1.イタジイの優占する森林内で, 階層構造を調べ, 375m^2内の立木を伐採して樹幹解析を行なった。2.斜面下部は, 高木層(10m以上), 亜高木層(9∿6m), 低木層(5m以下)が認められたが, 稜線部は層化が不明瞭であった。高木層を構成するのはイタジイ, イジュであるが, イタジイは低木層にみられないが, イジュはほぼ一様に分布していた(斜面下部)。3.イタジイの生長速度は全生育期間を通してあまり変わらなかったが, 直径生長は後に発生した個体ほど緩慢になる傾向がみられた(斜面下部)。4.最高年齢は43年(イタジイ, イジュ)で, 高木層の年齢は39∿41年に集中した。イタジイは15年以下の年齢層にみられず, イジュはほとんど連続的に分布していた。5.年輪幅から求めた平均生長速度は, 高木, 亜高木, 低木の順にほぼ小さくなる傾向がみられた。6.イタジイは胸高直径3cm未満の稚樹層には多くの個体がみられ, 森林の再生に大きな役割をはたすのではないかと考えられた。7.以上の結果から, 調査した森林は約40年前(大戦前後)に伐採され, その後萌芽したものや亜高木∿低木層を構成する樹種の発生したものが発達しながら現在に至ったと推定された。1. The process of regeneration was studied in middle-aged schottky forest of the university forest, Kunigami, Okinawa Island, based on the tree census of two plots and the stem analysis data obtained by clear c...
渓畔林の再生・復元の手法を検討するために,人工林施業の行われている流域において渓畔林樹種の導入を試みた。1993年に秩父山地の冷温帯域の渓畔域において,治山ダム上流側の渓床にシオジ・オニグルミ・トチノ...
北海道の天然林内において,フェラーバンチャおよびグラップルスキッダによる材積伐採率54%の択伐作業および全木集材作業が林地,残存木,天然更新,植生などに与える影響について,伐採時とその後4年間にわたり...
亜熱帯西表島の森林資源回復に関する二次遷移について,1985年6月に天然林皆伐後,今回13年目における固定プロットの毎木調査の結果を用や宇する。実験林は西表島のやや内陸部,標高60m,緩傾斜面,面積0...
この研究はスギ肥培木の材質に関する研究の一部であるが,材質の基礎的要索である年輪構造について細胞構造の上から肥培木と無施肥木を対比して検討したものである.(1)測定の方法は各供試木の胸高(1.2m)か...
1941年植栽(26年生)のスギ林に対し,3列おきに2列伐採, 3列おきに1列伐採の列状間伐を1967年におこなった.伐採跡地にはヒノキを植栽し,2段林造成を試みた.この研究は,列状間伐によるスギ林の...
本研究は, 森林の伐採, 焼却後の再生過程における植生の変化をはあくするためにおこなった。本報においては, 焼却後1年目の二次林および萠芽木の実態を明らかにする。調査の結果を要約すると, 次のとおりで...
樹冠の生長と木部形成の間には密接な関係があり, 樹幹での木部形成を理解するためには, シュートの生長と発達について知る必要がある。ここでは, 沖縄本島に生育しているリュウキュウマツを対象に, シュート...
I 緒言 II 誘導基本計画の概要 III 第I誘導計画期の誘導技術施行計画 i 主伐の進行順序 ii 下種地拵・補播・種子覆土・更新伐 iii 枝条整理・補植 iv 稚樹刈出 v 除伐・枝打・間伐 ...
森林植生の合理的な区分方法をえるために,数種の多変量解析法をこれに適用することを考えその有用性を検討した. その第一段階として,まず人工的に作成した植生調査のモデルを対象にして検討した. このモデルは...
イタジイ種子の発芽については, 苗木増殖に関していくつかの報告がある。ここでは天然更新の面から, 発芽に及ぼす温度や発芽床, 貯蔵について実験を行なった。1. 発芽の最適温度は23∿25℃で,...
本研究は, 森林の伐採・焼却後の再生過程における植生の変化をはあくするためにおこなった。本報においては, 焼却後2か年目の二次林の実態を明らかにする。調査の結査を要約すると, 次のとおりである。二次林...
この研究はフィリピン公有林(国有林)の森林資源, 木材生産過程及び木材生産の社会経済開発に与える影響や意味を調べて木材生産構造の特質を明らかにする。公有林では木材生産が行われ, とくにフタバガキ科林が...
沖縄産スギ材の強度的性質を明らかにするために, 地スギ, 実生スギを対象に, 縦圧縮試験と曲げ試験を行った。1.圧縮強さおよび曲げ破壊係数は地スギ, 実生スギとも樹令の増加とともに, 髄から10年輪目...
雑木林を再生しようとする地域活動は,どこでも盛んになってきている(加藤, 1996; 片岡ら,2003;森戸ら, 2003;中川,2004)。林分構成の改善や主林木の更新をめざして,コナラ(Querc...
スギ・落葉広葉樹林の林冠ギャップ下と閉鎖林冠下におけるスギ若木の当年枝(モジュール)の長さ分布, 当年枝当たりの成長点数, 葉の形態, 当年枝の伸長様式, 葉齢を調べた.閉鎖林冠下における当年枝の長さ...
渓畔林の再生・復元の手法を検討するために,人工林施業の行われている流域において渓畔林樹種の導入を試みた。1993年に秩父山地の冷温帯域の渓畔域において,治山ダム上流側の渓床にシオジ・オニグルミ・トチノ...
北海道の天然林内において,フェラーバンチャおよびグラップルスキッダによる材積伐採率54%の択伐作業および全木集材作業が林地,残存木,天然更新,植生などに与える影響について,伐採時とその後4年間にわたり...
亜熱帯西表島の森林資源回復に関する二次遷移について,1985年6月に天然林皆伐後,今回13年目における固定プロットの毎木調査の結果を用や宇する。実験林は西表島のやや内陸部,標高60m,緩傾斜面,面積0...
この研究はスギ肥培木の材質に関する研究の一部であるが,材質の基礎的要索である年輪構造について細胞構造の上から肥培木と無施肥木を対比して検討したものである.(1)測定の方法は各供試木の胸高(1.2m)か...
1941年植栽(26年生)のスギ林に対し,3列おきに2列伐採, 3列おきに1列伐採の列状間伐を1967年におこなった.伐採跡地にはヒノキを植栽し,2段林造成を試みた.この研究は,列状間伐によるスギ林の...
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