日本図書館協会の総裁徳川頼倫は,1923年から特別預金5万円の利子として年3000円を協会に対して支払い,財政的に支援している。その利子を当時の協会財政と照らし合わせ,利子の影響力の大きさと,使途について調査した。年3000円とは当時の日本図書館協会の会費収入に匹敵する重要な収入源であり,図書館雑誌の月刊化や図書館週間の宣伝などに使われていることが判明した。特別預金利子が大正期の日本図書館協会の財政にとって,大きな役割を果たしていることが明らかとなり,華族による社会貢献の一端を見ることができる
Publisher奈良" 「住吉物語」は、「落窪物語」同様に典型的な継子物語である。現存作品としては奈良絵本に多く見られ、本稿で紹介するのは巻子だが奈良絵本に分類される。 本稿では個人所蔵の奈良絵本...
この論文は、「鈴木三重吉『赤い』綴方成立史の研究―児童文章史の成立にかかわって―」の序論をなすものであり、児童文章史の成立の根拠を明らかにすることを目的とする。したがって、子どもの書く生活そのものを対...
2010-2013年度科学研究費助成事業(基盤研究(C))研究成果報告書 課題番号:22520680 研究代表者:乕尾達哉(鹿児島大学・法文学部・教授)本研究では、ケンブリッジ大学図書館に所蔵されてい...
学習院大学図書館書庫には『華族会館寄贈図書目録』が眠っていた。この中の寄贈者欄に「徳川家寄附」とあるのに着目したのをきっかけとして、徳川宗家旧蔵書の学習院への伝来の経緯と、その事実が現在まで伝わらなか...
Publisher奈良" 本稿では現在個人所蔵になる法隆寺および正倉院宝物に関わる約六一点に及ぶ図絵・拓本類を紹介し、若干の考察を試みた。まず本資料の概要を述べ、資料中に名前が頻出する歴史家として著名...
publisher奈良本稿は、三大寺家旧蔵「高野大師行状絵」について、先に発表した二編の論考の続編である。前稿では、三大寺家旧蔵本および本来はこれと一具の絵巻であったボストン美術館本を一括してA本と称...
本稿は,第三代京都府知事北垣国道(幼名晋太郎)が幕末にかかわった文久3年(1863)10月の生野の変でどのように行動をしたのかをあらためて検証しようとするものである。もちろん生野の変の北垣の行動は不明...
2008年度~2012年度科学研究費補助金(基盤研究(C))研究成果報告書四日市市立図書館には、平成17年に逝去した丹羽文雄に関する資料がある。孫・丹羽多聞氏から寄贈されたもので、平成19年に丹羽文雄...
本稿において,佐賀県武雄市に保存されている江戸寛政期の資料を中心に紹介する。この資料は,旅日記の形式による雑記帳(寛政七年),薬の資料(天保九年)など多様である。今回,廃棄を免れ現存する資料の全てにお...
publisher奈良平成4年度、5年度の文学部プロジェクト研究において、筆者は奈良、大和を舞台とした講談資料を調査収集してきた。この作業の最終的な目標は、それらの作品に見られる庶民の視点での大和像を...
publisher奈良『太平記評判秘伝理尽鈔』の諸本の調査の過程で、目録類に『理尽鈔』の一伝本として載る群馬大学附属図書館新田文庫蔵『太平記評判秘伝鈔』は、『理尽鈔』とは異なる太平記評判書の一種である...
恩賞充行政策は、将軍の主従制的支配権の根幹で、かつ、南北朝初期室町幕府の最も重要な政策課題であり、恩賞充行の将軍下文には、執事施行状が付されて恩賞の実現に大いに貢献した。本稿では、執事施行状の発給機関...
個人情報保護のため削除部分あり近世の幕藩領主権力が負った課題は、前代の私的領域・私的権力のより上級権力への包摂及び人民の「心」の直接的掌握にあり、両者を克服するため幕藩権力は「学文」修得が不可避となっ...
はじめに 最初の著書 すっかり過去のものとなった著書 「哲学の力」と「明治維新論の再検討」のあいだ 台湾・京都・田辺 遅かったマルクス主義体験 人文研におけるフランス革命の共同研究 マルクス主義による...
本研究資料は、鹿児島大学所蔵の「山下(森)徳治文書」の目録をまとめ、その概要を示したものである。この文書には、教育学・心理学・哲学領域の原稿やノート類、並びに山下個人の履歴に関わる資料と書簡が含まれて...
Publisher奈良" 「住吉物語」は、「落窪物語」同様に典型的な継子物語である。現存作品としては奈良絵本に多く見られ、本稿で紹介するのは巻子だが奈良絵本に分類される。 本稿では個人所蔵の奈良絵本...
この論文は、「鈴木三重吉『赤い』綴方成立史の研究―児童文章史の成立にかかわって―」の序論をなすものであり、児童文章史の成立の根拠を明らかにすることを目的とする。したがって、子どもの書く生活そのものを対...
2010-2013年度科学研究費助成事業(基盤研究(C))研究成果報告書 課題番号:22520680 研究代表者:乕尾達哉(鹿児島大学・法文学部・教授)本研究では、ケンブリッジ大学図書館に所蔵されてい...
学習院大学図書館書庫には『華族会館寄贈図書目録』が眠っていた。この中の寄贈者欄に「徳川家寄附」とあるのに着目したのをきっかけとして、徳川宗家旧蔵書の学習院への伝来の経緯と、その事実が現在まで伝わらなか...
Publisher奈良" 本稿では現在個人所蔵になる法隆寺および正倉院宝物に関わる約六一点に及ぶ図絵・拓本類を紹介し、若干の考察を試みた。まず本資料の概要を述べ、資料中に名前が頻出する歴史家として著名...
publisher奈良本稿は、三大寺家旧蔵「高野大師行状絵」について、先に発表した二編の論考の続編である。前稿では、三大寺家旧蔵本および本来はこれと一具の絵巻であったボストン美術館本を一括してA本と称...
本稿は,第三代京都府知事北垣国道(幼名晋太郎)が幕末にかかわった文久3年(1863)10月の生野の変でどのように行動をしたのかをあらためて検証しようとするものである。もちろん生野の変の北垣の行動は不明...
2008年度~2012年度科学研究費補助金(基盤研究(C))研究成果報告書四日市市立図書館には、平成17年に逝去した丹羽文雄に関する資料がある。孫・丹羽多聞氏から寄贈されたもので、平成19年に丹羽文雄...
本稿において,佐賀県武雄市に保存されている江戸寛政期の資料を中心に紹介する。この資料は,旅日記の形式による雑記帳(寛政七年),薬の資料(天保九年)など多様である。今回,廃棄を免れ現存する資料の全てにお...
publisher奈良平成4年度、5年度の文学部プロジェクト研究において、筆者は奈良、大和を舞台とした講談資料を調査収集してきた。この作業の最終的な目標は、それらの作品に見られる庶民の視点での大和像を...
publisher奈良『太平記評判秘伝理尽鈔』の諸本の調査の過程で、目録類に『理尽鈔』の一伝本として載る群馬大学附属図書館新田文庫蔵『太平記評判秘伝鈔』は、『理尽鈔』とは異なる太平記評判書の一種である...
恩賞充行政策は、将軍の主従制的支配権の根幹で、かつ、南北朝初期室町幕府の最も重要な政策課題であり、恩賞充行の将軍下文には、執事施行状が付されて恩賞の実現に大いに貢献した。本稿では、執事施行状の発給機関...
個人情報保護のため削除部分あり近世の幕藩領主権力が負った課題は、前代の私的領域・私的権力のより上級権力への包摂及び人民の「心」の直接的掌握にあり、両者を克服するため幕藩権力は「学文」修得が不可避となっ...
はじめに 最初の著書 すっかり過去のものとなった著書 「哲学の力」と「明治維新論の再検討」のあいだ 台湾・京都・田辺 遅かったマルクス主義体験 人文研におけるフランス革命の共同研究 マルクス主義による...
本研究資料は、鹿児島大学所蔵の「山下(森)徳治文書」の目録をまとめ、その概要を示したものである。この文書には、教育学・心理学・哲学領域の原稿やノート類、並びに山下個人の履歴に関わる資料と書簡が含まれて...
Publisher奈良" 「住吉物語」は、「落窪物語」同様に典型的な継子物語である。現存作品としては奈良絵本に多く見られ、本稿で紹介するのは巻子だが奈良絵本に分類される。 本稿では個人所蔵の奈良絵本...
この論文は、「鈴木三重吉『赤い』綴方成立史の研究―児童文章史の成立にかかわって―」の序論をなすものであり、児童文章史の成立の根拠を明らかにすることを目的とする。したがって、子どもの書く生活そのものを対...
2010-2013年度科学研究費助成事業(基盤研究(C))研究成果報告書 課題番号:22520680 研究代表者:乕尾達哉(鹿児島大学・法文学部・教授)本研究では、ケンブリッジ大学図書館に所蔵されてい...