近年、教育評価へのステークホルダーの参加が叫ばれている。しかしその一方で、ステークホルダーがいかにして評価に参加するのかということや参加型の評価における評価者の役割については、教育評価を取り巻く議論の中では十分に明らかにされてはいない。 評価へのステークホルダーの参加は、プログラム評価の方で先行して議論されてきており、そのなかに本研究が手がかりとするフェターマンのエンパワーメント評価論がある。それは評価を活用してプログラムを改善することに主要な関心を持つ評価論で、そこではステークホルダーをただ「巻き込む」というだけでなく、ステークホルダーが評価に「参加」できるように評価者が彼らをエンパワーすることが前提となっている。 本稿ではフェターマンを手がかりにカリキュラム評価についての考察を行った。というのも、カリキュラム評価の想定される参加者の能力や範囲の想定が、エンパワーメント評価に近いと考えられるからである。考察の結果、カリキュラム評価のあり方について次の示唆を得た。①ステークホルダーの選定は包括性の原則によるべきこと、②参加者の能力や意識に教師が主体的に働きかけるべきこと、③教師の働きかけの対象は、子ども以外のステークホルダーにも向けられるべきこと、④評価の権限は最終的にステークホルダーがもつようにすること、および、⑤教師が担うこととなる具体的な役割についての示唆を得た
2003年7月に制定された「心神喪失者等医療観察法」は、心神喪失または心神耗弱と判断されて不起訴または無罪になった精神障害犯罪者を、国が指定した医療機関に収容し、強制治療の対象にすることを内容とするも...
本研究の目的は、体育実技におけるテスト前後の気分の変化を明らかにするものであった。対象者は大学生32名であった。テスト直前に調査票が配布され、調査票に記載されたPOMSの回答終了後にバスケットボールの...
社会福祉援助技術現場実習に参加した実習生にとって、実習先で多様な困難や要求に直面することは、自己のあり方や動機、社会の課題などを深く考えさせるものである。その体験を積極的に活用するためには、ソーシャル...
本稿は、従来の府県機能論の課題をふまえて府県機能の検証を行い、今後の府県機能に求められる観点を検討するものである。まず、従来の府県機能論について概観し、地方自治法に基づく広域的機能、連絡調整機能、補完...
メートル法に関連する計量単位のうち、中学校以降の数学や理科で扱う多くの単位は、小学校の算数で学習した単位を基盤としている。そのため、小学校6年の1学級で、子どもが構築しているメートル法に関連する「単位...
本研究の目的は、異なる大学、異なる学習歴を持つ学習者が、協働してICTを活用した学びの実践を通して得られる効果を検討することである。筆者らは、主に2014年度から、教員や保育士の養成の高度化を目指して...
現在の教育現場ではICT やデジタル教材の導入・活用が求められる一方で,導入検討の際に重要となるはずの,同一のテーマに対するアナログ教材とデジタル教材が学習者にどの程度の学習成果量の差を生むかに対する...
本稿では、日本語能力を育成する1つの方策として実践したプレゼンテーション活動の遂行過程で学習者(留学生)がどのような学習を行ったかに着目し、日本語学習に果たした役割を考察した。特に教室外でどのような作...
埼玉県越谷市大学設置基準が改正され、各大学が大学教育改革の緒に就いた。今回の改革の特徴は、法令準拠主義から大学教職員・学生による自律的でダイナミックなシステムへと転換を迫られていることである。世界各国...
本研究では、学校で展開されている「学び」が、人間の本来的な「学び」との間にどこかズレが生じ、子どもの学ぶ意欲を減退させているのではないかという問題意識のもと、学校体育の「学び」を再検討し、状況主義の学...
[目的〕本報告では、2016年12月から2018年 3月まで実施した熊本地震復興支援ボランティア活動 ( 1次隊から 5次隊)および学生ボランティア支援について振り返り評価を行い、今後の課題を見出すこ...
【目的】本研究は、大学生の室内環境整備の実態と意識、および学校教育での教育の実態を明らかにすることを目的としている。【方法】研究方法は、質問紙調査であり調査対象者は、鹿児島県の大学に在籍している大学生...
近年のテクノロジーの進歩に伴って、学校教育におけるICT機器の活用は急速に進められている。これからの学校教員はICT機器の活用に関してこれまでのように一部の専門家に頼るのではなく、教員が自分自身で活用...
本稿の目的は、初等中等教育のキャリア教育を対象として、キャリア形成型コンピテンシーの育成を図るために用いるキャリア・ポートフォリオ(以下、ポートフォリオと記す)の構成要素としての「学びの評価」を明らか...
神奈川県茅ヶ崎市本研究の目的は、文教大学国際学部が2008 年に設立した外国語学習支援室、Language Garden (LG)について、背景理論、LG の概観、利用者の学習状況調査結果を中心に論じ...
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