検討した.大井層三ヶ野部層上部と片田層茶屋部層から得られた浮遊性有孔虫化石群集は亜熱帯的な性質を持ち,それらは今回調査し...
このヤシ科の葉片は, 1963年4月, 松尾が金沢大学学生をつれて, 茨城大学斎藤登志雄助教授の案内で, 大山が報告した大洗植物群の産出地を見学した際に, 学生の一人である石田財司が現場の転石中に発見...
長崎港外高島炭田端島坑の海面下970mにある三ツ瀬探鉱坑道において1963年暮に採集したSalviniaの新種記載である。探鉱坑道に露出している三ツ瀬層は日隈四郎(1963)によると, 紫色の頁岩層が...
石川県手取川(テドリガワ)流域の手取統岩層群を研究中の大村が1965年夏, 石川県尾口村鴇ケ谷地区で採集したTaeniopteris 2種を報告する。その中のT. vittataは本邦のJurasso...
筆者等はこのたび,球磨地域に分布する上部ジュラ系坂本層および箙瀬層中の鳥巣石灰岩産出腔腸動物化石を研究した結果,Table 1にしめしたように,六射珊瑚類を主体とし,床板珊瑚類,層孔虫類およびスポンジ...
標題地域に分布する毛田層について記載を行い,その地質学的意義について考察した.毛田層は,泥岩・砂岩を主とし,ごく少量の酸性凝灰岩を伴う.異質岩塊は全く含まない.本層は,砂岩が卓越する下部層と泥岩が卓越...
На основании исследования фораминифер, установления их родственных связей на протяжении апта, альба,...
足弱植物群 (上部白黒系) からハスの葉片Nelumbo orientalic (新種) を発見し, 記載を試みた.産出地は福井県合立郡上池田村皿尾.この新種は東亜最古の記載種てあると思はれると同時に...
関東山地の山中地溝帯には東西約40km、南北数kmの幅で汽水性から浅海性の白亜紀の堆積物が分 布し、秩父帯中軸部に位置づけられる。この白亜系は下位から白井層、石堂層、瀬林層及び三山層に 区分される。国...
最近市原ら(1984)によって提唱された大阪府岸和田市津田川流域に分布する大阪層群における最下位の海成粘土層すなわちMa-1層層準およびその下位層から産する珪藻群集を検討した。その結果,Ma-1層から...
福井県小浜市下加斗片地域に露出している丹波帯と超丹波帯のナップ境界断層帯の内部構造と浸透率構造を調べた.その結果,(1)両地質体は約3 mのカタクレーサイト帯を介して完全に固着して接しており,変形は幅...
I.緒言 II.従来の知識 III.地形 IV.地質の概要 V.地質詳論(1)層序と岩石 1.時代未詳層群 A.大河内累層(1)概要(2)千枚岩類および砂岩(3)塩基性火成岩類と緑色および赤褐色千枚岩...
Из нижнемелового местонахождения Шестаково 1 (Кемеровская обл., Россия) описаны остатки (фрагменты з...
長野県中部松本盆地の南縁部には,梨ノ木礫層と呼ばれる陸成堆積物が分布している.梨ノ木礫層は盆地内部を埋積した最初の堆積物とされ,その堆積年代は松本盆地の形成過程を検討する上で注目されてきたが,確定して...
陸上構造物の耐震的見地から試みられたその振動の研究は無數にあつて只今では餘り新しい問題であるとは考へられない.しかしいつまでもその重要性があるにも拘らず,今迄の研究はその行方が大體に於て局限されてしま...
筆者らは三重県に分布する中新統一志層群の上部について浮遊性有孔虫・珪藻化石層序を検討した.大井層三ヶ野部層上部と片田層茶屋部層から得られた浮遊性有孔虫化石群集は亜熱帯的な性質を持ち,それらは今回調査し...