将来の気候変動に対する南極氷床の応答の理解には,過去の南極氷床変動史の復元およびその変動メカニズムの解明が不可欠である. しかし,地質学的データの時間的・空間的な欠落により南極氷床変動史は十分に復元されていない. 第 61 次日本南極地域観測隊では,活動の一部として宗谷海岸のラングホブデでゾディアックボートを用いた海底地形測量・生物調査・堆積物採取をはじめとする水上調査を展開した. また,ラングホブデ・西オングル島で陸上調査を実施し,表層・陸上堆積物の採取および地中探査レーダーによる地層調査を行った. 取得した海底地形データおよび堆積物は,過去の南極氷床変動史を復元する上で重要な要素となることが期待される. 本報告書では,野外調査の計画および実施内容について報告する. The Antarctic Ice Sheet is a major source of future sea-level rise due to global warming. Reconstruction of the past Antarctic Ice Sheet is essential to understand the mechanism of the Antarctic Ice Sheet response to global and regional climate changes. However, the shortage of geological evidence of sea-level and ice-sheet records makes it difficult to reconstruct the Antarctic Ice Sheet changes. The geomo...
第43次隊は総勢60名で構成され,このうち夏隊は20名,越冬隊は40名であった.ほかに夏隊同行者として7名が参加した.南極観測船「しらせ」は,2001年11月14日に晴海埠頭を出港,観測隊本隊は11月...
第46 次日本南極地域観測越冬隊は37 名で構成され,全員が昭和基地で越冬した.2005 年2 月1 日から1 年間,第45 次越冬隊より基地運営を引き継ぎ,第VI期5 か年計画の4 年次にあたる観測...
南極観測船「しらせ」は世界有数の砕氷能力を持つことから,通常の調査船では困難である定着氷域や流氷域での海洋観測が可能である.しかし,これまで氷海内では海氷の存在により観測測器を用いることが困難であった...
第53次日本南極地域観測隊(JARE-53)夏隊の一部は,2011-2012年の夏期に,東ドロンイングモードランドのセール・ロンダーネ山地において地形・測地調査を実施した.また,この調査はBelgia...
第43次日本南極地域観測隊越冬隊において,昭和基地の観測棟で35 年間使用された構造ガスケットの硬さ試験を行った.新品の構造ガスケットを用いて硬さ試験を行い,その結果を初期値とした.紫外線が多く当たる...
第57次日本南極地域観測隊(JARE-57)夏隊の一部は,2015-2016の夏期に,中央ドロンイングモードランドにおいて氷河地形・地質調査を実施した.本調査隊のメンバー構成は,地形調査担当3名,地質...
第50次日本南極地域観測隊(JARE-50)夏隊・セール・ロンダーネ山地地学調査隊は,山地西部地域の地質調査を実施した(国立極地研究所一般研究プロジェクト,P-5-1:代表・本吉洋一).調査地へは,ド...
太陽は地球よりも千倍以上速く磁極を反転する磁変星なので,大規模現象を記述するために,緯度にhelioGRAPHIC,経度にhelioMAGNETIC という折衷型座標系を適用した.地磁気嵐はその発生の...
第52次日本南極地域観測隊越冬隊は,第Ⅷ期6か年計画の初年度を担う隊として,2011年2月1日に第51次日本南極地域観測隊越冬隊から昭和基地の運営を引き継いだ. 越冬期間中は,2011年2-5月,20...
2015年度日本海洋学会春季大会開催期間中の2015年3月24日,東京海洋大学において,ナイトセッション「南極海におけるSea Ice Biota 研究の進展を目指して」が開催された.本ナイトセッショ...
第50次日本南極地域観測隊越冬隊(第50次越冬隊)は28名で構成され,南極地域観測第VII期4か年計画の3年次として越冬観測を実施した.2009年1月29日に第49次越冬隊から昭和基地の運営を引き継ぎ...
本編は第46次南極地域観測隊夏隊行動の概要報告である.観測隊は総勢62名で構成され,このうち越冬隊は37名,夏隊は25名であった.他に夏隊に3名が同行者として参加した.2004年11月14日,観測船「...
2017 年より国内での利用が始まった920 MHz 帯小電力無線システム用の電波を活用し,昭和基地における観測機器のデータ収集を始めとした基地インフラの監視を実現することを目的として,第61 次南極...
南極地域観測第Ⅶ期5か年計画に基づき,2007/2008 年の南極の夏期シーズンに,国立極地研究所を中心とした研究グループは,スウェーデンの研究者グループと共同で,東南極内陸域のドロンイングモードラン...
昭和基地南方の二つの露岩域(ラングホブデ雪鳥沢・スカルブスネスきざはし浜)に自動気象観測装置を設置し,2010年から気象データの連続観測を開始した.2010-2011年の2年間の気象データの日平均値を...
第43次隊は総勢60名で構成され,このうち夏隊は20名,越冬隊は40名であった.ほかに夏隊同行者として7名が参加した.南極観測船「しらせ」は,2001年11月14日に晴海埠頭を出港,観測隊本隊は11月...
第46 次日本南極地域観測越冬隊は37 名で構成され,全員が昭和基地で越冬した.2005 年2 月1 日から1 年間,第45 次越冬隊より基地運営を引き継ぎ,第VI期5 か年計画の4 年次にあたる観測...
南極観測船「しらせ」は世界有数の砕氷能力を持つことから,通常の調査船では困難である定着氷域や流氷域での海洋観測が可能である.しかし,これまで氷海内では海氷の存在により観測測器を用いることが困難であった...
第53次日本南極地域観測隊(JARE-53)夏隊の一部は,2011-2012年の夏期に,東ドロンイングモードランドのセール・ロンダーネ山地において地形・測地調査を実施した.また,この調査はBelgia...
第43次日本南極地域観測隊越冬隊において,昭和基地の観測棟で35 年間使用された構造ガスケットの硬さ試験を行った.新品の構造ガスケットを用いて硬さ試験を行い,その結果を初期値とした.紫外線が多く当たる...
第57次日本南極地域観測隊(JARE-57)夏隊の一部は,2015-2016の夏期に,中央ドロンイングモードランドにおいて氷河地形・地質調査を実施した.本調査隊のメンバー構成は,地形調査担当3名,地質...
第50次日本南極地域観測隊(JARE-50)夏隊・セール・ロンダーネ山地地学調査隊は,山地西部地域の地質調査を実施した(国立極地研究所一般研究プロジェクト,P-5-1:代表・本吉洋一).調査地へは,ド...
太陽は地球よりも千倍以上速く磁極を反転する磁変星なので,大規模現象を記述するために,緯度にhelioGRAPHIC,経度にhelioMAGNETIC という折衷型座標系を適用した.地磁気嵐はその発生の...
第52次日本南極地域観測隊越冬隊は,第Ⅷ期6か年計画の初年度を担う隊として,2011年2月1日に第51次日本南極地域観測隊越冬隊から昭和基地の運営を引き継いだ. 越冬期間中は,2011年2-5月,20...
2015年度日本海洋学会春季大会開催期間中の2015年3月24日,東京海洋大学において,ナイトセッション「南極海におけるSea Ice Biota 研究の進展を目指して」が開催された.本ナイトセッショ...
第50次日本南極地域観測隊越冬隊(第50次越冬隊)は28名で構成され,南極地域観測第VII期4か年計画の3年次として越冬観測を実施した.2009年1月29日に第49次越冬隊から昭和基地の運営を引き継ぎ...
本編は第46次南極地域観測隊夏隊行動の概要報告である.観測隊は総勢62名で構成され,このうち越冬隊は37名,夏隊は25名であった.他に夏隊に3名が同行者として参加した.2004年11月14日,観測船「...
2017 年より国内での利用が始まった920 MHz 帯小電力無線システム用の電波を活用し,昭和基地における観測機器のデータ収集を始めとした基地インフラの監視を実現することを目的として,第61 次南極...
南極地域観測第Ⅶ期5か年計画に基づき,2007/2008 年の南極の夏期シーズンに,国立極地研究所を中心とした研究グループは,スウェーデンの研究者グループと共同で,東南極内陸域のドロンイングモードラン...
昭和基地南方の二つの露岩域(ラングホブデ雪鳥沢・スカルブスネスきざはし浜)に自動気象観測装置を設置し,2010年から気象データの連続観測を開始した.2010-2011年の2年間の気象データの日平均値を...
第43次隊は総勢60名で構成され,このうち夏隊は20名,越冬隊は40名であった.ほかに夏隊同行者として7名が参加した.南極観測船「しらせ」は,2001年11月14日に晴海埠頭を出港,観測隊本隊は11月...
第46 次日本南極地域観測越冬隊は37 名で構成され,全員が昭和基地で越冬した.2005 年2 月1 日から1 年間,第45 次越冬隊より基地運営を引き継ぎ,第VI期5 か年計画の4 年次にあたる観測...
南極観測船「しらせ」は世界有数の砕氷能力を持つことから,通常の調査船では困難である定着氷域や流氷域での海洋観測が可能である.しかし,これまで氷海内では海氷の存在により観測測器を用いることが困難であった...