現職保育者の研修に対して大学と附属幼稚園が寄与するあり方をめぐり、幼児教育未来研究会の実践をもとに分析・考察した。第I部では、第II部のアンケート調査の結果も参照しながら、研究会の成果をとらえ直し、大学や附属幼稚園が現場の保育の改善にどう役立ちうるかを検討した。その要点は、専門性への問い掛けと向上、研修のテーマによる焦点化、理論と実践の組み合わせ、技術的学び、自園への取り入れの難しさ、公的研修とは異なる意義とは何か、国公立幼稚園中心からいかに広げるか、大学・附属園側の気付きであった。第II部では、平成17年度における参加者のアンケート結果を分析した。保育の質の向上をめざす熱心な参加者から一定の評価をえられている反面、多様なニーズにいかに対応するか、社会や保育界の変化にいかに対処すべきかといった新たな課題の存在も示唆された
本研究では,実効のある保育目標に関して,すでに明確化している私立幼稚園におけるアクション・リサーチによって,出席保護者の過半数がそれらの保育目標に価値を実感したり保育にかかわる意欲や前向きさを示したり...
本研究では,幼児教育において,子どもの身近な科学への興味・関心を高めることができる教材・手立てについて明らかにすることを目的とした。そのために,イベントとしてではなく子どもが継続的に科学とかかわること...
本研究の目的は、2008年の幼稚園教育要領の改訂において新たに示された「協同性」を幼児期に育むにあたり、友だちとの人間関係が深まり始める4歳児においてどのような保育者の役割が必要であるのかを検討するこ...
幼児教育・保育界における変動を、幼保一元化、公立の民営化や私立のコスト削減、保育・幼児教育のカリキュラムの再構築、保育の質の第三者評価、資格・資質の高度化の動きなどの観点から展望した。さらに大学からの...
新潟県内の3保育所の男28名,女35名の6歳児を対象に,2日間の歩数調査に行い,保育内容が幼児の運動量に及ぼす影響を検討した。調査日1は,屋外を中心に自由に遊ばせる保育をした日とし,調査日2は,保育所...
本研究では,近年,就学前の教育・保育において重視されている保護者への支援について,保育経験5年未満の若手保育者37名(幼稚園教諭:18名,保育所保育士19名)を対象に,幼稚園や保育所における保護者支...
本研究では,保育所及び幼稚園における関連先行研究成果を援用して,幼保連携型認定こども園カリキュラム・マネジメントを実現可能にする教育及び保育の目標を明確化することにより,その有効性について検討した。そ...
本稿では,三つの側面を持つ本格的なカリキュラム・マネジメントを各幼稚園現場で成立させることを目指し,まず,現場に必要とされる思考の仕方について考察し,その上で,必要になると考えられる研究者の協働を構想...
本研究では、保育者の主体的な保育実践研究を推進する園文化創造アドバイザーの視点と役割を、理論的及び歴史的考察と関連事例の検討と筆者の現場での体験・考察を通して提示している。園文化創造アドバイザーは、園...
本研究は,複数の転機を持つ若手から中堅の保育者が,なぜ保育という仕事を続けているのか,そこにどのような価値を見出していることが継続と関わっているのかに焦点を当て,社会的・時間的文脈の中でどのように成長...
本稿では,幼稚園における「実効のある保育目標」が教育の目的という観点から納得できるということの重要性について考察している。それをまとめると,次のようになる。第1に, その園の保育についての考え方が,...
幼稚園教諭が獲得・形成している指導信念を事例的に明らかにするために、1名の現職教諭を対象に3週間にわたる保育場面への参与観察を通して、教師の指導信念が表出している具体的出来事を記述・解釈することによっ...
本研究の目的は,全国に展開されている「森のようちえん」活動の現状と課題について把握し,森のようちえんを新たな幼児教育の方法論として確立するための提言を行うことにある。 全国の森のようちえん156施設...
保育者は、幼児同士が育ち合いのできる集団づくりを目指して、日々、実践を行っている。しかし「育ち合い」という概念は幅広く、実際にどのような目的でどういった集団を育てるのかは保育者個人に委ねられているため...
本報告は、奈良教育大学で展開している授業科目「幼児と環境II」を、附属幼稚園と密接な連携を取りつつ改善してきた立場から、「焼き芋」を通した園児と学生の交流を実現していった意図や経過を具体的に明らかにし...
本研究では,実効のある保育目標に関して,すでに明確化している私立幼稚園におけるアクション・リサーチによって,出席保護者の過半数がそれらの保育目標に価値を実感したり保育にかかわる意欲や前向きさを示したり...
本研究では,幼児教育において,子どもの身近な科学への興味・関心を高めることができる教材・手立てについて明らかにすることを目的とした。そのために,イベントとしてではなく子どもが継続的に科学とかかわること...
本研究の目的は、2008年の幼稚園教育要領の改訂において新たに示された「協同性」を幼児期に育むにあたり、友だちとの人間関係が深まり始める4歳児においてどのような保育者の役割が必要であるのかを検討するこ...
幼児教育・保育界における変動を、幼保一元化、公立の民営化や私立のコスト削減、保育・幼児教育のカリキュラムの再構築、保育の質の第三者評価、資格・資質の高度化の動きなどの観点から展望した。さらに大学からの...
新潟県内の3保育所の男28名,女35名の6歳児を対象に,2日間の歩数調査に行い,保育内容が幼児の運動量に及ぼす影響を検討した。調査日1は,屋外を中心に自由に遊ばせる保育をした日とし,調査日2は,保育所...
本研究では,近年,就学前の教育・保育において重視されている保護者への支援について,保育経験5年未満の若手保育者37名(幼稚園教諭:18名,保育所保育士19名)を対象に,幼稚園や保育所における保護者支...
本研究では,保育所及び幼稚園における関連先行研究成果を援用して,幼保連携型認定こども園カリキュラム・マネジメントを実現可能にする教育及び保育の目標を明確化することにより,その有効性について検討した。そ...
本稿では,三つの側面を持つ本格的なカリキュラム・マネジメントを各幼稚園現場で成立させることを目指し,まず,現場に必要とされる思考の仕方について考察し,その上で,必要になると考えられる研究者の協働を構想...
本研究では、保育者の主体的な保育実践研究を推進する園文化創造アドバイザーの視点と役割を、理論的及び歴史的考察と関連事例の検討と筆者の現場での体験・考察を通して提示している。園文化創造アドバイザーは、園...
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本稿では,幼稚園における「実効のある保育目標」が教育の目的という観点から納得できるということの重要性について考察している。それをまとめると,次のようになる。第1に, その園の保育についての考え方が,...
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本研究の目的は、2008年の幼稚園教育要領の改訂において新たに示された「協同性」を幼児期に育むにあたり、友だちとの人間関係が深まり始める4歳児においてどのような保育者の役割が必要であるのかを検討するこ...