研究ノートResearch Notes本研究は、学習者が多読を行う際に適切な読み物のレベルを判定するオンライン版「多読のための語彙レベルテスト」の有用性を検証しようとするものである。このテストの目的は、独学で多読をする学習者が適切なレベルの読み物を選択することの支援である。オンライン授業の課題の一部として、テストの受験と多読を行った学習者の読書記録とアンケートをもとに、次の2 点から分析した。まず、判定されたレベルと学習者がはじめに選んだレベルの一致度、そして、学習者が多読を続ける際に選んだレベルとはじめの読み物の難易度との関係である。アンケートでは70% の学習者が、テストがあった方が良いと回答した。読書記録の分析から得られたデータをもとに考察した結果、学習者が読み物を選ぶ際、テストの結果を参考にしていることが示唆された。This study examines the usefulness of an online vocabulary level test for extensive reading which indicates an appropriate level of graded readers for learners to start reading from. The purpose of this test is to support learners to choose their first book. Based on the book review sheets and answers to a questionnaire by students who took the test and read graded readers as part...
日本におけるワーキングメモリスパン課題の一つである日本語版RST(苧阪, 1998, 2002;苧阪・苧阪, 1994)は、ワーキングメモリ研究の有力な研究道具として広く普及している。本研究は、日本語...
テストをコンピュータ上で実施することには、個々の問題の反応時間を測ることができる、簡単に音声・画像刺激の制御ができるなど、様々なメリットがあると考えられる。しかし、コンピュータをテストに用いることは、...
本研究では日本語学習者によくみられる「の」の過剰使用の要因のひとつとして、学習者の言語処理のストラテジーが関与しているかどうかを検討した。調査は上級学習者を対象に、「の」の過剰使用に関する即時的な文法...
本研究の目的は、日本人英語学習者の語彙サイズと語彙の使い分け能力の関係を調査することである。語彙サイズとは、学習者が知っている単語の総数のことである。語彙の使い分け能力とはコンテクストに応じて意味の類...
大学生の学力低下が問題となる中で英語学習に関連して語彙サイズが注目される。先行研究では基本2000語のマスターが、英語学力向上のため必須要件とされる。視覚および聴覚障害者はともに語学学習において重要な...
読解評価のひとつの方法である再生には、再生言語に被験者の母語を用いるか、目標言語を用いるかという大きな問題がある。本稿では母語と目標言語による再生数を比較し、さらに読解前のコンテントスキーマ活性化の情...
研究論文テストの妥当性と信頼性は種々の要因により影響を受けるが、英語の長文の読解力のテストの基本は使用される語彙、すなわち語彙の難易度やカバー率と読みやすさの評価である。日本人の多くは英語のペーパーテ...
本研究では、入門期の日本語学習者を対象に、4ヶ月に渡って単語クイズを実施し、得点の分析を行った。クイズは、主として、絵や英語単語を見てそれに対応する日本語を筆記再生する形式であり、新出単語クイズと既習...
本論文は、2002年9月から2003年3月にかけて、英会話クラスで実施した読解力・語彙力の実験に関するものである。教材として使用した小説は、I.S.P. Nation 語彙レベルテスト (Beglar...
中国語を母語とする大学院生が学術論文を読むときの読解過程を、読みながら理解した内容を母語で話してもらう方法で調査した。その結果、語の認識や文の構造を正しく把握し、語の辞書的な意味を正しく理解しても、当...
日本語版Can-do Scaleが,どれくらい正確に外国人日本語学習者の日本語能力を測定しうるかを検討した。その結果,「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能からなる20項目の質問すべてについて,項目...
文章読解はすべての学習の基盤となり、高校卒業後の学びを継続するために必要である。本研究では高校生の語彙力と読解方略の関連を検討することを目的とする。高等学校は入学者選抜によって学力、特性に応じた区分が...
テキストを読む前にスキーマを活性化することは、理解を促進するといわれている。本稿ではコンテントスキーマを活性化することが、読後の再生にどのような影響を及ぼすかを実験、検証し、フォーマルスキーマを活性化...
近年高等学校においても特別支援教育が推進されつつある。発達障害のある児童生徒への課題として学習上の困難の大きいことが指摘されている。高等学校の特に進路多様校においてはLD等の診断はないものの、読み書き...
日本語学習者の読解過程の研究はこれまで発話思考法を使って母語話者対学習者、言語能力の異なる学習者という対比で語られることが多かった。そこでは母語話者あるいは言語能力上位者は自らの既有知識を使ったトップ...
日本におけるワーキングメモリスパン課題の一つである日本語版RST(苧阪, 1998, 2002;苧阪・苧阪, 1994)は、ワーキングメモリ研究の有力な研究道具として広く普及している。本研究は、日本語...
テストをコンピュータ上で実施することには、個々の問題の反応時間を測ることができる、簡単に音声・画像刺激の制御ができるなど、様々なメリットがあると考えられる。しかし、コンピュータをテストに用いることは、...
本研究では日本語学習者によくみられる「の」の過剰使用の要因のひとつとして、学習者の言語処理のストラテジーが関与しているかどうかを検討した。調査は上級学習者を対象に、「の」の過剰使用に関する即時的な文法...
本研究の目的は、日本人英語学習者の語彙サイズと語彙の使い分け能力の関係を調査することである。語彙サイズとは、学習者が知っている単語の総数のことである。語彙の使い分け能力とはコンテクストに応じて意味の類...
大学生の学力低下が問題となる中で英語学習に関連して語彙サイズが注目される。先行研究では基本2000語のマスターが、英語学力向上のため必須要件とされる。視覚および聴覚障害者はともに語学学習において重要な...
読解評価のひとつの方法である再生には、再生言語に被験者の母語を用いるか、目標言語を用いるかという大きな問題がある。本稿では母語と目標言語による再生数を比較し、さらに読解前のコンテントスキーマ活性化の情...
研究論文テストの妥当性と信頼性は種々の要因により影響を受けるが、英語の長文の読解力のテストの基本は使用される語彙、すなわち語彙の難易度やカバー率と読みやすさの評価である。日本人の多くは英語のペーパーテ...
本研究では、入門期の日本語学習者を対象に、4ヶ月に渡って単語クイズを実施し、得点の分析を行った。クイズは、主として、絵や英語単語を見てそれに対応する日本語を筆記再生する形式であり、新出単語クイズと既習...
本論文は、2002年9月から2003年3月にかけて、英会話クラスで実施した読解力・語彙力の実験に関するものである。教材として使用した小説は、I.S.P. Nation 語彙レベルテスト (Beglar...
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文章読解はすべての学習の基盤となり、高校卒業後の学びを継続するために必要である。本研究では高校生の語彙力と読解方略の関連を検討することを目的とする。高等学校は入学者選抜によって学力、特性に応じた区分が...
テキストを読む前にスキーマを活性化することは、理解を促進するといわれている。本稿ではコンテントスキーマを活性化することが、読後の再生にどのような影響を及ぼすかを実験、検証し、フォーマルスキーマを活性化...
近年高等学校においても特別支援教育が推進されつつある。発達障害のある児童生徒への課題として学習上の困難の大きいことが指摘されている。高等学校の特に進路多様校においてはLD等の診断はないものの、読み書き...
日本語学習者の読解過程の研究はこれまで発話思考法を使って母語話者対学習者、言語能力の異なる学習者という対比で語られることが多かった。そこでは母語話者あるいは言語能力上位者は自らの既有知識を使ったトップ...
日本におけるワーキングメモリスパン課題の一つである日本語版RST(苧阪, 1998, 2002;苧阪・苧阪, 1994)は、ワーキングメモリ研究の有力な研究道具として広く普及している。本研究は、日本語...
テストをコンピュータ上で実施することには、個々の問題の反応時間を測ることができる、簡単に音声・画像刺激の制御ができるなど、様々なメリットがあると考えられる。しかし、コンピュータをテストに用いることは、...
本研究では日本語学習者によくみられる「の」の過剰使用の要因のひとつとして、学習者の言語処理のストラテジーが関与しているかどうかを検討した。調査は上級学習者を対象に、「の」の過剰使用に関する即時的な文法...