2010-2013年度科学研究費助成事業(基盤研究(C))研究成果報告書 課題番号:22520680 研究代表者:乕尾達哉(鹿児島大学・法文学部・教授)本研究では、ケンブリッジ大学図書館に所蔵されているW. G. アストン旧蔵の和書のうち、国学著作(霊能真柱、古史徴、たまたすき、入学問答、すずのたまぐし、俗神道大意、くずばな、鬼神新論、古今妖魅考、末賀能比連、祝詞考、祝詞正訓、大祓詞後釈、出雲国造神寿後釈、玉くしけ別本)に記されたアストンおよびサトウの鉛筆書き入れを資料として収集し、分析を加えた。その結果、アストンもサトウも本居宣長、賀茂真淵、平田篤胤らの国学著作の内容を精力的に理解・研究したこと、とりわけ篤胤の国学研究を高く評価していたことが明らかになった。In this study I researched at Cambridge University Library notes written by Aston and Satow on the Kokugaku(or the study of ancient Japanese thought and culture) books which belong to Aston Collection; Reinomahashira, Koshityo, Tamatasuki, Nyugakumondo, Suzunotamagushi, Zokushintotaii, Kuzubana, Kishinshinron, Kokinyomiko, Maganohire, Noritoko, Noritoseikun, Oharaekotobakoshaku, Izumonokuninomiyatukokanyogotokosh...
日本図書館協会の総裁徳川頼倫は,1923年から特別預金5万円の利子として年3000円を協会に対して支払い,財政的に支援している。その利子を当時の協会財政と照らし合わせ,利子の影響力の大きさと,使途につ...
明治建築,あるいは明治洋風建築が時代の脚光を浴びている.一つは明治百年という懐古や反省の対象として,一つは急速に進行する都市化に抗しきれずに取りこわされてゆく文化財の消滅を惜しむ立場からである.それぞ...
個人情報保護のため削除部分あり近世の幕藩領主権力が負った課題は、前代の私的領域・私的権力のより上級権力への包摂及び人民の「心」の直接的掌握にあり、両者を克服するため幕藩権力は「学文」修得が不可避となっ...
本稿の目的は,西洋諸国がアジアに迫る19世紀後半の日本を生きた福沢諭吉(1835-1901)が前期諸著作,とりわけ『学問のすすめ』において示した思想構造を,1)「未開-野蛮-半開-文明」という文明史観...
埼玉県越谷市文明開化とともに西洋の笑話が原文で紹介されるようになる。新聞・雑誌類では明治10年以降の掲載が確認され、明治25年には福沢諭吉が「開口笑話」を出版し約350篇の笑話を紹介した。明治30年代...
明治の黎明期に初めて英語に対する関心が高まり、当時の所謂「英学」が台頭して以来100年以上が経つ。この間現在に至るまで日本は第一次世界大戦、第二次世界大戦等の大きな社会的試練を経、英語教育も様々な紆余...
2008-2010年度科学研究費補助金(基盤研究(B))研究成果報告書 課題番号:20320025 研究代表者:下原美保 (鹿児島大学教育学部教授)本研究の主な成果は以下の2点である。 (1)明治期に...
publisher奈良本稿は私の前稿(山辺郡の中世史概説、『奈良県の地名』、『日本歴史地名大系』30所収、平凡社刊)への検討であるが、一面これまでの東山内についての評価に対するものでもある。南北朝時代...
本稿は,淀川右岸中流地域を対象として,近世水利秩序の成立・展開の過程を究明することを意図した社会経済史研究の一環をなすものである。われわれがここに取扱う「越石」とは,井路床・池床などと化した潰地を補償...
日本二战前的神道研究是国学的一个重要组成部分,而自然崇拜与祖先崇拜构成了神道教的主要内容.近代以来,对于神道教的本质问题,日本官方和学术界进行了长时间的讨论.19世纪末至20世纪初期日本本土的国学派和...
埼玉県越谷市明治期における諸学問の成立の背景は、すでに各領域から十分な考察がなされ、学問の受容と展開の歴史が明らかにされている。滑稽的な内容としての笑いではなく、笑いを科学的に論じる研究も明治期から本...
「ethics」の訳語である「倫理学」は、明治期に新しく定着した語である。その受容と展開をたどるには、「ethics=倫理学」と「国民道徳」の関係を明らかにすることが必要になる。本稿では、まず『明六雑...
清浄華院の僧であった向阿によって著わされた 『帰命本願抄』、『西脇要抄』、『父子相迎』 のいわゆる三部仮名抄は日本の浄土教を代表する仮名法語である。その三部仮名抄には、必ずしも古写本が多くは残されてい...
この小論文は、日本人による海外留学の歴史を簡略に索描したものである。1900年、津田梅子が米国留学から帰国後苦労して女子のための学校を作ったのと同じ年に、夏目漱石はロンドンに留学し、勉学と金銭問題の苦...
埼玉県越谷市寛正五年(一四六四)に行われた京糺河原勧進猿楽の勧進聖については、従来説はその名表記にも揺れがあり、その伝記も知られていなかった。五山禅僧の横川景三の「補庵京華外集」上に「青松院春盛老人像...
日本図書館協会の総裁徳川頼倫は,1923年から特別預金5万円の利子として年3000円を協会に対して支払い,財政的に支援している。その利子を当時の協会財政と照らし合わせ,利子の影響力の大きさと,使途につ...
明治建築,あるいは明治洋風建築が時代の脚光を浴びている.一つは明治百年という懐古や反省の対象として,一つは急速に進行する都市化に抗しきれずに取りこわされてゆく文化財の消滅を惜しむ立場からである.それぞ...
個人情報保護のため削除部分あり近世の幕藩領主権力が負った課題は、前代の私的領域・私的権力のより上級権力への包摂及び人民の「心」の直接的掌握にあり、両者を克服するため幕藩権力は「学文」修得が不可避となっ...
本稿の目的は,西洋諸国がアジアに迫る19世紀後半の日本を生きた福沢諭吉(1835-1901)が前期諸著作,とりわけ『学問のすすめ』において示した思想構造を,1)「未開-野蛮-半開-文明」という文明史観...
埼玉県越谷市文明開化とともに西洋の笑話が原文で紹介されるようになる。新聞・雑誌類では明治10年以降の掲載が確認され、明治25年には福沢諭吉が「開口笑話」を出版し約350篇の笑話を紹介した。明治30年代...
明治の黎明期に初めて英語に対する関心が高まり、当時の所謂「英学」が台頭して以来100年以上が経つ。この間現在に至るまで日本は第一次世界大戦、第二次世界大戦等の大きな社会的試練を経、英語教育も様々な紆余...
2008-2010年度科学研究費補助金(基盤研究(B))研究成果報告書 課題番号:20320025 研究代表者:下原美保 (鹿児島大学教育学部教授)本研究の主な成果は以下の2点である。 (1)明治期に...
publisher奈良本稿は私の前稿(山辺郡の中世史概説、『奈良県の地名』、『日本歴史地名大系』30所収、平凡社刊)への検討であるが、一面これまでの東山内についての評価に対するものでもある。南北朝時代...
本稿は,淀川右岸中流地域を対象として,近世水利秩序の成立・展開の過程を究明することを意図した社会経済史研究の一環をなすものである。われわれがここに取扱う「越石」とは,井路床・池床などと化した潰地を補償...
日本二战前的神道研究是国学的一个重要组成部分,而自然崇拜与祖先崇拜构成了神道教的主要内容.近代以来,对于神道教的本质问题,日本官方和学术界进行了长时间的讨论.19世纪末至20世纪初期日本本土的国学派和...
埼玉県越谷市明治期における諸学問の成立の背景は、すでに各領域から十分な考察がなされ、学問の受容と展開の歴史が明らかにされている。滑稽的な内容としての笑いではなく、笑いを科学的に論じる研究も明治期から本...
「ethics」の訳語である「倫理学」は、明治期に新しく定着した語である。その受容と展開をたどるには、「ethics=倫理学」と「国民道徳」の関係を明らかにすることが必要になる。本稿では、まず『明六雑...
清浄華院の僧であった向阿によって著わされた 『帰命本願抄』、『西脇要抄』、『父子相迎』 のいわゆる三部仮名抄は日本の浄土教を代表する仮名法語である。その三部仮名抄には、必ずしも古写本が多くは残されてい...
この小論文は、日本人による海外留学の歴史を簡略に索描したものである。1900年、津田梅子が米国留学から帰国後苦労して女子のための学校を作ったのと同じ年に、夏目漱石はロンドンに留学し、勉学と金銭問題の苦...
埼玉県越谷市寛正五年(一四六四)に行われた京糺河原勧進猿楽の勧進聖については、従来説はその名表記にも揺れがあり、その伝記も知られていなかった。五山禅僧の横川景三の「補庵京華外集」上に「青松院春盛老人像...
日本図書館協会の総裁徳川頼倫は,1923年から特別預金5万円の利子として年3000円を協会に対して支払い,財政的に支援している。その利子を当時の協会財政と照らし合わせ,利子の影響力の大きさと,使途につ...
明治建築,あるいは明治洋風建築が時代の脚光を浴びている.一つは明治百年という懐古や反省の対象として,一つは急速に進行する都市化に抗しきれずに取りこわされてゆく文化財の消滅を惜しむ立場からである.それぞ...
個人情報保護のため削除部分あり近世の幕藩領主権力が負った課題は、前代の私的領域・私的権力のより上級権力への包摂及び人民の「心」の直接的掌握にあり、両者を克服するため幕藩権力は「学文」修得が不可避となっ...