原料サトウキビおよびシラップ中のフェノール化合物の分離精製を行い黒糖製造中のこれらのフェノール化合物のゆくえを調べることを試みた。サトウキビにはフェノール化合物があって、その多くは、配糖体の形で見出された。黒糖のフェノール配糖体およびそのアグリコンは原料サトウキビ成分に由来する、と推察した。終わりに、貴重な試料(第一汁、シラップ)を御恵与下さいました宮古製糖(株)多良間工場、新里光男氏、兼元勝正氏、仲間時次氏に謝意を表します。質量分析に関する御助言をいただきました東京大学分子細胞生物学研究所、小林久芳博士に感謝いたします。The phenolic compounds isolated from sugarcane juice were glycosides and not the free phenolic compounds corresponding to aglycons. These glycosides with a free phenolic hydroxyl residue showed higher antioxidative activity than that of butylated hydroxyanisole(BHA). We examined whether these phenolic glycosides and aglycons were present in syrup and kokuto or not. The results showed that the phenolic compounds in kokuto, which is the final product at the Okinawa noncentrifugal can...
糖業振興法が1959年9月に公布され、その日から施行されているが、種々の事情によって原料蔗茎の最低価格を決定し、原料の買上げを開始したのは1960年期の廿蔗からである。1960年期の政府の廿蔗生産費調...
黒糖の一次製品と二次製品における化学成分および色調を比較検討した。水分およびショ糖の含量は両製品間に差異はなかった。しかし,還元糖,灰分,有機酸の含量および色調には両製品間に差異が認められたことから識...
The phenolic content of sugarcane varieties was analysed during 6, 10 and 12 months age. The total p...
工場製造の黒糖(一次製品)および市販品の黒糖(二次製品)の有機溶媒抽出物について,その抗酸化力をロダン鉄法によって測定した。工場の産する黒糖は,抽出溶媒の種類を問わず,トコフェロールと同程度かそれ以上...
1本研究はサトウキビの10日平均日蒸発散量と気象要因との関係について検討したものである。2蒸発散量の資料としては1966年9月∿1971年2月に琉球大学農学部附属農場で測定した夏植えサトウキビ...
1)本研究は沖縄の畑地かんがい事業に資料を供する目的で行った。2)実験圃場は琉球大学農学部附属農場に設置した。3)供試品種はN : Co.310,ライシメーター内の土壌は糸満町米須の石灰岩土壌(マージ...
1沖縄産甘蔗バガスの主成分はセルロース, アルカリ抽出物, ペントーザン, リグニンであった。圧搾法あるいは浸出法によるバガスにおいては, アルカリ抽出物の含有率は前者による方が後者によるそれに比べて...
紅麹のみで豆腐[ヨウ]を製造し, 熟成過程中の一般成分の変化について調べた。1.原料豆腐は, 乾燥処理により水分はかなり減少し, 微生物により豆腐の大豆蛋白質は分解される事がわかった。2.豆腐[ヨウ]...
黒糖成分の,等級によって表示される品質への影響を明らかにすることを目的として,工場から直接得た黒糖を実験材料に用いて,その成分を分析すると共に,多変量解析の一つのパス解析によって9変数(成分)間相互の...
黒糖の特有香気生成との関係から, 黒糖を製造する工程で, 低分子量のアミノ酸がどのように変動するかについて調べた。即ち同一工場の一連の混合汁, 清浄汁, シラップ, ハイシラップおよび黒糖のアミノ酸に...
サトウキビ汁液を脱色したのち, 70%飽和硫安で沈澱させて得られる粗酵素液を用いてβ-グルコシダーゼの酵素学的基礎的性質を調べた。本酵素の至適温度は, 50℃であり, 至適pHは, 5.5であった。p...
用いた含蜜糖試料の有機溶媒による抽出物には抗酸化力があった。抽出に適した有機溶媒としては, アセトンよりも塩化メチレンの方がすぐれていた。黒糖Aの抽出物の収量は, 他の黒糖試料よりも良好であり, 非極...
1.本研究は沖縄におけるサトウキビの蒸発散量の曲線化について検討したものである。2.資料としては1966年9月∿1972年2月に琉球大学農学部附属農場で測定した夏植えサトウキビの累積蒸発量記録...
粉砕バガスの酵素分解反応を行ない,酵素分解生成物の紫外部吸収値とフェノール化合物について調べた。酵素分解生成物をNaOH溶液で前処理すると280nm吸収値が著しく増加した。NaOH処理した酵素分解生成...
1.甘蔗汁にアミノ酸としてバリン, アラニン及びグルタミン酸, 糖としてグルコース, フルクトース及びスークロースが検出された。2.アミノカルボニル反応は, 温度及びpHが高い程起こり易かった。3.糖...
糖業振興法が1959年9月に公布され、その日から施行されているが、種々の事情によって原料蔗茎の最低価格を決定し、原料の買上げを開始したのは1960年期の廿蔗からである。1960年期の政府の廿蔗生産費調...
黒糖の一次製品と二次製品における化学成分および色調を比較検討した。水分およびショ糖の含量は両製品間に差異はなかった。しかし,還元糖,灰分,有機酸の含量および色調には両製品間に差異が認められたことから識...
The phenolic content of sugarcane varieties was analysed during 6, 10 and 12 months age. The total p...
工場製造の黒糖(一次製品)および市販品の黒糖(二次製品)の有機溶媒抽出物について,その抗酸化力をロダン鉄法によって測定した。工場の産する黒糖は,抽出溶媒の種類を問わず,トコフェロールと同程度かそれ以上...
1本研究はサトウキビの10日平均日蒸発散量と気象要因との関係について検討したものである。2蒸発散量の資料としては1966年9月∿1971年2月に琉球大学農学部附属農場で測定した夏植えサトウキビ...
1)本研究は沖縄の畑地かんがい事業に資料を供する目的で行った。2)実験圃場は琉球大学農学部附属農場に設置した。3)供試品種はN : Co.310,ライシメーター内の土壌は糸満町米須の石灰岩土壌(マージ...
1沖縄産甘蔗バガスの主成分はセルロース, アルカリ抽出物, ペントーザン, リグニンであった。圧搾法あるいは浸出法によるバガスにおいては, アルカリ抽出物の含有率は前者による方が後者によるそれに比べて...
紅麹のみで豆腐[ヨウ]を製造し, 熟成過程中の一般成分の変化について調べた。1.原料豆腐は, 乾燥処理により水分はかなり減少し, 微生物により豆腐の大豆蛋白質は分解される事がわかった。2.豆腐[ヨウ]...
黒糖成分の,等級によって表示される品質への影響を明らかにすることを目的として,工場から直接得た黒糖を実験材料に用いて,その成分を分析すると共に,多変量解析の一つのパス解析によって9変数(成分)間相互の...
黒糖の特有香気生成との関係から, 黒糖を製造する工程で, 低分子量のアミノ酸がどのように変動するかについて調べた。即ち同一工場の一連の混合汁, 清浄汁, シラップ, ハイシラップおよび黒糖のアミノ酸に...
サトウキビ汁液を脱色したのち, 70%飽和硫安で沈澱させて得られる粗酵素液を用いてβ-グルコシダーゼの酵素学的基礎的性質を調べた。本酵素の至適温度は, 50℃であり, 至適pHは, 5.5であった。p...
用いた含蜜糖試料の有機溶媒による抽出物には抗酸化力があった。抽出に適した有機溶媒としては, アセトンよりも塩化メチレンの方がすぐれていた。黒糖Aの抽出物の収量は, 他の黒糖試料よりも良好であり, 非極...
1.本研究は沖縄におけるサトウキビの蒸発散量の曲線化について検討したものである。2.資料としては1966年9月∿1972年2月に琉球大学農学部附属農場で測定した夏植えサトウキビの累積蒸発量記録...
粉砕バガスの酵素分解反応を行ない,酵素分解生成物の紫外部吸収値とフェノール化合物について調べた。酵素分解生成物をNaOH溶液で前処理すると280nm吸収値が著しく増加した。NaOH処理した酵素分解生成...
1.甘蔗汁にアミノ酸としてバリン, アラニン及びグルタミン酸, 糖としてグルコース, フルクトース及びスークロースが検出された。2.アミノカルボニル反応は, 温度及びpHが高い程起こり易かった。3.糖...
糖業振興法が1959年9月に公布され、その日から施行されているが、種々の事情によって原料蔗茎の最低価格を決定し、原料の買上げを開始したのは1960年期の廿蔗からである。1960年期の政府の廿蔗生産費調...
黒糖の一次製品と二次製品における化学成分および色調を比較検討した。水分およびショ糖の含量は両製品間に差異はなかった。しかし,還元糖,灰分,有機酸の含量および色調には両製品間に差異が認められたことから識...
The phenolic content of sugarcane varieties was analysed during 6, 10 and 12 months age. The total p...