音楽科において人が生涯にわたり音楽文化とかかわっていく土台を築くためには,楽譜の理解や表現技能,「音楽に対する思いや意図」を重視する学習過程では不十分である。そこで,楽譜を介さなくても,なじみのある詩形や既存の旋律を活用しながら「相手に伝えたい思いや気持ち」を自在に歌い出せる歌のメカニズムの重要性を再考する。ブータン歌謡ツァンモの調査では,①人々に共有されている歌詞の詩文が存在し,その詩文をうまく活用して人は自分の思いを歌うことができる,②いくつかのフシの類型があり,使いやすいフシにツァンモの歌詞を即興的にのせることができる,③演奏者と鑑賞者が分かれたり,作詞・作曲,記譜・記録したりせず,相手を意識して,その場で歌い掛け,応答,リレーができる,④家庭では,物語と同じようにその土地の言葉で歌い継がれると同時に,学校では,ゾンカ語学習と関連してツァンモの掛け合いが行われていることが認められた。本研究は,JSPS科研費22530981,26301043の助成を受けたものである
研究の結果得られたものは,大要次のとおりである。 ○音量を求める場合は,母音「ア」を用いることが望ましい。 ○正確な音高を求める場合は,母音「イ」を用いるのが適切である。 ○ロングトーンの訓練には,気...
本研究では, 斉唱時における子どもの歌唱実態に着目し, 異なる伴奏条件でどのように子どもの歌唱が変化するのか, また自分の声をイヤホンでモニターするのとしないのではどう違うのかについて明らかにすること...
音声、聴覚を用いたコミュニケーションにおいて、自らの発話を聞き取りながらその発話を調整する作用は欠かせない。この自声のフィードバック制御が如何なる性質も持つものなのかを調べるため、被験者の聴覚を妨害す...
音楽科において人が生涯にわたり音楽文化とかかわっていく土台を築くためには,楽譜の理解や表現技能,「音楽に対する思いや意図」を重視する学習過程では不十分である。そこで,楽譜を介さなくても,なじみのある詩...
声楽初学者や小中学生が声区転換領域の発声理解に困難を憶えている現状に対して,母音発声の録音および可視化を利用する方法が有効ではないかと考え,そのための基礎研究を行った。まず,基礎となる音声として,プ...
合唱とソロでは,それぞれの歌唱形態で歌った場合,発声上の差異を生じると感じる歌い手が存在するのはなぜだろうか。この疑問を解明するために,合唱経験者,ソロ経験者をそれぞれ組み合わせたヴォーカルアンサン...
岡山大学教育学部音楽教育講座では、伝統的な歌唱(民謡)授業に外部から講師を招き、学生たちが生の邦楽に触れ、また自らが体験できるような授業を行っている。現在まで3年間にわたって実施した外部講師による民謡...
本研究では、幼児期の子どもの自己表現を音楽教育の視点から見たとき、教育者はどのように指導することができるのか、あるいはどのように指導すべきかという問題点から出発し、そこから保育の活動の中でも日々おこな...
学校教育における合唱活動を活性化させるためには,合唱芸術の原点に立ち戻り,根幹となる「和声感」についていま一度検討を加える必要がある。そこで,「和声感」に着目し,日本の学校教育へ導入可能な,和声感の育...
言葉だけでは表現しつくせないものを表現できるものが音楽である,という概念は多くの人が有していることであろう.平成20年3月に告示された新学習指導要領では,言語活動の充実が掲げられ,音楽科においてもその...
本研究の目的は、教員養成課程における、ルーブリックによる自己調整学習を目指した声楽の授業構築に向け、学生の自己評価による成績に注目し、ルーブリックを使用しない授業と使用する授業について比較検証を行い、...
音楽科授業において,よりよい表現を求め,自分の思いが表現できたと感じさせるためには,基礎的な音楽的技能を身につけることが重要である。そのため,効果的に技能を向上させる指導法の開発が必要とされる。なかで...
本論文は、音楽科教育における合唱指導について、特に歌調の指導にしぼり研究を試みたもの である。具体的な取り組みとして「詩のボクシング」に注目し、その内容や合唱活動との関わり を考察した。その結果、「詩...
信時潔と山田耕筰は、あい前後して生まれ、日本の作曲界の黎明期を担う大きな二本の柱であった。特に芸術歌曲のジャンルに於いては西洋の作曲技法を踏まえながら日本の美意識、日本語の取り扱い等、それぞれに個性的...
本研究の目的は, 幼児が一斉歌唱活動を行う際に伴奏の有無, およびイヤホンで自分の声をモニターしながら歌うか否か, という異なる条件下で幼児個々の歌声がどのように変化するのかを明らかにすることである。...
研究の結果得られたものは,大要次のとおりである。 ○音量を求める場合は,母音「ア」を用いることが望ましい。 ○正確な音高を求める場合は,母音「イ」を用いるのが適切である。 ○ロングトーンの訓練には,気...
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