Add to ORKG本稿では、支援を必要とする児童がクラスに在籍する通常学級の担任教員への支援の取り組みの有無とその有効度別にみた特別支援教育の推進の差異について明らかにすることを目的とした。調査は、A県内の公立小学校473校を対象に質問紙調査を実施し、支援を必要とする児童がクラスに在籍する学級担任595名のデータを分析対象とした。 その結果、特別支援教育に対する教職員の意識を高めるような研修や、保護者の理解を得るための取り組みなど学級担任への支援の取り組みが行われているか否かだけでなく、それら支援の取り組みが有効に機能することが、特別支援教育や支援を必要とする児童の指導・支援に関する教職員全体の意識改革・共通理解や、支援を必要とする児童の実態把握を活かした具体的な指導・支援など特別支援教育の推進を支えるものとして重要であることが明らかになった
P(論文)わが国の障害児教育は、特殊教育から特別支援教育へと大きく変革しようとしている。これまで特殊教育の対象は、全児童生徒の約1.5%(小中学校段階)であった。しかし、「今後の特別支援教育の在り方に...
今回は、幼稚園で行ったトータル支援の要素を活かした教育実践から、幼稚園教育要領の5領域に照らし合わせて、どのような子どもたちの姿がみられたか記録をもとに整理し、5領域への活用の有効性を考察した。幼稚園...
本研究では、学校長、特別支援教育コーディネーター、支援を必要とする児童がクラスに在籍する学級担任、支援を必要とする児童がクラスに在籍しない学級担任を対象に、小学校における特別支援教育の推進状態について...
本研究では，中学校の教員のユニバーサルデザインを念頭においた教育実践の現状を把握することを目的として，愛知県常滑市立鬼崎南小学校で教員が活用している「授業のユニバーサルデザインをしてみよう！－子どもが...
平成16年度三重県免許法認定講習等に参加し、特別支援教育に関する基礎的な講義を受講した障害児学校教師と小・中学校教師を対象に、「特別支援教育における教員研修の在り方」に関するアンケート調査を実施した。...
LD、ADHDという言葉は、小学校・中学校の教育現場に急速に広まりつつあり、新聞や雑誌等でも取り上げられている。しかし、実際に配慮を要する児童は、ほとんどの場合通常の学級に在籍しており、校内での支援体...
本研究の目的は、学校の組織風土を類型化し、その類型別にみた特別支援教育の推進状態の差異を検討であった。そこで、公立小学校473校を対象に質問紙調査を行い、130校のデータを分析に用いた。その結果、1）...
琉球大学教育学部附属発達支援教育実践センターは「障害児・者の支援・教育に関わる学生・教員の実践力殻成機能の充実と地域の学校や教育行政機関との協働支援を行う地域拠点の構築」と題する中期計画達成プロジェク...
障害児教育における「個別の指導計画」の実践の現状と課題を分析し、この実践を今後推進する上での課題解決の方策を検討した。特に、「個別の指導計画作成の目的を理解すること」「教員の専門性を向上させる研修の重...
共生社会の実現に向け，地域コミュニティーの中で児童生徒を育てることが強く求められている．秋田県内の特別支援学校でも，地域との関わりを重視した教育活動を行う学校が増加してきている．本研究では，特別支援学...
インクルーシブ教育システム構築を促進していくためには、これまでの特別支援教育の推進のための特別支援学校のセンター的役割を一眉充実させなければならない。そのためには域内の小中高等学校の特別支援教育に関す...
本研究では，教員志望学生において大学入学後の特別支援に関する経験，特別支援に対する認知的複雑性，援助要請スタイルが特別な支援を必要とする児童生徒の指導場面時の対処行動に関係する要因を場面想定法を用いた...
特別な教育的ニーズを持つ子ども達のために,生涯に渡って成長や自立を支援する特別支援教育体制の整備が求められている。特に学齢期においては,校内に教育支援体制を確立することが急務の課題となっている。本研究...
トータル支援教室における集団支援の場で実施した支援企画と、その支援企画を授業実践へと還元し交流学習として実施した教育課程の研究授業の題材を整理することで、トータル支援教室の集団支援と教育実践の共通点と...
[出版社版]広汎性発達障害を有する生徒の個別の指導計画の作成と運用をテーマとする一連の中学校校内研修に、特別支援教育巡回相談員として継続的に関与した。情報の効果的活用と関係者聞の知的相互作用の促進を目...
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