在宅介護実習に参加した学生のリエゾンに関する体験について調べた。実習中に学生が経験したリエゾン関連の項目について評価した。「リエゾン」とは、社会的資源を有効に活用して個人が必要とするケアを提供するための複数の専門家間でのリエゾンと定義した。対象は2013年11月と12月に在宅介護実習を終えた大学3年生32名とした。在宅介護実習後に、学生の実習記録からリエゾンに関連する項目を抽出し、各項目について分析した。その結果、リエゾン関連項目は三つのカテゴリーに分類された(「介護される人の日常生活を支援するための介護される人と社会的資源とのリエゾン」、「介護される人が直面する日常生活および健康関連問題への取り組み」、「要求に応えること」)。学生は、医師による指示書、医学会議、担当者との面会が有効なリエゾン方法と考えていた。以上より、リエゾンについての適切な指導を行うには、非形式的サービス、介護の役割、リエゾンの実状への理解を促すことが重要であると考えられた。在宅介護実習に参加した学生のリエゾンに関する体験について調べた。実習中に学生が経験したリエゾン関連の項目について評価した。「リエゾン」とは、社会的資源を有効に活用して個人が必要とするケアを提供するための複数の専門家間でのリエゾンと定義した。対象は2013年11月と12月に在宅介護実習を終えた大学3年生32名とした。在宅介護実習後に、学生の実習記録からリエゾンに関連する項目を抽出し、各項目について分析した。その結果、リエゾン関連項目は三つのカテゴリーに分類された(「介護される人の日常生活を支援するための介護される人と社会的資源とのリエゾン」、「介護される人が直面する日常生活および健康関連問題への取り組み」、「要求に応えること」)。学生は...