平成九年(一九九七)の能楽界は、鏡板の松の絵をめぐって老松か若松かとマスコミの話題をにぎわした名古屋能楽堂が、四月、名古屋城正門前にめでたく竣工し、開館したことを初めとして、各地で能楽堂の建設への動きが続出していることが特筆される。名古屋能楽堂は平成八年春に開場した横浜能楽堂に続く能楽界の慶事で、このほか豊田市能楽堂(豊田参号館8階)・新潟市市民芸術文化会館能楽堂など、地方での能楽堂建設の動きは活発である。一方、一月に関根直孝氏・善竹圭五郎氏、二月に藤井久雄氏・鵜澤雅氏、三月に奥善助氏・鵜澤壽氏、四月に寺井啓之氏・敷村鐵雄氏、六月に櫻間辰之氏・野村祐丞氏、七月に田中正夫氏、十月に瀬尾乃武氏、十二月には筧三男氏と、シテ方・囃子方・狂言方、そして能楽写真家と、訃報が相次いだ年であった。詳しくは物故者の欄を読んでいただきたいが、時代の変わり目という感を強くするとともに、能界を支えて来られた長老の方々の死を悼み、働き盛りの役者の急逝を悲しみ、無念の思いで見送った。日本能楽協会の会員数も、ここ数年、流儀にもよるが少しづつ減少化の傾向にある。能楽の発展にとって適正規模なら問題はないが、必ずしもそうとは言えない面もあり、後継者の育成は愁眉の急であろう。ところで、私事にわたって恐縮ながら、筆者は平成八年四月中旬から平成九年四月中旬までの一年間、法政大学在外研究員としてヨーロッパに留学し、ロンドンとパリを拠点にヨーロッパの博物館・美術館を回り、在外能楽面の調査を進め、一年ぶりに帰国したので、平成九年四月中旬までの動きは直接には分からない。ヨーロッパ滞在中、時々耳にする日本の政治・経済・社会状況(汚職報道・凶悪事件の続出)などから、日本はこのままでいいのかという危惧をしばしば抱いたが、帰国後、消...
地域の未就園の乳幼児親子を対象に地域子育て支援事業を展開している保育者養成校は増え、その実践報告・研究が一定蓄積されてきている。本稿では先行研究のレビューを行い諸研究を概観し、サービスラーニングの視点...
許諾の関係で一部のページを非公開としています。閲覧可能なコンテンツ〔シンポジウム報告〕「アジア地域の宗教・言語および教育の比較文化的研究のあり方について(二)」〔研究例会報告〕宮座とその周辺高橋統一〔...
放医研では「非密封RI」と呼ばれる多種の放射性物質を日常的に取り扱っている。その管理は法令で厳しく定められており、膨大かつ複雑な作業が求められる。我々は年々複雑さを増す管理業務の抜本対策として、専用管...
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生活習慣病予防対策は若年期から実施されることが重要であり、危険因子の健康診断と食生活教育による健康管理が同時に遂行されることが望ましい。幼児・児童・生徒の食育は、それぞれの発達段階に応じた内容を継続的...
特別支援教育専攻学生の指導では、対象とする障害児・者が活用する機器・道具を提示し、その使用法解説とともに「困難」の理解を促している。しかし病弱教育領域では、困難理解につながる「病気体験」は、健常学生...
本研究の第一の目的は、教師を目指す大学生が理想とする教師像とはどのようなものかを明らかにすることであった。理想とする教師像については、PM理論のP機能とM機能を用いて測定した。第二の目的は、大学生の性...
本研究は、大学1年生を対象に、睡眠と食生活エフィカシーとの関連について明らかにし、学生生活を健康的に進めるために役立つ情報や環境づくりを構築するための知見を得ることを目的とした。A大学の学部1年生29...
静岡県と愛知県内の大学に所属する女子大学生827名とweb調査会社モニタ会員の女子大学生824名を対象に、キャリア選択とその整合性、キャリア選択に関係する要因を検討した。分析の結果、結婚・出産後も仕事...
校内の特別支援学級と通常の学級との間で実施される「交流及び共同学習」について、まず実施の場や形態等の状況、通常の学級と特別支援学級の双方の担任間の連携上の工夫、関わる教員の意識、課題などの視点で、先行...
文化・芸術研究センター長特別研究費本研究では、平成26年度に学長特別研究として実施した磐田市の外国人集住団地における実態意識調査の結果を詳細に分析するとともに、多文化共生の地域課題に対する本学開学以来...
近年、聴覚障害学生支援において、音声認識を活用した通訳システムが新たな技術として導入されてきている。音声認識は、話者の音声情報をほぼ全文に近い内容に通訳できる技術として注目を集めており、聴覚障害学生の...
本研究では、全国教育大学協会特別支援教育部会に所属する、66の機関を対象としてアンケート調査を実施、特別支援教育専攻学生を対象とした授業等における、教材の活用状況を調査した。調査対象とした教材には、...
本稿は、2020年春~夏学期に大阪大学日本語日本文化教育センターの留学生向けに開講された研究科目「キャリアデザイン」の実践報告であり、今後の授業改善へとつなげることを目的としている。本授業(全15回)...
本研究は、保育者を取り巻く背景要因・子ども理解・保育者効力感の関連性を、保育者の熟達化の観点から検討することを目的とした。無記名式質問紙調査を実施し、因子分析及びステップワイズの重回帰分析を行った結果...
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