本研究の結果を以下のように要約する。まず、TQM と MOT の初期接点の契機を明らかにした。それは、1980 年NBC 放映の「If Japan Can… Why Can\u27t We?」である。これによりアメリカでデミングと日本的TQC が脚光を浴びることになり、アメリカのTQM の萌芽が始まる。また、その直後の1981 年にMIT スローンスクールでMOT コースが開講された。これを契機にTQM と MOT の三つの初期接点が出現する。第一の接点は、1985 年に発表された産業競争力委員会(1983 年設立)の報告書「ヤング・レポート」である。これは技術重視を主張し、その後のMOT の展開に大きく影響している。また、これはすぐ後に制定されるMB 賞法に大いに影響したと判断できる。第二の接点は、1987 年に制定されたMB 賞法である。これは、TQM の確立に直接関与しているだけでなく、MOT にも大きく影響していると思われる。それは、MB 賞評価基準等から読み取れる。最後の第三の接点は、1989 年に発表されたMIT 産業生産性調査委員会(1986 年発足)の調査報告書Made in America である。これも「ヤング・レポート」と同様、技術重視を主張するが、より詳細である。品質向上や継続的改善等にも言及しているので、MOT だけでなくTQM の発展にも大きく貢献したと判断できる
本稿は、政策の改善を推進する有効な手法の1 つとしてアメリカ合衆国で注目されている業績スタット(PerformanceStat)をテーマとしている。業績スタットは日本でも注目されており、導入例もあると...
本稿は、2020年春~夏学期に大阪大学日本語日本文化教育センターの留学生向けに開講された研究科目「キャリアデザイン」の実践報告であり、今後の授業改善へとつなげることを目的としている。本授業(全15回)...
本稿は、2016年9月12日に日本体育大学で開催されたスポーツ哲学研究セミナー2016において、"Potential for Olympian : Perspectives from a role e...
概要〈巻頭言〉攻める〈研究の紹介〉・安価な小型データロガーを用いた土壌酸化還元電位の経時的な自動計測・九州地域における春まきソバ「春のいぶき」の栽培マニュアル・カンショ低温糊化性でん粉の迅速判定法・六...
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口頭語の世界において、江戸時代に入つてもなお用法を拡大させていた格助詞「へ」は、文章語ではどのような勢力を持っていたか、同時代の国学者富士谷成章および本居宣長の文章において比較検討した。成章はみだりに...
本研究は,小学校の国語科において,文学作品を用いた授業での,子どもの豊かな読みを支え,育む教師の働きかけを検討していくものである。豊かな読みを,自分の読みを広げ深められるようなものととらえ,それを支え...
本論文は、宮津市の産業連関表を事例にSLQ法と修正自給率の概念を用いたノンサーベイ法とセミサーベイ法との乖離について考察した。その結果、ノンサーベイ法においては次の4つの特徴と留意点が認識された。第一...
国際政治学分野に教科書は数多あれどもリーディングスは滅多に見かけない。なぜなら、そもそも論争らしき論争がないからである。そしてこの論争の不在は、専門領域ごとの研究者の棲み分けに由来する。この状況は研...
チェスター・バーナードの主著『経営者の役割(The Functions of the Executive)』の第16章「管理過程(The Executive Process)」で論じられている内容につ...
先進産業社会における政府間関係は集権化のプロセスと分権化のプロセスとを共に含む関係にある。中央政府と地方政府とが共に担う政策が増大する結果,これをどのように理論的な説明を与えていくかに関してさまざまな...
本研究では,ウナギの蒲焼擬き料理(Fca)と本来のウナギの蒲焼(Con)について物性,嗜好性および栄養価について比較検討を行った.1 .色調測定の結果から,Fcaの皮はConより黄色みが強く明るい色...
昨年2016年に没後100年を迎えたドイツ人作曲家マックス・レーガー Max Reger (1873~11916) は,早逝したものの非常に多作で,歌曲だけに限ってみても300曲を超える作品を残してい...
近年,適切な管理対策が講じられなかった結果として,長大な河川において,局所的な環境被害が発生している。本研究で対象とする,東北地方最大の河川である北上川では,その下流域において「濁流問題」と呼ばれる環...
この展示会は、「図書館と県民のつどい埼玉2008」に連携して埼玉県大学・短期大学図書館協議会(SALA)が行うものです。今回はSALAメンバー館46館の内、6つの図書館の「お宝」を紹介いたします。この...
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