研究論文テストの妥当性と信頼性は種々の要因により影響を受けるが、英語の長文の読解力のテストの基本は使用される語彙、すなわち語彙の難易度やカバー率と読みやすさの評価である。日本人の多くは英語のペーパーテストを受験して入学するが、そのテストでは英語の読解と文法や語彙の知識が試される。2005年と2008年に私どもは関西の大手4私立大学の入学試験とセンター試験の語彙頻度のレベルとリーダビリティを調査した。その結果、センター試験は4大学の試験より易しかったが、全般に使用される英語の文章は難しすぎることが問題であることを発見した。この小論では、2010年の同じ4大学とセンター試験の英語の長文問題の文章を解析し、2005年度と2008年度の結果と比較して、同様の問題が続いていることを発見した。今回は、英語の文章の語彙が中等教育で学習した語彙により何パーセントがカバーされているか、さらに、同じ大学の異なる試験の英語の文章同士の語彙がどの程度重複しているかも調べた。The validity and reliability of tests are influenced by a variety of factors, but their foundation is the level of difficulty of the vocabulary used, and thus the lexical cover ratio, as well as the readability of the passages used for reading comprehension. Most Japanese students enter their universities on the basis...
本稿は、平成28年度から施行した京都大学の教養・共通教育における英語の新カリキュラムの理念と目的を中心に、その実施体制を詳説したものである。新カリキュラムでは、これまでのカリキュラムを踏襲しつつ、その...
研究ノートResearch Notes筆者は2015 年度から主に音楽応用学科と情報表現学科の英語教育を担当しているが、音楽応用学科では音楽ビジネス、情報表現学科ではゲームビジネスに関わる世界的に著名...
ピア・レスポンスとは、学習者同士で作文のフィードバックを行う活動である。本研究は韓国人中級学習者25名に、母語によるピア・レスポンス活動を韓国の大学で3ヶ月間実施し、それが推敲作文にどのような影響を与...
研究ノートResearch Notes本研究は、学習者が多読を行う際に適切な読み物のレベルを判定するオンライン版「多読のための語彙レベルテスト」の有用性を検証しようとするものである。このテストの目的は...
近年高等学校においても特別支援教育が推進されつつある。発達障害のある児童生徒への課題として学習上の困難の大きいことが指摘されている。高等学校の特に進路多様校においてはLD等の診断はないものの、読み書き...
大学生の学力低下が問題となる中で英語学習に関連して語彙サイズが注目される。先行研究では基本2000語のマスターが、英語学力向上のため必須要件とされる。視覚および聴覚障害者はともに語学学習において重要な...
本稿は、「受験英語」における英文解釈法が歴史的にいかに展開してきたのかを、入試問題や受験生の変化といった英語教育に対する外的要因によって説明することを試みるものである。その際、「受験英語の神様」と呼ば...
中国語を母語とする大学院生が学術論文を読むときの読解過程を、読みながら理解した内容を母語で話してもらう方法で調査した。その結果、語の認識や文の構造を正しく把握し、語の辞書的な意味を正しく理解しても、当...
I. 論文学習者の多様化に伴い、国内外の高等教育機関では、日本語を主専攻としない日本語学習者も増えてきているが、そうした学習者にとって、現行の緻密な語彙・文法学習からなる長期的な学習を前提とした日本語...
日本語学習者の読解過程の研究はこれまで発話思考法を使って母語話者対学習者、言語能力の異なる学習者という対比で語られることが多かった。そこでは母語話者あるいは言語能力上位者は自らの既有知識を使ったトップ...
近年、発達障害に対する理解が深まり、特別支援教育の重要性も認識されつつある。通常学級の担任としては、早くから子どもたちのつまずきに気づき、その支援をしたいと考えている。本研究では、小学校の低学年におけ...
英文を読むことに抵抗のある学生が多く、また、語彙力が絶対的に不足していることが授業等を通じて経験的にわかっている。本稿では新潟医療福祉大学学生の認識語彙力を測定し、客観的なデータに基づき学力を把握する...
読解評価のひとつの方法である再生には、再生言語に被験者の母語を用いるか、目標言語を用いるかという大きな問題がある。本稿では母語と目標言語による再生数を比較し、さらに読解前のコンテントスキーマ活性化の情...
国立国語研究所National Institute for Japanese Language and Linguisticsヒトの文処理のモデル化としてHaleによりサプライザルが提案されている。サ...
publisher著者専攻: 英語教育学・コミュニケーション学[抄録]本研究では, 効果的な英語リメディアル教育の実施に向け, 英語リメディアル教育を必要とする大学生を対象に質問紙調査を実施し, 現在...
本稿は、平成28年度から施行した京都大学の教養・共通教育における英語の新カリキュラムの理念と目的を中心に、その実施体制を詳説したものである。新カリキュラムでは、これまでのカリキュラムを踏襲しつつ、その...
研究ノートResearch Notes筆者は2015 年度から主に音楽応用学科と情報表現学科の英語教育を担当しているが、音楽応用学科では音楽ビジネス、情報表現学科ではゲームビジネスに関わる世界的に著名...
ピア・レスポンスとは、学習者同士で作文のフィードバックを行う活動である。本研究は韓国人中級学習者25名に、母語によるピア・レスポンス活動を韓国の大学で3ヶ月間実施し、それが推敲作文にどのような影響を与...
研究ノートResearch Notes本研究は、学習者が多読を行う際に適切な読み物のレベルを判定するオンライン版「多読のための語彙レベルテスト」の有用性を検証しようとするものである。このテストの目的は...
近年高等学校においても特別支援教育が推進されつつある。発達障害のある児童生徒への課題として学習上の困難の大きいことが指摘されている。高等学校の特に進路多様校においてはLD等の診断はないものの、読み書き...
大学生の学力低下が問題となる中で英語学習に関連して語彙サイズが注目される。先行研究では基本2000語のマスターが、英語学力向上のため必須要件とされる。視覚および聴覚障害者はともに語学学習において重要な...
本稿は、「受験英語」における英文解釈法が歴史的にいかに展開してきたのかを、入試問題や受験生の変化といった英語教育に対する外的要因によって説明することを試みるものである。その際、「受験英語の神様」と呼ば...
中国語を母語とする大学院生が学術論文を読むときの読解過程を、読みながら理解した内容を母語で話してもらう方法で調査した。その結果、語の認識や文の構造を正しく把握し、語の辞書的な意味を正しく理解しても、当...
I. 論文学習者の多様化に伴い、国内外の高等教育機関では、日本語を主専攻としない日本語学習者も増えてきているが、そうした学習者にとって、現行の緻密な語彙・文法学習からなる長期的な学習を前提とした日本語...
日本語学習者の読解過程の研究はこれまで発話思考法を使って母語話者対学習者、言語能力の異なる学習者という対比で語られることが多かった。そこでは母語話者あるいは言語能力上位者は自らの既有知識を使ったトップ...
近年、発達障害に対する理解が深まり、特別支援教育の重要性も認識されつつある。通常学級の担任としては、早くから子どもたちのつまずきに気づき、その支援をしたいと考えている。本研究では、小学校の低学年におけ...
英文を読むことに抵抗のある学生が多く、また、語彙力が絶対的に不足していることが授業等を通じて経験的にわかっている。本稿では新潟医療福祉大学学生の認識語彙力を測定し、客観的なデータに基づき学力を把握する...
読解評価のひとつの方法である再生には、再生言語に被験者の母語を用いるか、目標言語を用いるかという大きな問題がある。本稿では母語と目標言語による再生数を比較し、さらに読解前のコンテントスキーマ活性化の情...
国立国語研究所National Institute for Japanese Language and Linguisticsヒトの文処理のモデル化としてHaleによりサプライザルが提案されている。サ...
publisher著者専攻: 英語教育学・コミュニケーション学[抄録]本研究では, 効果的な英語リメディアル教育の実施に向け, 英語リメディアル教育を必要とする大学生を対象に質問紙調査を実施し, 現在...
本稿は、平成28年度から施行した京都大学の教養・共通教育における英語の新カリキュラムの理念と目的を中心に、その実施体制を詳説したものである。新カリキュラムでは、これまでのカリキュラムを踏襲しつつ、その...
研究ノートResearch Notes筆者は2015 年度から主に音楽応用学科と情報表現学科の英語教育を担当しているが、音楽応用学科では音楽ビジネス、情報表現学科ではゲームビジネスに関わる世界的に著名...
ピア・レスポンスとは、学習者同士で作文のフィードバックを行う活動である。本研究は韓国人中級学習者25名に、母語によるピア・レスポンス活動を韓国の大学で3ヶ月間実施し、それが推敲作文にどのような影響を与...