本稿は,戦後直後の丸山眞男のナショナリズム観--および市民社会論--を考察するものである。結論は以下の通り。第1に,丸山のナショナリズム観は,各民族に,平等に独立と自由を尊重しあう権利を承認する「純粋形態」としての近代的ナショナリズムを原理として成立しているが,これは歴史的に根拠がない。第2に,丸山は,帝国主義段階でのナショナリズムを,改めて近代的ナショナリズムをもって変革しようとしたが,前者が後者の「必然的」な転化形態であることを正当に評価していない。第3に,丸山は超国家主義批判において戦前日本ナショナリズムの前近代性=封建性を際立たせたが,これによっては,かえって日本社会のもつ近代的階級的民族的諸対立という,ナショナリズムを成立させる根拠が曖昧にされた。第4に,アジアに対する列強の帝国主義ないし超国家主義の加害責任を問題にする視座が,丸山のナショナリズム観では後退している
作为战败后崛起的国家,日本对国家发展道路的选择深受国际格局的影响。冷战时期的两极格局使日本在美国的支持下重新获得主权国家的身份。在冷战格局的框架下,日本在经济大国基础上提出了谋求政治大国的目标。冷战结...
21世紀に入り, 人々はまた「何か新しい価値豊かなもの」への憧れを新たにする。世界, 国家, 社会, 人々へと。 戦後半世紀余, 日本の考古学は地球全体を視野に入れつつ大いなる発展を遂げた。 そうした...
論説(Article)日本社会政策論史を振り返ったとき,1930年代に登場する大河内理論の影響は決定的である。社会政策の本質は「労働力の保全・培養」にあり,それが「労働力」を対象とするものだとする大河...
中江兆民は1870 年代以降『一年有半』公刊まで,民権論を一貫して堅持した。他方,この時期に中江が対外関係論において「小国主義」から亜細亜雄張の国権拡張論へと「転換」を遂げたのも,紛れのない事実である...
本論文は先行研究を踏まえ,日本自身における原因として,ナショナリズムと戦争認識の関連を提示し,哲学によって戦争認識と関連思想の構成と条件を指摘する。結論を先にいうと,戦中から戦後に発生した,「精神が物...
本論は一部の英語教育研究者およびコミュニケーション学者が議論している「英語帝国主義への反論」に見られるイデオロギーを批判的に分析することを目的とする。これら研究者達は日本人の英会話に対する熱のいれ方、...
publisher奈良近世の幕藩体制社会が、厳密な意味で近世的国家であったかは疑わしい。鎖国という政策そのものが、国家としての資質を失わせるようなかたちで進行し、幕藩体制は国家としての努力を放棄するこ...
「保元元年七月二日、鳥羽院ウセサセ給テ後、日本国ノ乱逆ト云コトハヲコリテ後ムサノ世(以下、武者ノ世)ニナリニケルナリ」。『愚管抄』巻第四に見られる有名な一節である。院政期以降、外戚の立場を利用して、天...
奈良の言語研究者宮武正道は、従来マレー語の専門家と考えられていたが、残された旧蔵資料を見ると、彼がマレー語に至るまでに辿った「語学道楽」の跡が明らかになった。中学校時代、切手蒐集の延長として始めたエス...
特集 奈教で教員になる!~奈良教育大学の教員養成~/羅針盤~奈良教育大学の取り組み~附属幼稚園での「科学の日」プロジェクト~子どもたちの瞳に科学の輝きを~/クローズアップ~教員研究紹介~教室における規...
アメリカ研究所セミナー, Seminarアメリカ研究所は、2000年6月30日に朝鮮戦争勃発前後における日米関係をテーマとしたセミナーを開催した。ここに掲載されている2本の論文は、セミナーの発表に使用...
柏木義円の天皇制国家への対峙は、明治25年の熊本英学校における奥村禎次郎の馘首事件に端を発している。教育勅語に準拠する教育実践以外を排除しようとする偏狭な教育方針に疑問を呈し反発していく。柏木の国家観...
本居宣長の『古事記伝』は、近代的な古事記研究の先駆として高く評価されているが、一方『古事記』そのものが大きく読み替えられ、作り替えられていく「神話の再解釈・再創造」の実践が見られる。それを象徴するのが...
社会主义思想在明治思想界中可谓独树一帜,首先它作为反体制思想完全游离于日本近代国家统治机构的框架之外,是明治时代为数不多的没有被统治阶级意识形态所同化的思想潮流,因其与当时现行统治体制之间长期持续的紧...
为了迎接胜利,严惩日本,国民党政权在二战期间就开始思考其战后对日政策.开罗会议及宣言作为中国对战后日本政策构想的原点,直接影响了国民党政权战后对日政策的设计.在开罗会议上,国民党政权所展现的对战后日本...
作为战败后崛起的国家,日本对国家发展道路的选择深受国际格局的影响。冷战时期的两极格局使日本在美国的支持下重新获得主权国家的身份。在冷战格局的框架下,日本在经济大国基础上提出了谋求政治大国的目标。冷战结...
21世紀に入り, 人々はまた「何か新しい価値豊かなもの」への憧れを新たにする。世界, 国家, 社会, 人々へと。 戦後半世紀余, 日本の考古学は地球全体を視野に入れつつ大いなる発展を遂げた。 そうした...
論説(Article)日本社会政策論史を振り返ったとき,1930年代に登場する大河内理論の影響は決定的である。社会政策の本質は「労働力の保全・培養」にあり,それが「労働力」を対象とするものだとする大河...
中江兆民は1870 年代以降『一年有半』公刊まで,民権論を一貫して堅持した。他方,この時期に中江が対外関係論において「小国主義」から亜細亜雄張の国権拡張論へと「転換」を遂げたのも,紛れのない事実である...
本論文は先行研究を踏まえ,日本自身における原因として,ナショナリズムと戦争認識の関連を提示し,哲学によって戦争認識と関連思想の構成と条件を指摘する。結論を先にいうと,戦中から戦後に発生した,「精神が物...
本論は一部の英語教育研究者およびコミュニケーション学者が議論している「英語帝国主義への反論」に見られるイデオロギーを批判的に分析することを目的とする。これら研究者達は日本人の英会話に対する熱のいれ方、...
publisher奈良近世の幕藩体制社会が、厳密な意味で近世的国家であったかは疑わしい。鎖国という政策そのものが、国家としての資質を失わせるようなかたちで進行し、幕藩体制は国家としての努力を放棄するこ...
「保元元年七月二日、鳥羽院ウセサセ給テ後、日本国ノ乱逆ト云コトハヲコリテ後ムサノ世(以下、武者ノ世)ニナリニケルナリ」。『愚管抄』巻第四に見られる有名な一節である。院政期以降、外戚の立場を利用して、天...
奈良の言語研究者宮武正道は、従来マレー語の専門家と考えられていたが、残された旧蔵資料を見ると、彼がマレー語に至るまでに辿った「語学道楽」の跡が明らかになった。中学校時代、切手蒐集の延長として始めたエス...
特集 奈教で教員になる!~奈良教育大学の教員養成~/羅針盤~奈良教育大学の取り組み~附属幼稚園での「科学の日」プロジェクト~子どもたちの瞳に科学の輝きを~/クローズアップ~教員研究紹介~教室における規...
アメリカ研究所セミナー, Seminarアメリカ研究所は、2000年6月30日に朝鮮戦争勃発前後における日米関係をテーマとしたセミナーを開催した。ここに掲載されている2本の論文は、セミナーの発表に使用...
柏木義円の天皇制国家への対峙は、明治25年の熊本英学校における奥村禎次郎の馘首事件に端を発している。教育勅語に準拠する教育実践以外を排除しようとする偏狭な教育方針に疑問を呈し反発していく。柏木の国家観...
本居宣長の『古事記伝』は、近代的な古事記研究の先駆として高く評価されているが、一方『古事記』そのものが大きく読み替えられ、作り替えられていく「神話の再解釈・再創造」の実践が見られる。それを象徴するのが...
社会主义思想在明治思想界中可谓独树一帜,首先它作为反体制思想完全游离于日本近代国家统治机构的框架之外,是明治时代为数不多的没有被统治阶级意识形态所同化的思想潮流,因其与当时现行统治体制之间长期持续的紧...
为了迎接胜利,严惩日本,国民党政权在二战期间就开始思考其战后对日政策.开罗会议及宣言作为中国对战后日本政策构想的原点,直接影响了国民党政权战后对日政策的设计.在开罗会议上,国民党政权所展现的对战后日本...
作为战败后崛起的国家,日本对国家发展道路的选择深受国际格局的影响。冷战时期的两极格局使日本在美国的支持下重新获得主权国家的身份。在冷战格局的框架下,日本在经济大国基础上提出了谋求政治大国的目标。冷战结...
21世紀に入り, 人々はまた「何か新しい価値豊かなもの」への憧れを新たにする。世界, 国家, 社会, 人々へと。 戦後半世紀余, 日本の考古学は地球全体を視野に入れつつ大いなる発展を遂げた。 そうした...
論説(Article)日本社会政策論史を振り返ったとき,1930年代に登場する大河内理論の影響は決定的である。社会政策の本質は「労働力の保全・培養」にあり,それが「労働力」を対象とするものだとする大河...