本研究の目的は、老人保健施設入所者の身体的、精神的状態の変化と、変化に対する要因を明らかにし、今後の老人保健施設のサービスについて考えることである。対象は東京都にある、2か所の老人保険施設入所者29人であった。調査は、入所時と2か月後の2時点で、身体的状態と、精神的状態に関する測定尺度を用いた質問と、半構成的な質問を行い、以下の結果が得られた。 1. Barthel index によるADLの改善は統計的に認められなかった。しかし、半構成的な質問においては、実感的なレベルのADLの低下を訴えたものは7%弱にとどまったのに対し、以前より歩けるようになったなどの実感レベルのADLの改善がみられた者が約3割強と、大きな差が見られた。 2. 主観的健康度は、2か月後に統計的に有意に改善し、半構成的な質問においても、半数以上のものが、体調の維持増進について、肯定的に表現していたのに対し、否定的な表現はまったく見られなかった。 3. 精神的状態の指標として用いた、生活満足度と、自己式抑うつ度 (Self-rating Depression Scale;以下SDS得点と省す) には、入所時と2か月後の間に、統計的に有意な差はなかった。また、半構成的な質問においても、精神的側面を肯定的に表現していたものと、否定的に表現していたものとの訴え率は、約7割とほぼ同じであった。 4. 入所時から2か月後の、SDS得点の変化と有意な関連が認められたのは、主観的健康度の変化(r=-0.38, p<0.05)、および生活満足度の変化(r=-0.70,p<0.01)であり、主観的健康度が上がった者、または、生活満足度が上がった者ほどSDS得点は下がった。 以上のことから、入所者の精神面の支援が今後の老人保健...
わが国では明治以降欧米の医療制度を取り入れそれなりの成功を収めたが、医療専門職の精神的な支柱であるprofessionの精神を移植することには成功しなかった。そのため、日本の医療職能団体はその社会的責...
他言語要約 (日本語) 背景 日本において、外国人住民は日本人に比べて保健医療へのアクセスバリアがあり、健康のアウトカムもよくないことが知られている。しかし、外国人住民の保健医療に関する状況は大きく変...
目的:本研究は,認知症高齢者を対象にライフレビューセッションを行い,個別のメモリーブックを作成 することと,メモリーブックを生活の中で使用する過程で観察された日常生活における行動変化を捉え,メ モリー...
本研究の目的は,一般的な精神疾患というカテゴリー( 精神疾患 )と精神疾患に含まれる疾患(各疾患)の関係づけの強さによって 精神疾患 と各疾患のスティグマの関係が変化するかを検証することであった。精神...
中学生から社会人までの1,714名を対象として健康度・生活習慣の年代的差異を概観すると,次の点を指摘することができる。 1.中学生,高校生は健康度・生活習慣とも高学年になるほど望ましくない傾向がみられ...
在宅で悪性症候群を発症した精神障害者への援助を通して、1)看護職(保健婦)による在宅精神障害者の症状・副作用のモニタリング機能と、2)保健と福祉の連携・共働のあり方について考察し、3)保健と福祉の連携...
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目的:大学内に市民が立ち寄り活用できる健康情報サービススポットが開設されて3年目になる。この健康 情報サービススポットの広報活動が,利用者の増加に有用であったかどうかを検討し,今後の広報活動-の 示唆...
P(論文)ショートステイの制度上および実践上の目的とそれらの達成度にかんしてサービスの効果という点から検討してきた。事業としての制度上の目的は,老人の介護者・家族の負担の軽減と老人の長期ケア施設への入...
【目的】本学リハビリテーション学科の早期体験実習では、1年次の学生が複数の医療施設を見学し,療法士の役割や自己の適性について学ぶ。しかながら令和2年度および令和3年度は,新型コロナウイルスの感染拡大を...
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保健医療従事者は暴力の危険が高い職業の1つであることが示され、医療現場での暴力の実態について報告がなされている。看護の職場における労働安全衛生ガイドラインによると、看護管理者が暴力の実態を認識しても十...
本研究は、腹圧性尿失禁をもつ中高年女性が骨盤底筋訓練を用いて尿失禁を円滑に効果的に自己管理するための看護プログラムを考案するにあたり、腹圧性尿失禁患者が骨盤底筋訓練により尿失禁をどのように自己管理して...
高齢者の転倒予防に向けた平衡機能のトレーニングは有効であり,認定を受けた専門家が下肢筋群筋力と歩行能力のトレーニングを加えてプログラムを作成して指導に当たることにより,さらに有効性を高めるとされる.し...
指導教授:陳淑銘本研究目的在探索加護病房護理人員對重症病患的靈性照護經驗,採現象學研究法,以11位加護病房護理人員為對象,利用半結構式訪談指引進行資料收集。研究 對象均為女性、平均年齡35歲、未婚、大...
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