本研究は政治意識を発達的にとらえることを目的とする。方法に関しては,従来から広く用いられてきている質問紙法によるのではなく,実験的要素を加味して構成される。社会・政治的内容をもつことば(概念)の反対語(反対概念)の認知と,それらのことばの対語の中から「裕福」「貧困」に関係することばを分類させる作業を課することによって,政治意識のもつ認知構造のレベルを青年期における思考様式の特徴である対立的思考様式の範疇内でとらえる。認知構造のレベルの比較のために,中性的内容をもつことばを挿入して実験を組め立てる。本報告は,特に方法論の検討にある。その結果,次の2点が指摘出来る。反対語の認知は,中学2年生,大学2年生の両群とも概括的には顕著な差はみられないが,保守政党,革新政党,労働組合の認知と,平等に対する不平等と差別の認知の差,資本主義に対する社会主義と共産主義の認知の差等に差異がみられ,いわば,認知構造内の質的構造化の強度の差をよみとることが出来る。他は,分類作業において選択されることばの選択順位は,きわめて相関が高いのであるが,社会・政治的内容をもつことばの選択率につりては,中学生に比して大学生の方が,高い。このことは,政治意識の発達的方向性は両群ともに類似しているが,概念構成・形成の発達差を示しているといえよう。これら2点の質的吟味が今後の課題である。The present study is an attempt to investigate the development of political consciousness. (Subjects) Ss were chosen from the junior hgh school (149 pupils) and the coll...
文化人類学者が医学教育に対して貢献し続けようと考えるならば、医学教育と関わることで文化人類学者が何を学ぶことができるのかを明確にしていく必要がある。医学教育に関する従来の文化人類学的研究は、「医学教育...
本稿は10歳前後の頃の子どもが直面する課題について, 社会学的に考察しようとするものである。1節では, 臨床心理や小学校教育の現場における10歳前後の子どもについての声と筆者の問題意識とをかさね、2節...
1.課題の設定 2.教育の成果へのさまざまのアプローチの比較 3.卒業生調査の方法論 4.卒業生調査の事例1:政策科学的,学術的な調査 5.事例紹介2:教育の点検・評価から教育改善への調査-短期大学の...
本研究の課題は、次のことを解明することである。第一に、1930 年代の郷土教育と戦後社会科発足時の社会科の教育実践やカリキュラムづくりの特質。第二に、これらの民俗学的教育実践の現場において、「教師や子...
本研究の目的は, 心理的反発理論の立場から, コミュニケーションの検閲によってもたらされる態度変容を実験的に検討することであった。 用いた操作変数は, 高・低2水準の検閲者の勢力および高・低2水準の...
本研究の目的は, 心理的反発理論の立場から, コミュニケーションの検閲によってもたらされる態度変容を実験的に検討することであった。 用いた操作変数は, 高・低2水準の検閲者の勢力および高・低2水準の...
文の統語構造を構築する上で正しいとされてきたボトムアップ式接近法に対する有望な代案として、トップダウン式の構造構築の接近法を提案し、チョムスキーのミニマリストの枠組みをもとに研究を行った。A移動の再構...
本研究は,プログラム学習の効果を規定する要因の研究として,強化の量的な効果とプログラムアイテムの質的な要因との関係を検討した。用いたプログラムは「割合」についてであるが,このプログラムを,27アイテム...
老年期精神障害の臨床的研究を行い次の結果を得た. 1) 60才以上の入院患者244名中,進行麻痺,アルコール中毒症等と診断されたものを除く135名を主要症候より分類した結果,痴呆群23名(17%)躁う...
老年期精神障害の臨床的研究を行い次の結果を得た. 1) 60才以上の入院患者244名中,進行麻痺,アルコール中毒症等と診断されたものを除く135名を主要症候より分類した結果,痴呆群23名(17%)躁う...
老年期精神障害の臨床的研究を行い次の結果を得た. 1) 60才以上の入院患者244名中,進行麻痺,アルコール中毒症等と診断されたものを除く135名を主要症候より分類した結果,痴呆群23名(17%)躁う...
本論文の目的は, 「少年犯罪が凶悪化している」という通念を批判的に検討することにある。とりわけ,犯罪の「質」の問題に焦点を当てることにより, この通念に対する反論をおこなう。現在, この通念は, 社会...
本研究は,筆者が今日まで行なってきた図形認知の発達に関する研究資料を中心にして,発達段階と移行について,次の諸問題を論考するための試みである。1 幼児,児童,青年にかけての図形認知の発達段階とその移行...
本研究では,臨床看護職として職務に携わるなかで遭遇した,患者との死別体験による悲嘆反応とその対処行動の特徴を明らかにするために,大学病院で働く看護師415名を対象とした質問紙法による調査を行った。質問...
先行諸研究では,集中試行条件の場合に,無尾・有尾両目の動物が道具的報酬学習においてほぼ同型の結果が報告されている。本研究は,ヒキガエルを用いて1日1試行という分散試行条件で道具的学習の生起を検討したM...
文化人類学者が医学教育に対して貢献し続けようと考えるならば、医学教育と関わることで文化人類学者が何を学ぶことができるのかを明確にしていく必要がある。医学教育に関する従来の文化人類学的研究は、「医学教育...
本稿は10歳前後の頃の子どもが直面する課題について, 社会学的に考察しようとするものである。1節では, 臨床心理や小学校教育の現場における10歳前後の子どもについての声と筆者の問題意識とをかさね、2節...
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1.課題の設定 2.教育の成果へのさまざまのアプローチの比較 3.卒業生調査の方法論 4.卒業生調査の事例1:政策科学的,学術的な調査 5.事例紹介2:教育の点検・評価から教育改善への調査-短期大学の...