publisher奈良本稿は、古代、広く北陸地域を指して呼称されていたと見られるコシという国名についての、意味論的考察である。コシという呼称の持つニュアンスは、その語の出る古事記・日本書紀・出雲国風土記等で、必ずしも均一というわけではない。それらの断片的な記述からほの見える、往古の大国コシのイメージを、以下の「目次」に沿って辿りながら、太古のその地の人々自らが呼称し た「コシ」の本義を探り、文献以前の列島の言葉の一端を明らかにしたい。 一 「洲国」産生神話の中のコシ 二 神話期の出雲とコシ(高志) 三 ヤマト政権とコシ(越) 四 コシの本
わが国における作文・綴り方教育は、戦前に、芦田恵之助の随意選題の提唱や鈴木三重吉による「赤い鳥」の刊行等によって飛躍的に発展し、やがて生活綴り方の実践・理論によって、一つの頂点を迎えた。しかし、その後...
現在、木村茶道美術館では蒔絵師中山胡民(一八七〇没)作の盃を所蔵する。盃には寿の文字が蒔絵され溝口直諒(一七九九│一八五八)の六十賀祝の品として作られた。調査から寿の文字は、直諒の学書の師である平林淳...
publisher奈良本稿は私の前稿(山辺郡の中世史概説、『奈良県の地名』、『日本歴史地名大系』30所収、平凡社刊)への検討であるが、一面これまでの東山内についての評価に対するものでもある。南北朝時代...
publisher奈良記紀万葉等の最古の文献に遺る、漢語およびごく一部の半島出自と見られる語以外の言葉は、総じて一般にヤマトコトバ(和語)と呼ばれている。それらに、平安初期のかな資料等も含めて、判る限...
publisher奈良戒重氏は、大和国城上郡戒重(桜井市)の在地武士と考えられ、南北朝時代初頭より記録のうえにみられる。もと東大寺領長田庄・他田庄の庄官であったようで、同寺衆徒でもあったとみなれる。こ...
publisher奈良本稿は、三大寺家旧蔵「高野大師行状絵」について、先に発表した二編の論考の続編である。前稿では、三大寺家旧蔵本および本来はこれと一具の絵巻であったボストン美術館本を一括してA本と称...
publisher奈良平成4年度、5年度の文学部プロジェクト研究において、筆者は奈良、大和を舞台とした講談資料を調査収集してきた。この作業の最終的な目標は、それらの作品に見られる庶民の視点での大和像を...
資料紹介江戸時代初期に活躍した将軍・徳川家光の茶道指南役である小堀遠州は、その才能を茶の湯だけでなく、造園や築城でも開花させた人物である。遠州は、茶の湯を古田織部に学び、その織部は利休に学んだ。利休は...
publisher奈良この稿で取り上げる五始は山口羅人門の俳人で浪花の産、中嶋氏名は雅英、鳥車園・自省翁・春要斎・甫羅庵の号を名乗り、京に門戸を構え宝暦から安永にかけて活躍をした宗匠の一人である。かつ...
publisher奈良本稿は主に、最終的な目的を達成するための前提作業を行う。その中心は、大和における須恵器生産の研究史の整理であり、続いて須恵器窯の集成を行う。そして、所属時期や内容について整理し、...
publisher奈良 本報告は、桑山氏によって築かれた陣屋ならびに陣屋町の形態をみたうえで、桑山氏改易後の史料を検討しながら、永井氏の新庄について検討し、新庄陣屋と「町」の形態について明らかにしてい...
publisher奈良島津家本『太平記』は、江戸前期の『参考太平記』で異本校合の対象となった写本で、また巻一を中心とした特異な詞章が注目され『太平記抜書』の類も作成された。が以後、長く所在不明でその全...
Publisher奈良「高祖大師秘密縁起」は、弘法大師空海の伝記を主題とする絵巻の一系統である。その成立は十三世紀後半と推定されているが、現存作品は少なく、管見の限りでは五件が紹介されているにすぎない...
publisher奈良本絵巻は、本来十巻で構成されていたと推定される絵巻の前半五巻にあたる。弘法大師伝を主題とする同種絵巻中、十巻本と呼称される系統に分類されるものであるが、構成などに異同が多く、その...
publisher奈良障害を超えることは可能か?人は自らの障害に対してどういう態度を取りうるのか。 星野富弘は大学卒業後、体育の教師として高崎市内の中学校に赴任した。そのわずか二ヵ月あまりの後、放課後...
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