古代日本語における主要部内在型関係節は,Kuroda(1974)や近藤(1981)によって統語論的観点から研究されてきた。黒田は,「の」が先頭位置を占めることに着目し,制約(the Pivot Initial Constraint) を提案した。これは,Kayne(1994)などの線状性に関する理論にとって興味深い問題であり,竹沢・Whitman(1998)は,Kayne の仮説に従って,日本語のDP 構造を分析している。当研究も,通時統語論的観点からこの仮説を検討する。近藤は,黒田より広い範囲の主要部内在型関係節を3タイプに分類した。本稿は,これらの一つから他の発達を構造の再分析を通した文法化として分析する。音韻的縮約は文法化を示す(Roberts and Roussou 2003)。本稿は,「の」の変化に伴うアクセントの縮約を指摘し,これが「の」の再分析を支持することを論じる
埼玉県越谷市文芸作品は、それぞれの作品がそれぞれ独自の文体を持つ。その文体も、時代により大きく異なる傾向があると思われるが、『源氏物語』のような大作では、五十四帖の一帖一帖の文章に特徴があるはずである...
本稿では、ロシア語を母語とする日本語学習者による日本語の授受動詞構文の習得プロセスに「視点」と「動作者主語」の要因のどちらが影響を与えるかを検討した。調査は85人の中級レベルの学習者に対し動詞選択テス...
本研究では、KYコーパスで韓国語・中国語・英語母語話者が使用した外の関係の名詞修飾節を取り出し、学習者がどのような外の関係を使用しているかを分析し、また日本語母語話者の使用と比較した。その結果、①「陳...
古代日本語における主要部内在型関係節は,Kuroda(1974)や近藤(1981)によって統語論的観点から研究されてきた。黒田は,「の」が先頭位置を占めることに着目し,制約(the Pivot Ini...
日本語母語話者がある補語を見た時に、それをどのような意味役割として解釈し易いのか (選好性) を調査するために、補語「名詞+ガ/ヲ/ニ」を刺激として見せ後続する文を自由に記述させるという調査を行った。...
本研究は、「そう」という形式を含む相づち表現「そう」「そうだ・そうです」「そうですか」「そうですね」を中心に、その用法を分析することによって、相づちによって表現される話し手の立場・態度の様相の一端を示...
日本語学習者がどのように接続助詞類の意味を体系づけていくかを探るために,国立国語研究所の作文データベースから連用修飾節を構成する接続助詞類を収集し,習得順序を予測し,中間言語における接続助詞類の意味の...
終助詞「よ」「ね」「な」は,書き言葉の文には殆んど用いられないが,日常会話において頻繁に使われており,文全体の解釈に及ぼす影響が大きい. そのため,機械による会話理解には,終助詞の機能の研究は不可欠で...
埼玉県越谷市これまで条件文に関して多くの研究が行われ、一定の成果が出ているといえる。しかし、筆者は今一度、「~と」「~たら」「~ば」「~なら」の形式について、個別の分析を行い、これらの形式間の違いにつ...
ガニヲの格パターンを示す日本語の3項動詞文の統語構造については、従来、ニ格句とヲ格句の階層関係とニ格句の統語的資格の2点を中心に議論が行われてきた。本稿では、これら2つの論点は互いに関連しており、日本...
本稿では近世後期上方洒落本と江戸洒落本における終助詞「わ」と「わ」を含む終助詞を地域差・男女差という観点から比較した。その結果、上方語と江戸語では、使われた終助詞に相違があり、「わ」と複合する終助詞の...
論説 / Article日本語の自然発話において名詞句が連続して生起するパターンは普通に観察される現象である。本稿では、日本語の照応表現のタイプとして、裸名詞句、指示形容詞句、指示代名詞、ゼロ代名詞を...
『おもろさうし』は嘉靖10年(1531年)から天啓3年(1623年)にかけて首里王府によって編纂された歌謡集である。従来、言語資料としてこの歌謡集を分析した結果、イ段やウ段に由来する語がかえってエ段や...
application/pdf韓国語の非対格動詞は、「到着する、着陸する」などの出来事が終わった後の結果状態に焦点が置けれる と「溶ける、凍る」などの出来事の途中過程に焦点が置かれる とに二分類す...
埼玉県越谷市本稿は、いわゆる「係り結び」の研究であるが、狭義の「~ぞ・なん・や・か~連体形」の場合と、「~こそ~巳然形」の場合に範囲を限り、「~は・も~終止形」については取り上げていない。又、係助詞の...
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