日本の最も主要な造林樹種であるスギに関しては,これまでにも多くの研究が行われてきた。しかし,環境条件に対するスギ造林木の反応などの生理特性に関しては,主に苗木を用いた実験によるものであって,個体サイズが大きくなると生理特性が個体サイズの小さい苗木とどのように異なるかなど,成木の生理特性に関してはまだ十分には明らかにされていない。それは,野外条件で個体サイズの大きい個体の測定が困難であることに起因しており,環境条件と成長反応に関しては,統計的な手法による解析に留まっているのが現状である。A number of studies on Cryptomeria japonica have been carried out, because this species is one of the most useful tree species in Japan. Physiological studies were usually carried out using with small size seedlings and the physiological properties of large size trees has not been clarified in detail. The most studies on the relationship between the growth of the large size trees and environmental conditions were the statistical analysis because of the difficulties of the physiological measurement on...
アカマツ,スギ,ヒノキの1年生苗を5月16日から9月30日まで,相対日射量100,77,55,39,26,13%のもとで育て,被陰が上長生長,重量生長にあたえる影響をしらべた。被陰がつよくなるほど重量...
スギ若齢人工林2林分(無間伐林と間伐林)を対象に,劣勢木の本数割合における変化特性を調べた。無間伐林では,相対幹距15.4%以下では劣勢木の本数割合は急激に高くなり,相対幹距15%で8.4%,相対幹距...
本研究では,岩手県におけるスギ若齢人工林を対象に,無間伐試験地の長期観測データを活用して,過密な人工林の込み具合を適確に評価する,簡便な密度管理指標を検討した。密度管理指標として相対幹距,収量比数,林...
この報告は植栽後13年以上経過したスギ巣植林の生長についてしらべたものである。 1) 生存率については1本植と巣植の間に差は認められなかった。 2) 巣植木は一般に形状比が高く,とくに巣間隔がせま...
これまでの人工林施業では皆伐方式が一般的であったが,近年,経営目標に応じた多様な施業が求められ,複層林の造成が検討されるようになってきた。他方,針葉樹人工林の成長に関しては多くの研究が行われてきた。し...
The forest of Cryptomeria japonica planted in the spring of 1904, shows marked differences in the ph...
周辺林分や林地生産力の違いが下層木本の組成・サイズに及ぼす影響を明らかにすることを目的とし,スギ人工林を対象に調査をおこなった。林地生産力の指標である地位指数と侵入した広葉樹の本数密度との間には負の相...
I はじめに II 試験の方法 III 結果および考察 IV 摘要 参考文献 Resume1.模型林分Iについて1)特に塊植の6本植の高密度区を除いて,単植と塊植の単位面積当りの地上生重量には差はあま...
スギ人工林を対象に,下層木本の種多様性を高める要因としてどれがより強く影響している のかを明らかにするために,調査を行った。林相の異なる50林分を対象に,分類回帰樹木 (CART) を用いて影響する要...
スギ人工林で起こる光減衰に対し, 樹冠や林冠の構造を考慮して解析する方法を示し, 68年生の高齢林に適用してみた。(1)林分上から林床に向かう光線は, 各樹冠を通過する距離と各樹冠における全器官面積密...
10年生および11年生の幼齢林と68年生の高齢林において, 樹冠内で起こる光減衰の程度を表わす光減衰係数を算定した。光減衰係数は, どの林分でも入射角が50°以上になると著しく増大し, 両者の関係は双...
床替え時期と苗木の成長に関するデータを得ることを目的として,3月~5月にかけてスギ1年生苗の床替えを行い,その後の生存と成長,水分生理状態を調べた。4月10日と5月1日の床替えでは,3月中の床替えに比...
人工林から天然性の渓畔林への誘導を目的とし,渓畔域に位置するスギ人工林において間伐およびリター除去を行い,植物の定着との関係を調査した。発芽した出現種数,発生個体数,生残個体数は無処理区や巻き枯らし区...
From the Results of investigations into numerous numrical data which had been collected by Dr. M. Yo...
本研究において, 筆者は航空写真を用いてスギ人工林の地位級区分図を作成した。その方法は, 次のとおりである。第1に, 対象地の航空写真濃度が2∿3段階に区分されたデジタルカラー写真により, 概...
アカマツ,スギ,ヒノキの1年生苗を5月16日から9月30日まで,相対日射量100,77,55,39,26,13%のもとで育て,被陰が上長生長,重量生長にあたえる影響をしらべた。被陰がつよくなるほど重量...
スギ若齢人工林2林分(無間伐林と間伐林)を対象に,劣勢木の本数割合における変化特性を調べた。無間伐林では,相対幹距15.4%以下では劣勢木の本数割合は急激に高くなり,相対幹距15%で8.4%,相対幹距...
本研究では,岩手県におけるスギ若齢人工林を対象に,無間伐試験地の長期観測データを活用して,過密な人工林の込み具合を適確に評価する,簡便な密度管理指標を検討した。密度管理指標として相対幹距,収量比数,林...
この報告は植栽後13年以上経過したスギ巣植林の生長についてしらべたものである。 1) 生存率については1本植と巣植の間に差は認められなかった。 2) 巣植木は一般に形状比が高く,とくに巣間隔がせま...
これまでの人工林施業では皆伐方式が一般的であったが,近年,経営目標に応じた多様な施業が求められ,複層林の造成が検討されるようになってきた。他方,針葉樹人工林の成長に関しては多くの研究が行われてきた。し...
The forest of Cryptomeria japonica planted in the spring of 1904, shows marked differences in the ph...
周辺林分や林地生産力の違いが下層木本の組成・サイズに及ぼす影響を明らかにすることを目的とし,スギ人工林を対象に調査をおこなった。林地生産力の指標である地位指数と侵入した広葉樹の本数密度との間には負の相...
I はじめに II 試験の方法 III 結果および考察 IV 摘要 参考文献 Resume1.模型林分Iについて1)特に塊植の6本植の高密度区を除いて,単植と塊植の単位面積当りの地上生重量には差はあま...
スギ人工林を対象に,下層木本の種多様性を高める要因としてどれがより強く影響している のかを明らかにするために,調査を行った。林相の異なる50林分を対象に,分類回帰樹木 (CART) を用いて影響する要...
スギ人工林で起こる光減衰に対し, 樹冠や林冠の構造を考慮して解析する方法を示し, 68年生の高齢林に適用してみた。(1)林分上から林床に向かう光線は, 各樹冠を通過する距離と各樹冠における全器官面積密...
10年生および11年生の幼齢林と68年生の高齢林において, 樹冠内で起こる光減衰の程度を表わす光減衰係数を算定した。光減衰係数は, どの林分でも入射角が50°以上になると著しく増大し, 両者の関係は双...
床替え時期と苗木の成長に関するデータを得ることを目的として,3月~5月にかけてスギ1年生苗の床替えを行い,その後の生存と成長,水分生理状態を調べた。4月10日と5月1日の床替えでは,3月中の床替えに比...
人工林から天然性の渓畔林への誘導を目的とし,渓畔域に位置するスギ人工林において間伐およびリター除去を行い,植物の定着との関係を調査した。発芽した出現種数,発生個体数,生残個体数は無処理区や巻き枯らし区...
From the Results of investigations into numerous numrical data which had been collected by Dr. M. Yo...
本研究において, 筆者は航空写真を用いてスギ人工林の地位級区分図を作成した。その方法は, 次のとおりである。第1に, 対象地の航空写真濃度が2∿3段階に区分されたデジタルカラー写真により, 概...
アカマツ,スギ,ヒノキの1年生苗を5月16日から9月30日まで,相対日射量100,77,55,39,26,13%のもとで育て,被陰が上長生長,重量生長にあたえる影響をしらべた。被陰がつよくなるほど重量...
スギ若齢人工林2林分(無間伐林と間伐林)を対象に,劣勢木の本数割合における変化特性を調べた。無間伐林では,相対幹距15.4%以下では劣勢木の本数割合は急激に高くなり,相対幹距15%で8.4%,相対幹距...
本研究では,岩手県におけるスギ若齢人工林を対象に,無間伐試験地の長期観測データを活用して,過密な人工林の込み具合を適確に評価する,簡便な密度管理指標を検討した。密度管理指標として相対幹距,収量比数,林...