精神薄討児の早期教育において最も困難な問題は,実践過程におけるカリキュラムの構成である。これは精神薄弱幼児の発達過程を一義的に示すことが極めて困難な事情にもよるが,同時にこの教育がPsycho-physicalな治療過程を含んだ医学,心理学,教育学的な包括的アプローチを必要とするものであることにも大きな理由がある。この研究は,第1・2報に続いてこの困難なカリキュラムの問題を取挙げ,実践的にどのような歩みをしたらよいかを論じた。就中,そのFrame-workについては主体的に教師(保育者)が精神薄弱幼児に働きかける段階から,自主的に幼児自体の活動にすべてを委ねる段階を設定し,これを予想される日常生活場面との組合せで示すことにした。従ってかかる計画表は必然的に個々の幼児の教育をどの段階から始め,何を目標にするかを明らかにすると共に,早期教育によって個々の精神薄弱幼児がどのように発達したかを示す効果表の意味をも含んだものと見ることができよう。The purpose of this study was to suggest a practical curriculum for institutionalized pre-school mentally retarded children. The curriculum was considered in two aspects: (1) Development of children in teaching situations and (2) The relationships between children and teachers. Five educational stages were presented. In the ...
障害幼児教育実践を進める方法論上の方向性について示唆を得るために、倉橋惣三の幼児教育論と知的障害教育における生活中心教育論について、子どもの生活の最も基本的な枠組みである1日の生活のあり方に着目し、検...
人や物とのかかわりが少なかった一精神遅滞児が指導者との経験の共有を積み重ねることで、他者とのコミュニケーション行動を確立していった。特に本児の場合模倣行動がコミュニケーション行動を円滑に進める基盤とな...
倉橋惣三の幼児教育論と知的障害教育における生活中心教育論について、両論で展開されている教師論を比較検討した。その結果、両論に本質的に共通する教師の姿を次のように要約した。(1)教師は、子どもと生活の目...
以上,精神薄弱児の早期教育について昭和37年来実践して来た実態と知見に基き,現実的課題に対する若干の考察を加えて来た。その結果,次の様な諸点について論じた。1.われわれの研究では早期教育によってKIR...
本研究では、精神遅滞児の歩行運動の発達傾向を明らかにし、歩行運動と他の運動機能との関連についての検討および歩行運動にみられる障害別傾向性についての検討を試みた。1次元可逆操作期から1次変換形成期・可逆...
障害児の分類・処遇の問題性が指摘されてかなりの日時がたつが,分類それ自体は人間の知恵であり,問題であるのではない。問題は分類と処遇が一元的,硬直的に結合し,適用に柔軟性を欠く点にある。本研究の目的は,...
倉橋惣三の幼児教育論と知的障害教育における生活中心教育論について、子どもの生活の中心的活動のあり方、さらに毎日の中心的活動の積み重ねとしての学期・年間等の長期的な生活のあり方を検討した。子どもの中心的...
過去5年間に沖縄県内の知的障害養護学校を卒業した企業就労者と、雇用企業の状況把握のための調査を行った。151社の回答を得た結果、次のような実態と課題が明らかにされた。雇用企業は従業員20人以下の小規模...
就学前「精神薄弱児」通園施設に在園している4名の幼児の約2年間の発達と指導方法の関連を実践記録にもとづき整理した。1次元可逆操作獲得を課題とする障害幼児の発達過程を, 具体的に子どもの諸活動の変化にお...
特別支援教育の充実を図る要件のひとつに、個々の障害特性にあった教材の準備が挙げられる。知的発達の遅れが著しい子どもの指導に生かす効果的な教材作りの一つとして、試行錯誤的な手法に基づいて作成したシミュレ...
本稿では、知的障害養護学校小学部で行われている"遊びの指導"について、実態と課題について明らかにすることを目的とした。教師を対象としたアンケート調査の結果から、1)知的障害養護学校の教員の多くは"遊び...
成人精神発達遅滞者の調査から不良姿勢,四肢の変形は少なくなく,平衡機能が3歳レベルに達していないものの多いことがわかった.このことから特に問題になると考えられる成長の著しい学齢期について変形の有無,平...
精神遅滞児の症状は発達初期において行動発達遅滞としてとらえることができる.精神遅滞児43名について早期から理学療法, 作業療法, スポーツ療法を実施するとともに行動学的アプローチを重視した生活指導を行...
幼稚園や保育所などでの障害幼児教育に関して、望ましい方法論を検討する基礎作業として、幼児教育における生活を大切にする思想の源流としての倉橋惣三の幼児教育論、知的障害教育における生活中心教育理論を取り上...
В статье представлен клинико-психологический анализ произвольного поведения детей с нарушениями инте...
障害幼児教育実践を進める方法論上の方向性について示唆を得るために、倉橋惣三の幼児教育論と知的障害教育における生活中心教育論について、子どもの生活の最も基本的な枠組みである1日の生活のあり方に着目し、検...
人や物とのかかわりが少なかった一精神遅滞児が指導者との経験の共有を積み重ねることで、他者とのコミュニケーション行動を確立していった。特に本児の場合模倣行動がコミュニケーション行動を円滑に進める基盤とな...
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以上,精神薄弱児の早期教育について昭和37年来実践して来た実態と知見に基き,現実的課題に対する若干の考察を加えて来た。その結果,次の様な諸点について論じた。1.われわれの研究では早期教育によってKIR...
本研究では、精神遅滞児の歩行運動の発達傾向を明らかにし、歩行運動と他の運動機能との関連についての検討および歩行運動にみられる障害別傾向性についての検討を試みた。1次元可逆操作期から1次変換形成期・可逆...
障害児の分類・処遇の問題性が指摘されてかなりの日時がたつが,分類それ自体は人間の知恵であり,問題であるのではない。問題は分類と処遇が一元的,硬直的に結合し,適用に柔軟性を欠く点にある。本研究の目的は,...
倉橋惣三の幼児教育論と知的障害教育における生活中心教育論について、子どもの生活の中心的活動のあり方、さらに毎日の中心的活動の積み重ねとしての学期・年間等の長期的な生活のあり方を検討した。子どもの中心的...
過去5年間に沖縄県内の知的障害養護学校を卒業した企業就労者と、雇用企業の状況把握のための調査を行った。151社の回答を得た結果、次のような実態と課題が明らかにされた。雇用企業は従業員20人以下の小規模...
就学前「精神薄弱児」通園施設に在園している4名の幼児の約2年間の発達と指導方法の関連を実践記録にもとづき整理した。1次元可逆操作獲得を課題とする障害幼児の発達過程を, 具体的に子どもの諸活動の変化にお...
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倉橋惣三の幼児教育論と知的障害教育における生活中心教育論について、両論で展開されている教師論を比較検討した。その結果、両論に本質的に共通する教師の姿を次のように要約した。(1)教師は、子どもと生活の目...