前回の報告では、障害児の予後に関する基礎研究の一環として、小学校のことばの教室に通級する言語障害児6名(全般的な発達の遅れによる者で9歳代の3名、情緒面の障害による者で8歳代の3名)を対象に自然観察法により毎週1回約1年間試みた縦断的観察の結果に基づき、言語障害児の行動面と言語面にどのようなリズム性が認められるかを検討した。結果は、発達の遅れの子ども1名を除いて、他のいずれの子どもにもリズム性が見出された。リズム性には個人差があり、また、言語障害のタイプによる差の存在も窺われた。そこで、今回は、さらに観察を継続させて、前回報告分の1年間の観察資料にその後の継続観察資料1年分を加えた、2年間の観察資料に基づいて、再度リズム性を検討した。その結果、1年間の観察(前回報告分)で見出された上述の傾向は、2年間の観察資料でも概ね見出されることが確認された。As a sequel to the previous one-year longitudinal study, this study aimed at investigating the "developmental rhythms" of the speech and language disordered children on the basis of the data from a two-year longitudinal observation. Six children with speech and language disorders of an elementary school were chosen as subjects. Three children, aged nine, had speech dela...
埼玉県越谷市発達障害児1 名に対して,クレーン行動などの要求行動から発声・発語による要求言語への移行を図るために標的行動を漸次的に設定し,それへの強化基準を変更していく基準変更デザインを適用した.指導...
本研究は,発達心理学の方法論上の問題を解明するために,心身障害児の問題をいかに発達心理学に位置づけるかを問題にした。まず最初に,彼らが成長する存在として発達心理学の対象となりうるか否かを検討したが,彼...
発達障害児・者が社会的場面での適切な言動を学習するための課題に関して、実写によるビデオ場面集を作成し、発達障害者1名に試行した。その結果、1) グループ活動での会話場面で、相手の表情や視線などの様子を...
これまでの報告に引き続き、今回は、およそ3年間試みた自然観察法による縦断的観察の結果に基づいて、言語障害児の行動面と言語面にどのようなリズム性が認められるかを検討した。その結果、約3年間継続観察ができ...
前回試みた予備的研究の結果から、言語障害児を発達リズムの点で捉え得る可能性が示唆された。そこで、障害児の予後に関する基礎研究の一環として、今回は、小学校のことばの教室に通級する6名の言語障害児を対象に...
障害児の予後に関する基礎研究の一環として、今回は、追跡研究に着手するのに先立つ予備的研究として、小学校のことばの教室の指導記録を基に、言語障害児の変化を発達リズムという点でどこまで捉え得るものなのか、...
障害児の予後に関する基礎研究の一環として、家庭と学校を対象に行った就学後の状態に関する質問紙追跡調査の結果に基づいて子どもの障害の現状についての母親と担任教師の評定の一致率を明らかにし、その規定要因に...
乳児期から入院生活を繰りかえしていた一重複障害幼児の初期学習における変容過程を記録し、その分析・検討をした。感覚機能が初期のレベルにある本児が振動刺激に興味を示したことをきっかけとして振動刺激による課...
いわゆる軽度発達障害と総称される、高機能広汎性発達障害、AD/HD、学習障害においては、保護者の子どもの障害受容の過程についてはいまだ十分に理解されていない。本研究では、「軽度」発達障害がある子どもの...
言語・コミュニケーションの発達において音韻意識の獲得が重要であることが認識されるようになった。発達障害児は,ひらがな・カタカナ・漢字の読み書き・文章読解につまずきが見られ,音韻に対する気づきや音韻の認...
本研究では、精神遅滞児の歩行運動の発達傾向を明らかにし、歩行運動と他の運動機能との関連についての検討および歩行運動にみられる障害別傾向性についての検討を試みた。1次元可逆操作期から1次変換形成期・可逆...
就学前「精神薄弱児」通園施設に在園している4名の幼児の約2年間の発達と指導方法の関連を実践記録にもとづき整理した。1次元可逆操作獲得を課題とする障害幼児の発達過程を, 具体的に子どもの諸活動の変化にお...
遠山ら(1985)は「量こそ数学教育の出発点である」(p.6)と提唱し,知的障害児の数量の概念形成についても,量から数へという立場から数概念を確立していかなければならないと述べている。筆者らは量概念の...
本研究では各教育機関がサポート・協働すべき親の会について、当該保護者たちにとっての親の会の意義やそこで実施されているペアトレの「本質的な」効果に迫る。具体的には関西圏にある親の会においてアンケートおよ...
大阪教育大学へ教育相談に来られた発達障害の幼児児童生徒16名(幼児4名、小学生11名、中学生1名)の保護者(父親1名、母親15名)を対象に、面接調査を実施した。障害を告知され、保護者(特に母親)が前向...
埼玉県越谷市発達障害児1 名に対して,クレーン行動などの要求行動から発声・発語による要求言語への移行を図るために標的行動を漸次的に設定し,それへの強化基準を変更していく基準変更デザインを適用した.指導...
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