21世紀に入り、各国で乳幼児に関する制度の再編が進展している。この国際的な動向は、「教育」と「ケア」に分離してきた伝統的制度を「ケアと教育」保障へと改革するものである。ところが「子ども・子育て支援法」(2012年成立・2015年施行)は、給付に関してではあるが「教育」と「保育」を区分し、「ケアと教育」の一体的把握に逆行する。しかも児童福祉法(1947年制定・1948年施行)の乳幼児『保育』は、「ケアと教育」を一体的に把握するものである。支援法によって『保育』は、新たに「教育」と「ケア」に分離されかねない状況にある。あらためて、児童福祉法の『保育』保障の先進的特質が浮上している。なぜ、国際動向より半世紀近くも前に、児童福祉法の『保育』保障が登場したのか。本稿は、児童福祉法の『保育』保障の特質を、戦後改革を主導した日本国憲法との関連で検討する。保育児童福祉法日本国憲法女性差別撤廃条約子どもの権利条
本論文は,人権保育の課題を検討するための基礎的な調査の報告である。その調査の焦点は欧米のような人権問題への乳幼児の認織を明確にする作業を日本でも行うことであるが,その際に,直接に社会的な差別の問題を扱...
本研究の目的は,全国に展開されている「森のようちえん」活動の現状と課題について把握し,森のようちえんを新たな幼児教育の方法論として確立するための提言を行うことにある。 全国の森のようちえん156施設...
本稿の目的は、青森県内の幼稚園・保育所における子育て支援の実態を、支援を担当する保育者を対象に質問紙調査を行い、その実態を明らかにすることである。その結果、子育て支援は幼稚園・保育所が今後期待される役...
21世紀に入り、各国で乳幼児に関する制度の再編が進展している。この国際的な動向は、「教育」と「ケア」に分離してきた伝統的制度を「ケアと教育」保障へと改革するものである。ところが「子ども・子育て支援法」...
本論文は、学校教育や保育における子どもの育ちを、実践における人とのかかわりの視点から把握するために、ケア概念について検討した。先行研究の分析を通して、学校教育及び保育に関するケア概念として、教育カリキ...
本論文は、『幼児教育論』の再版の過程に着目することで、戦前と戦後の連続と断絶および戦後における城戸幡太郎の思想の展開を明らかにするものである。城戸の思想についての研究は多くあるが、「戦後の城戸幡太郎」...
本研究は、「気になる子」に関する学術研究を概観することによって、保育者養成の場で「気になる子」について教授する際の視点を提言することを目的とした。「気になる子」は発達障害との関連で説明されることが多い...
本研究では、保育におけるカリキュラムに関して、「人生の来歴」という語義から「歴史性」について検討していった。幼稚園・保育所における一瞬の時が、幼稚園、保育所、子ども・保護者、保育者の歴史の「ターミナル...
本研究では,保育所及び幼稚園における関連先行研究成果を援用して,幼保連携型認定こども園カリキュラム・マネジメントを実現可能にする教育及び保育の目標を明確化することにより,その有効性について検討した。そ...
以下の論稿は,第2回の佛教大学・ハワイ大学 学術会議(2003(平成15)年10月31日)における筆者の講演原稿に若干の字句の修正を加えたものである。内容的には,しかし,一つの機縁に応じての単発的な論...
40020424003保護者の保育参加は、親も子も育つという観点から有効性を示す実践が数々ある。しかし、その反面、導入に慎重な傾向も見受けられる。そこで本稿は、長野県内の幼稚園に勤務する保育者への質問...
本稿は、戦前日本において、学齢期の子どもたちの放課後生活を保護するということがいかに認識され、展開されるに至ったのかを考察するものである。具体的には、大正期以降に活発化する児童保護事業の議論のなかにみ...
本稿では,1974 年公表の大場牧夫の保育構造論について,彼の保育構造論の成立・発展史の中に位置づけた上で,その成果に基づきつつ,また,先行研究の成果も参考にしながら,新たな視点を加えて,再分析し再...
本研究では,2010年以降に出版・改訂・増刷された幼児教育・保育原理テキスト9点を網羅的に検討することにより,子育て支援に関する内容を分析し,効果的な説明の特徴や現状のテキストの課題を明らかにした。近...
本稿は、愛知県下の1,223ヶ所の保育所が2012年度に実施した一時保育事業、病後児保育事業、休日保育事業、障害児保育事業、子育て支援センター事業の実施状況を整理し、課題を明らかにした。その結果愛知県...
本論文は,人権保育の課題を検討するための基礎的な調査の報告である。その調査の焦点は欧米のような人権問題への乳幼児の認織を明確にする作業を日本でも行うことであるが,その際に,直接に社会的な差別の問題を扱...
本研究の目的は,全国に展開されている「森のようちえん」活動の現状と課題について把握し,森のようちえんを新たな幼児教育の方法論として確立するための提言を行うことにある。 全国の森のようちえん156施設...
本稿の目的は、青森県内の幼稚園・保育所における子育て支援の実態を、支援を担当する保育者を対象に質問紙調査を行い、その実態を明らかにすることである。その結果、子育て支援は幼稚園・保育所が今後期待される役...
21世紀に入り、各国で乳幼児に関する制度の再編が進展している。この国際的な動向は、「教育」と「ケア」に分離してきた伝統的制度を「ケアと教育」保障へと改革するものである。ところが「子ども・子育て支援法」...
本論文は、学校教育や保育における子どもの育ちを、実践における人とのかかわりの視点から把握するために、ケア概念について検討した。先行研究の分析を通して、学校教育及び保育に関するケア概念として、教育カリキ...
本論文は、『幼児教育論』の再版の過程に着目することで、戦前と戦後の連続と断絶および戦後における城戸幡太郎の思想の展開を明らかにするものである。城戸の思想についての研究は多くあるが、「戦後の城戸幡太郎」...
本研究は、「気になる子」に関する学術研究を概観することによって、保育者養成の場で「気になる子」について教授する際の視点を提言することを目的とした。「気になる子」は発達障害との関連で説明されることが多い...
本研究では、保育におけるカリキュラムに関して、「人生の来歴」という語義から「歴史性」について検討していった。幼稚園・保育所における一瞬の時が、幼稚園、保育所、子ども・保護者、保育者の歴史の「ターミナル...
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以下の論稿は,第2回の佛教大学・ハワイ大学 学術会議(2003(平成15)年10月31日)における筆者の講演原稿に若干の字句の修正を加えたものである。内容的には,しかし,一つの機縁に応じての単発的な論...
40020424003保護者の保育参加は、親も子も育つという観点から有効性を示す実践が数々ある。しかし、その反面、導入に慎重な傾向も見受けられる。そこで本稿は、長野県内の幼稚園に勤務する保育者への質問...
本稿は、戦前日本において、学齢期の子どもたちの放課後生活を保護するということがいかに認識され、展開されるに至ったのかを考察するものである。具体的には、大正期以降に活発化する児童保護事業の議論のなかにみ...
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本研究では,2010年以降に出版・改訂・増刷された幼児教育・保育原理テキスト9点を網羅的に検討することにより,子育て支援に関する内容を分析し,効果的な説明の特徴や現状のテキストの課題を明らかにした。近...
本稿は、愛知県下の1,223ヶ所の保育所が2012年度に実施した一時保育事業、病後児保育事業、休日保育事業、障害児保育事業、子育て支援センター事業の実施状況を整理し、課題を明らかにした。その結果愛知県...
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本研究の目的は,全国に展開されている「森のようちえん」活動の現状と課題について把握し,森のようちえんを新たな幼児教育の方法論として確立するための提言を行うことにある。 全国の森のようちえん156施設...
本稿の目的は、青森県内の幼稚園・保育所における子育て支援の実態を、支援を担当する保育者を対象に質問紙調査を行い、その実態を明らかにすることである。その結果、子育て支援は幼稚園・保育所が今後期待される役...